浪人生というと、大学に落ちてしまい1年間予備校で勉強しているという少しマイナスなイメージがある人も多いかもしれません。
しかし、近年では浪人生もそこまで珍しいものではなくなっており、どうしても志望校に受かりたい人や、納得いかずに浪人をして合格を目指すという人は多くいます。
特に医学部受験においては、狭き門をくぐりぬけるために何年も勉強を頑張っているという人が多くいます。
しかし、いざ浪人生になって医学部受験をしようと考えている人にとっては、浪人生が不利なのではないかと不安になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、医学部受験において浪人生がどのくらいいるのか、浪人生におすすめの予備校はどこなのかについて詳しく解説していきます。
目次
医学部受験において浪人は普通?
文部科学省が発表している「学校基本調査」によると、令和元年度における大学入学者数の浪人生の割合は「22.4%」となっています。
つまり現役大学生の5人に1人以上は、浪人生の経験を経てから大学に入学している計算になるのです。
また難関といわれている大学や学部によっては、著しく浪人生の割合が高くなる場合もあります。
なぜなら、浪人してでもその大学や学部に入学したいという人が多いためです。
そのため特に難関だといわれている医学部受験では、浪人生というのは普通で当たり前のものといえます。
そこで医学部受験においてどのくらい浪人生がいるのか、どういった種類の浪人生が存在しているのか詳しく見ていきます。
医学部志望者に浪人生は多い
難関である医学部は、昔から人気も高いため浪人してでも入学したいという人が毎年一定数いるのが特徴です。
浪人したとしても、入学後に医師免許を獲得することができれば、その後仕事に困ることはなく安定した生活を見通すことができるのも一つの理由かもしれません。
文部科学省が行った医学部医学科の入学者選抜試験における調査によると、19歳以上の人たちが合格した割合は毎年約50~60%以上となっており、約2人に1人が浪人生だということがわかります。
こういったデータなどをみて、医学部志望者に浪人生はとても多いということが実感できるのではないでしょうか。
浪人にもいくつか種類がある
一口に浪人といってもいくつか種類があるのはご存知でしょうか。
そこで種類や特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
予備校浪人
予備校浪人というのは、浪人生では典型的なパターンで、予備校に通いながら大学合格を目指す人のことを指します。
1年間を通じて定められたカリキュラムの中で、しっかりと勉強を行い受験に対する対策を行っているため、以下で紹介する浪人の種類の中でも合格率が高いのが特徴です。
また予備校生という括りになるので、学割などが使えるのも予備校浪人のメリットといえるでしょう。
予備校浪人のデメリットとしては、入学金や授業代など高額な費用がかかってしまうことが挙げられます。
仮面浪人
仮面浪人とは、大学に通いながらも他の大学の合格を目指して受験勉強を行う人のことを指します。
仮面浪人のメリットとしては、大学に通いながら受験対策を行っているため、仮に受験に失敗しても単位を落とさなければ4年間で卒業することが可能です。
一方でデメリットとしては、やはり大学に通いながら受験対策を行うことになるため、両立が難しくどちらも失敗してしまうという可能性があることです。
また周りの大学生の友人が大学生活を謳歌しているのを見ながら、受験対策をするというのはモチベーションの面でもかなりしんどいものがあります。
大学の授業料も必要になるため、浪人の中で一番費用がかかるのが仮面浪人の大きなデメリットです。
自宅浪人
自宅浪人は、大学や予備校に通うことなく家で参考書やアプリなどで勉強をする人のことを指します。
メリットとしては自宅で勉強するだけなのであまりお金がかからないということです。
一方で、自宅でたった一人きりで勉強をする必要があるため、スケジュール管理やモチベーション維持などが非常に難しく、相談する相手もなかなか見つけられないのは自宅浪人の難しい点になります。
浪人の種類・特徴とメリット・デメリットを以下にまとめたので、こちらも合わせて参考にしてください。
メリット | デメリット | |
予備校浪人 | ・1年間を通じて規則正しいカリキュラムのもと受験対策ができる ・最新の受験情報が手に入る |
・入学金や授業料など高額な費用がかかる |
仮面浪人 | ・単位を落とさなければ4年で卒業できる ・落ちても居場所がある |
・大学の勉強と両立が難しい ・モチベーション維持が難しい ・大学の授業料がかかる |
自宅浪人 | ・お金がかからない ・自分のペースで勉強できる |
