医学部を受験しようと考えた時に、私立大学医学部と国公立大学医学部では受験科目が大きく異なってくる、というのはご存知でしょうか。
また、私立と国公立問わずに、筆記試験だけではなく小論文や面接などを行っている大学も多くなってきており、大学によってそれぞれしっかりと対策をしなければ難関の医学部に合格することができません。
そこで今回の記事では、私立大学医学部と国公立大学医学部の受験科目について解説していきます。
受験科目の対策方法についても解説していくので、医学部受験を検討している方や、医学部を目指して勉強している方は参考にしてください。
目次
国公立、私立大学医学部の受験科目について
合格という最高の結果を勝ち取るためには、まず受験科目をしっかりと知っておく必要があります。
そこで国公立と私立大学医学部の受験科目についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
国公立大学医学部の受験科目
国公立大学医学部を受験するにあたって必要な受験科目は以下の通りです。
【大学入学共通テストに必要な科目】
・国語
・外国語
・数学
・地理歴史
・公民
・理科
【二次試験】
・筆記試験
・小論文
・面接
国公立大学医学部では、基本となる国語・数学・外国語はもちろんのことですが、その他にも地歴公民や化学・物理・生物といった科目も必要になってきます。
私立大学医学部の受験科目
ほとんどの私立大学医学部を受験するにあたって必要な受験科目は以下の通りです。
・数学
・英語
・理科2科目
私立大学医学部では、共通テストによる足切りなどはないのですが、その一方でより専門かつ難解な問題が出題されるのが特徴です。
3教科4科目と、理科2科目を受験において必要としているところが多く、大学によってどういった入試になっているのかを事前に確認しておく必要もあるでしょう。
国立は無理でも私立なら、、、、はもう通用しない
国公立大学の医学部は、受験科目も多く難関であるイメージが強いため、科目数の少ない私立大学であれば合格できるのではないかと考えている方も多いかもしれません。
しかしこういった「国立は無理でも私立なら」という考え方は、もう通用しないのが現実です。
近年では医学部の人気から、ほとんどの大学で偏差値が高騰しており、国公立は無理だから私立という消極的な選択肢では、およそ合格することができないでしょう。
以下に文部科学省が発表した過去のデータに基づいて、医学部の偏差値推移をまとめました。
大学名 | 1990年度 偏差値 |
1995年度 偏差値 |
2020年度 偏差値 |
1990年度からの 上昇度 |
慶應義塾大 | 70.0 | 70.0 | 72.5 | 2.5 |
順天堂大 | 55.0 | 62.5 | 70.0 | 15.0 |
昭和大 | 55.0 | 62.5 | 67.5 | 12.5 |
東邦大 | 57.5 | 57.5 | 67.5 | 10.0 |
聖マリアンナ医科大 | 47.5 | 57.5 | 65.0 | 17.5 |
藤田医科大 | 47.5 | 60.0 | 65.0 | 17.5 |
金沢医科大 | 45.0 | 55.0 | 65.0 | 20.0 |
このように有名な大学はもちろんのこと、全国のほとんどの医学部において必要とされる偏差値が高くなっており、偏差値60を下回る医学部はほとんどありません。
子供を医学部に行かせたい親御さんは、自分が受験生だった時のイメージで、私立大学の医学部なら合格できるのではないかと考える方も多いです。
しかし、私立大学であっても難関になっている以上、医学部に合格するためには、1年間を通じてしっかりとした対策と勉強をすることが必要になってきます。
医学部受験の科目対策について
医学部は国公立・私立を問わずに、合格するにはしっかりとした対策が必要です。
医学部にどうしても合格したい人にとっては、~メソッドや〜合格論といった目を引くものにつられてしまいがちですが、こういったものはあまりおすすめできません。
結局はしっかりと基礎や基本を積み重ねて勉強をした受験生が、医学部合格という目標を達成することができるのです。
そこで医学部受験の科目対策について、以下で詳しく見ていきましょう。
合格の前提として全教科高得点が必要
医学部に合格する前提として、まずは全教科高得点が必要となってきます。
どの医学部でも、合格ボーダーが8割を超えることは珍しくなく、全ての教科で満遍なく高得点が取れるように仕上げることが、合格への近道です。
また、一つでも弱点科目を作ってしまうと、他の科目で補う必要が出てきてしまい、合格の確率が著しく下がってしまいます。
当日、得意科目で得点を稼ぐことができるという保証はないため、できるだけ苦手な科目や弱点のある科目は作らずに、対策をすることが重要です。
合否を分ける第一歩は基礎力
どうしても医学部に合格したい人にとって、特殊なメソッドや解き方というのは、とても魅力的に感じられるものです。
しかしこういったものは、ほとんどが特定の問題などにしか通用せずに、過度に信頼するのは危険と言えるでしょう。
やはり合否を分ける第一歩は基礎力であり、受験の現場でどんな問題が出たとしても、基礎・基本から地道に考えることができる力というのが必要になります。
英語・数学に一番力を入れるべきか
医学部受験をするにあたって、よく耳にすることが主要科目を早めに仕上げるということです。
医学部における主要科目は、英語・数学の2科目のことを指します。
この中でも英語と数学は、国公立と私立を問わずに必ず出題される科目であり、これを早めに仕上げることができれば、医学部受験においてかなりのアドバンテージを得ることができるでしょう。
