大学に設置されている学部の中でも、とくに難関と言われているのが医学部です。
そんな医学部ですが、医師人気の高まりにより、近年では年を追うごとに医学部受験の希望者が増加中。
毎年、激しい受験競争が見られています。
医学部受験の浪人生の中には、「今年こそ、必ず合格する」と意気込んでいる人も少なくないはずです。
そこで今回の記事では、医学部受験の浪人生の人たちに向けて、スケジュールの立て方などを解説していきましょう。
浪人生の勉強のスケジュールの立て方
医学部受験における浪人生向けの正しいスケジュールの立て方には、自分の実力を推し量ることや合格までの距離を知ることなど色々な要素が絡んできます。
こちらの項では、浪人生の場合、どのようにスケジュールを立てていくのがよいのかについて解説していきます。
まずは自分の現在の位置を知る
浪人生のみなさんもご存じのとおり、医学部受験で合格するには高い偏差値を要求されます。
たとえば、2021年度においては国立、私立大学で中堅以上の医学部に合格しようと思った場合、65.0以上の偏差値が求められます。
この65.0という偏差値は、受験生全体の上位5%の人間しか該当しない数値です。
このように難易度を数字であらわすと、医学部受験で勝ち抜くことがどれだけ過酷かが一目瞭然でしょう。
そのため、まずは現状を分析し、自分の実力が上位5%のラインに乗っているかを確認する必要があります。
もし、そのラインに実力が到達していない、到達しそうでないのであれば、勉強スケジュールの軌道修正をした方がよいでしょう。
また、達している人であっても、今一度スケジュールを見直すことで、より効率的に学習が可能になり、今以上に成績が向上するかもしれません。
まずは、現状の把握につとめて、自分の課題や合格のまでの距離感を掴み、よりよいスケジュールを立てましょう。
計画が最重要
医学部受験で成功を収めるためには、スケジュールを設定することが大切です。
受験には「これだけをやっていればOK」という必勝法がないため、怪しげなセミナーや受験本に頼っていては、肝心なことがおざなりになってしまいます。
堅実なスケジュール立てをして、毎日努力を積み重ねることによってのみ、合格の門が開かれるといってもよいでしょう。
そんなスケジュールですが、最初にすべきことは、先ほども触れたように現状把握です。
この段階における最初のステップでは、己の置かれている位置を知り、そして合格までの距離を計りましょう。
そして次のステップでは、綿密なカリキュラムを作成します。
最後のステップでは、決めたスケジュールを実行していきましょう。
こちらの最後のステップに関しては次項にゆずるとして、ここで最も言いたいことはスケジュール立てが最重要であるということです。
船で出港する場合においても、目的地までの距離や方角、食料、燃料などを詳細に定めないと途中で遭難してしまうように、受験勉強においても土台となる方針をしっかり決めておかないと失敗しまうというわけです。
計画を立てたら実行
上でも予告したとおり、ここではスケジュールの実行に関する解説をしていきます。
スケジュールが決まったら、そのスケジュールを毎日、確実に決められた量を実行していきましょう。
「そんなことでいいの?」と思われる人もいるかも知れませんが、このシンプルな行動ができないために、チャンスを逃している人がたくさんいます。
次の春を笑顔で迎えるためにも、愚直な精神を貫き通して学習に徹し、受験競争で勝利しましょう。
浪人生の勉強のポイント
スケジュール立てに関する解説が終了したところで、浪人生が医学部受験の勉強を進めていく際に踏まえておきたいポイントについても見ていきましょう。
ぜひとも押さえておきたいポイントについて、4点ピックアップして紹介していきますので、参考にしてください。
復習にたっぷり時間が使える
浪人生のみなさんもご存じのとおり、浪人中は現役の学生よりも大幅な医学部受験の学習時間を取ることができます。
そのため、授業の予習のみならず、復習に関してもたっぷりと時間が使えるはずです。
特に大きいのは、模試や実力試験の復習の時間を十分に確保できることでしょう。
回答が手元に戻ってきたら、間違えていた箇所を確認し、どうして不正解だったのかをよく考えてみるクセをつけるのも大事なポイントです。
まずは徹底的に基礎力を強化
医学部受験では、基礎力を徹底的に強化することも重要ポイントです。
難問を解くテクニックももちろん大切ですが、まずは基本を覚えていないことには問題の解法を頭に定着させることができません。
できれば、遅くとも夏までには教科書レベルの問題はマスターできるようスケジュールを進め、弱点を徹底的に潰したいところです。
