「医学部を受験したいけれども年齢がネックになって、なかなか踏み出せない」
このような思いを抱いている方は、少なからずいます。
たしかに、医学部は国内有数の難関学部ですから、そのように思っても仕方がありません。
しかし、世間には高齢であることをものともせず、見事に合格を果たした方もいます。
今回の記事では、そんな年配の合格者の中でも最高齢の方の例を紹介するとともに、そのほかの高齢合格者についても紹介していきましょう。
きっと、あなたも勇気づけられるはずですので、ぜひ最後までご覧ください。
医学部受験に年齢制限はある?
本題に入る前に、そもそも医学部受験に年齢制限は存在するのかどうかについて確認していきましょう。
医学部の受験を考えていても、年齢制限に引っかかってしまっては元も子もないというものです。
結論から言いますと、幸いなことに医学部受験には年齢に関する制限は設けられていません。
厳密に言うと高校の卒業資格などを持っている必要がありますので、事実上18歳以上となりますが、年配の方に対しては年齢に対する上限はないのです。
詳細は後述しますが、実際に最高齢の方は、かなりの年配であるにもかかわらず見事に医学部合格を勝ち取っています。
また、2018年に起こった医学部の不正入試問題に絡めて国が各医学部に指導を行った結果、年齢を重ねた受験生に対しても寛容な医学部が増加しています。
この事実は年配の受験生にとっては、この上ない追い風となりました。
今後も最高齢の受験生の記録が更新される可能性も、少なくはないでしょう。
【医学部合格】最高齢は何歳?
さて、ここでは本記事の主要なテーマとも言える、最高齢の医学部合格者の話題について触れていきましょう。
国内の医学部における最高齢の合格者は、厚生労働省の調査によると、2002年に熊本大学医学部を卒業した66歳の男性とされています。
66歳で卒業ということは、逆算すると60歳で医学部に合格したことになります。
この男性の偉業が、30代や40代の受験生にも大きな希望を与えたことは、間違いないはずです。
現在、年齢を理由に医学部受験を躊躇っている方は、こういった最高齢合格者の例をよき前例として捉えて、日々の学習により熱心に励んでみてはいかがでしょうか。
その他の高齢合格者の例
続いて、上で紹介した国内の最高齢の医学部合格者の例のほかにも、どのような例があるのかについて紹介していきます。
本項では、最高齢の医学部合格者の例とは別に、年配の合格者のケースを4点取り上げてまとめました。
54歳で医学部合格の元官僚の男性の例
最初に取り上げる年配の医学部合格者の例は、54歳で医学部合格の元官僚の男性の例です。
こちらの男性は、もともと農林水産省の官僚として勤務していたのですが、激務をこなす中で試験突破のための学習を開始して、上記年齢にて見事に医学部合格を勝ち取りました。
医学部合格の最高齢の記録ホルダーの方は60歳とされていますが、この方の54歳の記録も驚異的なものと言えます。
そんな54歳の元官僚男性の勉強方法ですが、まずは朝型の暮らしに切り替えて生活リズムの改善に努めたそうです。
そして、早朝の時間を医学部合格のための勉強に充てて学習量を確保していました。
また、スキマ時間にはボイスレコーダーを活用していたそうです。
ご自身が記憶したい内容をあらかじめ整理してボイスレコーダーに吹き込んでおき、それを散歩中などや休憩中に聞いて学習に生かしていました。
このような努力が実り、ついには難関学部たる医学部合格へと達することができたというわけです。
39歳で医学部合格の女性の例
二番目に取り上げる年配の医学部合格者の例は、39歳で医学部に合格した女性の例です。
こちらの女性は辛い生い立ちを持つ人生でしたが、だからこそ人々を少しでも救いたいという願いを持ち、医学部を志しました。
しかし、理数系の問題がとりわけ苦手で、中学レベルにまでさかのぼって学習に勤しんでいたようです。
また、受験勉強の当時にはお子さんが一人いたそうですが、家事や育児のスキマ時間を有効に活用し、隙あらばテキストを開いて学びを深めていったともされています。
また、予備校も有効活用して講師からの指導を受け、学力を着実に高めてもいきました。
そういった努力の甲斐もあって、上記のとおり39歳で医学部を合格。