また英語と数学については、ほとんどの受験生が長い時間をかけて勉強してくることもあり、出題される問題もレベルの高い知識を要求されることが多いため、できるだけ力を入れて勉強したい科目です。
しかし、英語と数学に時間をかけすぎて、他の科目の勉強がおろそかになってしまったら意味がないので、あくまでもバランスを意識しながら対策を行っていきましょう。
理科の重要性、生物か物理か
医学部受験においては理科科目もかなりの重要度を誇っています。
特に受験科目を生物か物理どちらにするか迷っているという方も多いのではないでしょうか。
生物は、理系科目の中でも比較的文系色が強いといえる科目です。
一方で物理は、ひらめきなどを要求されることも多いため、少しだけセンスが必要な科目といっても良いかもしれません。
もちろん受験対策を通じて、しっかりとした問題演習や過去問対策を行うことにより、センスなど関係なく合格点に達することも可能なので安心してください。
そのため生物と物理どちらにするのか迷っている方は、どちらを選んでも不利ということはないため、不安を感じることなく科目を選んでも大丈夫です。
国語は受験勉強の共通言語
理系の人にとって国語は軽視しがちな科目ですが、それは受験対策上あまり良いとは言えません。
なぜならあらゆる科目を通じて、国語という言語能力は必ず必要になってくるものであり、むしろ国語の力が高い受験生ほど、問題や設問を正確に読み取り、未知の設問に対して間違うことなく対応することができます。
国語は受験勉強の共通言語であり、おろそかにすることなく日常的に勉強するのがおすすめです。
京都医塾は生徒一人ひとりのプランニングで合格まで導く
ここまで紹介してきたように医学部という最難関の壁を越えるためには、地道な受験対策と毎日の勉強が重要になってきます。
そこで今回ご紹介したいのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、2020年度の高卒医学部医学科の一次合格率73%、さらに二次合格率58%を誇る、医学部受験に特化した予備校です。
京都医塾では、生徒一人ひとりに対してオーダーメイドのカリキュラムを作成し、適切なプランニングを行っているため、合格に限りなく近づくことが可能です。
合格までの距離を知る
京都医塾では生徒一人に対して、13人もの専門の社員講師が指導にあたります。
それぞれの講師が受験指導のプロフェッショナルであり、受験生の苦手な科目や得意科目がどれなのか、合格までどのくらいの距離があるのかを正確に分析することが可能です。
京都医塾では、入塾テストなどを一切行っていません。
入塾時には偏差値40の生徒でも、プロの指導で医学部合格へと導くことができます。
勉強が得意でない生徒に対しても、ひとつの教科・科目がどれくらいできているのか、何が理解していないのかということを明確にすることができるため、安心して1年間を過ごすことができるでしょう。
カリキュラムを作成する
京都医塾では、生徒一人ひとりに対してオーダーメイドのカリキュラムを作成することによって、1年間を最高の効率で勉強することを可能にしています。
大手予備校では、定められたカリキュラムを講師がこなしていくという授業スタイルになっているため、前提を理解していない生徒では授業についていくことができず、実力を養うことはできません。
しかし、京都医塾のオーダーメイドカリキュラムでは、どのような生徒であっても最適の勉強を継続できるため、分からないことを分からないまま進めていくということなく不安を感じずに受験対策をすることが可能です。
プランを実行する
京都医塾に通う生徒はオーダーメイドカリキュラムに基づいた勉強を毎日行なっていくことになります。
しかし、受験生も人間です。
理解度の早い科目もあれば、うまく理解できずに伸び悩む科目も出てくるでしょう。
大手の予備校などでは、理解できずに伸び悩んでいる科目であっても、毎日授業が進んでいき、取り残されてしまうという危険があります。
しかし京都医塾では、カリキュラムの進捗具合によって、13人の専属講師がサポートをしてくれるため、適宜修正を加えながら勉強をすることが可能です。
遅れてしまっている科目のフォローを優先しつつ、授業の進行を調整していくということも可能なため、苦手な科目が生じてしまうということはなく、すべての科目を万遍なくマスターすることができます。
特に受験生にとっては、科目の進捗具合によってカリキュラムを調整してくれるというサポートはかなり嬉しいものでしょう。
これによって不安を感じることなく受験対策ができるため精神衛生上も助かること間違いありません。
まとめ
今回は私立大学医学部、国公立大学医学部の受験科目について詳しく解説してきました。
近年の医学部人気によって、医学部は私立・国公立問わずにしっかりとした受験対策が必要になってきます。
そのため国公立がだめなら私立という安易な考えでは、合格を勝ち取ることはできないでしょう。
医学部合格という難しい目標を達成するためには、1年間を通して最適な受験対策を行う必要があります。
京都医塾では、受験生のため整えられた環境はもちろんのこと、合格するための様々なサポートが用意されており、医学部受験生にとっては必見の予備校といえるでしょう。
特に毎日自分に必要な勉強をすることができるオーダーメイドカリキュラムは、医学部合格という難関を突破するためには必要不可欠のサポートです。
苦手科目を作ることなく、毎日最適の受験対策を行えるということは、受験において一番重要な点といえます。
医学部にどうしても合格したい、1年間悔いのない勉強をして医学部に受かりたい、こういった気持ちを抱えている方は、是非一度京都医塾に相談してみてはいかがでしょうか。
あなたに最適のオーダーメイドカリキュラムと、充実した講師陣が合格までしっかりとサポートしてくれますよ。