問題演習で実際の試験のレベルに慣れる
問題演習で実際の試験のレベルに慣れていくことも、医学部受験の学習でおさえておきたいポイントの1つでしょう。
基礎学習がある程度済んだら、演習をどんどんこなして自分の長所、短所の把握につとめます。
なにかしら課題が見つかった場合は、その都度基本に立ち返り、自分のスケジュールを見直す作業が必要です。
しっかりスケジュールを振り返る習慣が身につけば、長所をより伸ばし、短所は確実に補えるようになるはずです。
毎日受験科目の全教科をやるのがおすすめ
医学部受験の学習に励んでいる浪人生の方の中には、1つの教科を集中して進めていく方法を取っている人もいるでしょう。
しかし、長期的な視点に立った場合、バランスよく学習していくことが必要です。
なぜなら、短期的な目標に囚われた学習では、時間配分が偏ってしまうことがあるからです。
1週間の学習をトータルで振り返った場合、手をつけていない科目が数多くあるときなどは、覚えたことを忘れてしまっている可能性があります。
これでは、努力も時間もすべてが無駄になってしまいます。
そういったことにならないためにも、医学部受験では毎日、全教科学習するよう心がけましょう。
もちろん、自分の得意、不得意に合わせて学習内容を変えていくことも忘れないでください。
浪人生が陥りがちな勉強の注意点
さて、続いて浪人生が陥りがちな、勉強を進めていくうえでの注意点についても確認していきます。
医学部受験の学習のなかで陥りがちな注意点のなかでも、主だったものを紹介していきましょう。
生活リズムが崩れてしまう
生活リズムが崩れてしまうというのも、医学部受験の学習のなかで陥ってしまいがちな注意点です。
浪人生の場合、深夜の静かな時間帯などにゆっくり学習を進めていった方が、もの覚えがよいと思っている人もいるかも知れません。
しかし深夜帯は、その日に溜まった疲れが噴き出る時間帯でもあるばかりか、脳が記憶を定着させる時間でもあります。
疲れた身体と脳みそにムチを打って勉強に励んだところで、十分な成果を残せるはずもありません。
自由な時間が多い分スケージュールを組むのが難しい
時間が多すぎて持て余してしまい、スケジュールが乱れてしまうことも考えられます。
ここで肝心となるのは、上でも取り上げたスケジュール立てです。
ご自身の状態をよく確認しながらスケージュールを進め、生活リズムが崩れてしまうことのないようにしましょう。
規則正しい生活が効率的な勉強につながる
医学部受験では、規則正しい生活こそが効率的な勉強につながります。
たとえば、十分な睡眠時間を確保できれば、日中のパフォーマンス向上が期待できます。
食事もきちんと摂っていれば、体調管理も万全なものとなりますし、受験当日まで走り切ることだってできるはずです。
規則正しい生活を意識し、医学部受験を乗り切りましょう。
特定の科目だけを集中して勉強し続ける
先ほども触れたように、特定の科目だけを集中して勉強し続けると学習に偏りが生まれ、医学部受験に悪影響が出てしまいます。
学習の偏りはスケジュールの乱れにもつながり、大幅な修正が必要になることも考えられるでしょう。
受験は総合点で決まるのでバランスが大切
言うまでもありませんが、受験は総合点で決まります。
1つだけの能力で受験を突破するのは現実的にほぼ不可能です。
繰り返し申し上げているとおり、医学部受験においては全科目バランスよく学習してください。
休憩を取らずに勉強し続ける
休憩時間を取らずに勉強をし続けてしまうことは、多くの浪人生のみなさんも経験しているのではないでしょうか。
勉強に熱中するあまり気がつけば数時間が経過していた、などということも珍しくないはずです。
しかし、体力に限界があるのと同じく、人間の集中力にも限界があります。
永遠にマラソンを走り続けられるランナーがいないのと同じように、人間誰しも休憩が必要です。
医学部受験の学習では、適切な「給水時間」を設けてください。
集中力には限界がある
どんなに強い意思力を持っていても、いつしか限界が来てしまう集中力。
そんな集中力を絶やさないためには、どういった方法があるのでしょうか。
おすすめなのは、90分間ごとに時間を区切って学習をしていく方法です。
90分間集中した後、10分間の休憩をするというサイクルで学習を進めれば、集中力が持続し、格段に勉強がはかどります。
また、90分間の学習を「15分間×6セット」と捉え、15分ごとに学習進度をチェックしつつ進めていくのも効果的。
15分という短時間の間に、どれくらいの成果を残せたのか確認しながら勉強をすることで、より濃密な学習時間が確保できます。
習慣として継続していくことが大切