実に7回もの浪人を経験していたといいますから、その執念たるや驚くほかありません。
28歳で合格した元ラグビー日本代表の福岡さんの例
三番目に取り上げる年配の医学部合格者の例は、元ラグビー日本代表の福岡さんの例です。
2019年のラグビーワールドカップにおいて日本が大活躍し、ベスト8にまで勝ち上がったことは、みなさんの記憶にも新しい出来事ではないでしょうか。
福岡さんはその勝利の立役者として日本代表を支えた人物です。
そんな福岡さんですが、お父様は歯科医、お爺様は内科医という医師家系のサラブレッドです。
そのため、幼少期からラグビーをするかたわら、医師として活躍する夢も持っていました。
そういったバックボーンを持つ福岡さんですが、転機が訪れたのは新型コロナウィルス(以下、新型コロナ)の流行です。
新型コロナの感染拡大を受けて、医師として活躍する夢の実現に動き出し、ついには順天堂大学医学部の合格をもぎとりました。
順天堂大学医学部というと、国内の医学部の中でも名門中の名門です。
第一線で活躍したアスリートの根性と集中力には、舌を巻いた方も多いはずです。
最高齢の合格者の方も素晴らしい快挙と言えますが、福岡さんの実績も申し分のないものと言えます。
【番外編】71歳でルーマニアの医師免許を取った日本人男性の例
最後に取り上げる年配の医学部合格者の例は、71歳でルーマニアの医師免許を取った日本人男性の例です。
こちらの男性は、もともとは日本の不動産関係の企業で働いていましたが、海外で働きたいという幼少期からの夢を追ってルーマニアに移住したそうです。
移住した当時は医師になるという思いはなかったものの、ルーマニアの知り合いの死がきっかけで医師を目指すようになりました。
そして高齢にして学習をスタートさせたわけですが、岩をも貫く強い信念が実って65歳のときに、ルーマニア国立カロル・ダビラ大学医学部に入学し71歳で卒業しています。
日本国内の最高齢記録とは性質が違うため番外編とさせていただきましたが、この男性の例も年配の受験生に勇気を与えるものとして、とても価値のあるものと言えるでしょう。
年配者が医学部合格を勝ち取るためのポイント
次に、年配者が医学部合格を勝ち取るためのポイントについても見ていきましょう。
どのポイントも夢を実現させるためには非常に有効なものばかりですので、ぜひ参考にしてください。
年齢を重ねていることのメリットを生かす
年齢を重ねた受験生の場合、社会で様々なことを学んでいるはずです。
こういった学びは、現役生や若い浪人生は持ち合わせていません。
そのため、社会で得た経験を面接などでアピールすることができれば面接官からも高評価を得ることができるはずです。
また、経験だけでなく現在有しているスキルも伝えられれば、さらなる高評価も呼び込めるでしょう。
適度な運動を日常に取り入れる
適度な運動は、脳の働きの活発化を促すことがわかっています。
これは、運動をすることによって脳の血流がよくなり、物事を見たり聞いたりする能力が高まるためです。
また、それと同時に、思考系と呼ばれる何かを考える部位も活性化するため、脳全体のパフォーマンスが向上していきます。
年配の受験生は、運動をする機会が年々減ってきているかも知れませんが、軽くでも構いませんので、身体を動かす習慣を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
予備校を利用する
予備校の利用も、年配の受験生が医学部の入学試験を突破するための大きな一助となり得ます。
予備校に入ることで学習のための環境が万全となりますから、一人で勉強に励むよりも比較にならないほどの学びが得られるからです。
また、優れた予備校であれば、勉強のほかにも受験戦略のサポートや、志望理由書の書き方のレクチャーなど細かい点もバックアップしてくれます。
「医学部合格の夢を、どうしても実現させたい」
そんな方は、予備校の門を叩いてみることも考えてみてはいかがでしょうか。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部の受験には年齢制限がないことは、先述のとおりです。
そのため、国内の最高齢の合格者の例と同様、本記事の読者の方々にも等しくチャンスが与えられています。