学習スケジュールが習慣化していくように、無理のない計画を立てることも大切です。
無理のあるスケジュールは体力のある初期段階こそよかれ、後半になると多くの場合、破綻をきたす危険性を持っています。
ボロボロの体調、精神状態で受かるほど医学部受験は甘くありません。
スケジュールには余裕を持たせて、無理のないよう計画しましょう。
一度決めた計画にこだわりすぎる
スケジュールを実行していく意思力の大切さは、上でもお伝えしたとおりです。
しかし、医学部受験では長期的な視野を持ちながら勉強に励む必要があるため、あまりにも柔軟性が欠けていると、皮肉なことにそれが仇となり得ます。
たとえば、学習進度に後れが出た場合や、模試の結果で思わぬ弱点が判明したときは、当然スケジュールを変更しなればいけません。
スケジュールの見直しをできるだけの対応力がない人間は、淘汰されてしまうでしょう。
しかし、自分の実力を客観的に評価し、臨機応変に今後の指針を立てるのは至難のわざかも知れません。
浪人生といえども、医学部受験の経験値は浅く、間違った判断をすることだってあります。
そんな間違った判断で1年を棒に振ってしまっては、たまったものではないでしょう。
浪人生のなかには、安心してスケジュールを任せられる人を渇望している人もいるはずです。
そんなときにあなたを助けてくれるのが、医学部専門予備校として確かな実績を誇る「京都医塾」です。
京都医塾は医学部に特化した予備校で、毎年たくさんの浪人生を医学部の合格へ導いています。
ここから先は、そんな京都医塾について細かく紹介していきましょう。
医学部合格を本気で目指すなら京都医塾
先ほど予告したとおり、こちらの項では京都医塾の詳細について見ていきましょう。
同塾の学習方法、そして実績について具体例を交えつつ紹介していきます。
一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラム
京都医塾では、受験生の実力に合わせたオーダーメイドカリキュラムを用いて指導しています。
このカリキュラムは「オーダーメイド」という名がついているように、受験生一人ひとりに合わせて作られるのが特徴です。
肝心のスケジュール調整ですが、個々人の学習進度に合わせて柔軟にプログラムが変更されますので、管理面すべてにおいて完全に任せることができます。
生徒一人につき平均13人の講師陣が伴走
京都医塾は、講師陣の手厚いサポートが受けられることでも有名な予備校です。
生徒一人につき、平均13人の講師陣が付き添い受験当日の日まで伴走してくれます。
また、授業以外の疑問点についても常駐の講師がすぐに解消してくれますので、勉強の取りこぼしをすることなく、スケジュールどおりに学習を進められるでしょう。
整体師のケアや専任講師によるカウンセリングも
京都医塾では整体師のケアや、専任講師によるカウンセリングも受けられます。
勉強で凝り固まった身体をリフレッシュして翌日の授業に臨めるだけでなく、精神面のケアも徹底的にしてくれるのは、京都医塾の大きな魅力です。
偏差値40から医学部合格に導く実績
京都医塾には、偏差値40から医学部合格を達成した受験生も多くいます。
これは、学習面だけでなく身体の疲労面、そしてメンタル面のケアや生活リズムの改善指導までしてくれる京都医塾ならではの指導方針のたまものです。
偏差値が伸びずに悩んでいる方でも、京都医塾であればきっと夢を叶えられますので、ぜひ一度お問い合わせください。
まとめ
毎年多くの受験生が詰めかけ、激しい戦いが繰り広げられる医学部受験。
浪人生の方も試験を突破するために、日々の勉強に励んでいることでしょう。
この勉強を進めていくうえで、とりわけ大切なのがスケジュールの管理です。
スケジュールが曖昧なままでは、何を、どれくらい、いつまでに勉強したらよいのか判然とせず中途半端な成果しか残せません。
しかし、スケジュール管理とひと口に言っても、受験の経験が浅い人では具体的にどのようにしたらよいかわからず、途方に暮れてしまっても仕方ありません。
そういったときに大きな助けとなるのが、京都医塾です。
京都医塾であれば、受験生一人ひとりに合わせたオーダーメイドカリキュラムで指導をしてくれますから、スケジュール管理をすべて任せることができます。
また、専任の社員講師が質のよい授業をしてくれるだけでなく、授業以外の時間でも疑問点の解消を徹底的に手伝ってくれます。
高い指導力とスケジュール管理力を誇る京都医塾に任せれば、あなたの夢がきっと叶うはずです。
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