しかしながら、みなさんもご存じのとおり、医学部は最難関の学部です。
生半可な勉強法、学習量では、合格への道のりは非常に険しいものとなってしまいます。
このことから、受験生の中には優秀な予備校のもとで効率的、かつ濃厚な学びの機会を得たいと検討中の方も多いのではないでしょうか。
そういった方々の大きな後ろ盾なるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は良質な学習環境を武器に、これまでにも目覚ましい合格実績を打ち立ててきた名門の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力について紹介していきましょう。
希望を実現する高度な合格実績
予備校の実力を推し量るうえでの指標の一つとなるのが、その予備校の有している合格実績です。
どんなに学習内容の充実度や講師の能力の有能性をアピールしていても、数字がともなっていなければ意味がありません。
その点、京都医塾では毎年のように高い合格実績を叩き出していることでも有名です。
たとえば、2024年度の医学部の合格実績では一次試験75%、二次試験においては62%もの高い合格の成果を残すに至りました。
また、順天堂大学といった、国内で最高峰に位置する医学部に合格者を輩出するなどの、快挙も成し遂げています。
「本当に志望医学部への合格を勝ち取りたい」
そう願っている方には、合格実績バツグンの京都医塾を強くおすすめします。
学習効率を最大化させる個人専用の学習ブース
医学部の学習は広範囲に渡るため、予習作業のほかにも復習作業が欠かせません。
人間の脳は物事を忘れやすいように出来ていますから、復習作業をないがしろにしていると、たちまち勉強した内容を忘れてしまいます。
そういったことを防ぐために重要なのが、優れた学習環境です。
そのことを熟知している京都医塾では、個人専用の学習ブースを配備して学びの機会の整備を行っています。
当塾へ来ていただければ、非常に上質な環境のもと学習効率を最大化させることができますので、安心してお越しください。
京都医塾の魅力を味わえる「一泊二日医学部合格診断ツアー」
医学部合格を目指すにあたって、様々な予備校をご検討中の方もいるかと思います。
そういった方々への予備校選びの参考としていただくために、京都医塾では、「一泊二日医学部合格診断ツアー」と題して、体験入塾のプログラムをご用意しております。
この体験入塾では、個別学習のカウンセリングや学習の到達度を測るためのアチーブメントテスト、当塾自慢の「完全1対1個人授業」など、盛りだくさんのプログラム、で当塾の魅力を知っていただくことが可能です。
宿泊費や交通費に関しましても全額当塾が負担いたしますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
まとめ
今回の記事では、医学部最高齢の合格者の例やそのほかの高齢合格者の例をピックアップしてまとめてきました。
医学部受験には年齢制限がないため、これから受験する年配の方々にとっても非常に心強い情報であったはずです。
しかし、忘れてはいけないのが、医学部は国内でも最高峰の難関学部だということです。
どんなに学習に真面目に取り組んでいるつもりでも、非効率な勉強法や中途半端な学習量では試験に太刀打ちできません。
このことから受験生の中には、良質な予備校に通い優れた授業を受けたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そういった方々の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾はオリジナルの学習メソッドを武器に、これまでにも数々の合格実績を打ち立ててきた、名門の予備校です。
私たちのもとへおいでいただければ、いくつになっても夢を叶えるためのお手伝いを全力でさせていただきます。
本気で医学部合格を目指している方には、京都医塾こそがうってつけです。
体験授業や実力テスト、カウンセリングなどが受けられる「一泊二日医学部合格診断ツアー」は随時承っております。
交通費・宿泊費ともに全額を当塾が負担いたしますので、この機会にぜひ足を運んでみてください。