・モチベーションやスケジュール管理を一人で行わなければいけない ・相談相手もいない |
大学によって浪人生の割合は異なる
大学によって浪人生の割合が異なってくる場合もあるので注意が必要です。
厚生労働省が発表した「医学部医学科の入学者選抜における公正確保などに係る調査」によると、大学によって浪人生の割合が変わってくるようです。
例えば獨協大学や東海大学は、現役生の割合が20%前後となっており、浪人生の割合がかなり高いことがわかります。
一方で、東京大学や慶應義塾大学の医学部は、現役生の割合がそれぞれ70%と50%以上となっており、現役生の人数が多いことがわかります。
もっとも年度によって浪人生の割合も変わってくるため、上記のデータで発表されている数値はあくまでも目安と考えた方が良いでしょう。
浪人するメリット
ここまで医学部など難関大学や学部を受ける際、浪人することは普通であることを紹介してきました。
そこでここからは浪人するメリットについて詳しく見ていきましょう。
豊富な勉強時間を確保できる
浪人生として1年間大学合格に向けて勉強するということは、現役生の時と比べても豊富な勉強時間を確保することができます。
高校生活では、毎日たくさんの授業や部活、委員会の活動など、やらなければいけないことが多かったかもしれませんが、浪人生になれば勉強時間をしっかりと取って受験の対策をすることが可能です。
高校生の時は忙しくて勉強する時間を取れなかったという人でも、浪人生であればかなりの勉強時間を確保することができるので、悔いを残さない1年間を過ごすことができますよ。
現役で挑戦した大学よりも、レベルの高い大学に再チャレンジすることができる
上記でも紹介したように、浪人生になれば年間を通じてかなりの勉強時間を確保することができます。
そのため、現役の時は諦めていたレベルの高い大学に再チャレンジすることができるというのは、浪人生における最大のメリットです。
1年間を通じてかなりの時間を受験対策に費やすことができるので、憧れていた大学に入学するという夢も叶えることができるかもしれません。
仮に医学部を受験する場合であったとしても、浪人するということはより高いレベルの大学に近づくことができるチャンスが待っているため、不利になることはないでしょう。
むしろ浪人をすることによって、医学部という狭き門を突破できる実力をつける可能性が高まり、夢の医者に近づくことができるかもしれません。
浪人するデメリット
浪人というのはメリットだけではなくデメリットもあります。
浪人することのデメリットをあらかじめしっかりと抑えて、浪人生活を充実させられるように準備をしておきましょう。
友人との交流で時間を取られてしまうことがある
浪人生にとって一番の大敵は、時間があることに油断して遊んでしまうということです。
友人などは大学に通い始めたり、同じ予備校で勉強をし始めたりすると思います。
息抜き程度に遊んだりするのは問題ありませんが、毎日遊び呆けてしまっては、1年後の受験は必ずといって良いほど失敗してしまうでしょう。
時には心を鬼にして仲の良い友人の誘いなども断り、勉強することこそが浪人生活を成功に導くポイントです。
自分が正しい選択をしているか、合格できるか不安になる
浪人生にとって一番気がかりなことは、自分が毎日正しい選択をしているか、合格できるか不安になるということです。
一人で受験という大きな壁に立ち向かうのは精神的にも大きく負担がかかることは間違いありません。
サポートが必要と考えるのであれば、医学部専門予備校を検討してみてはいかがでしょう。
医学部受験のプロに毎日マンツーマンで指導してもらい、高い目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら勉強をする医学部専門予備校は特におすすめです。
医学部専門予備校は、受験生のサポート体制が整えられており、充実したカリキュラムと指導により濃密な1年間を過ごすことが可能です。
受けることができる指導と環境によって、浪人生の1年間は大きく変わってくるため、浪人生活を送る予備校を選ぶ際には、後悔しない選択をしてください。
浪人生向け医学部専門予備校
浪人生向け医学部専門予備校である「京都医塾」という予備校はご存知でしょうか。
京都医塾は医学部に合格するための環境が整えられており、入学時に優秀ではなくても医学部に合格することができる優れた予備校です。
•医療関係者が推奨する医学部専門予備校No.1
•保護者が選ぶ通わせたい医学部専門予備校No.1
•保護者が選ぶ講師の実績が信頼できる医学部専門予備校No.1
このように各方面から高い評価を受けているのが京都医塾であり、医学部合格を目指す浪人生の方には最適の予備校といって良いでしょう。
京都医塾とは
京都医塾とは、医学部専門の予備校であり、医学部に合格するための様々なサポート体制が整えられている予備校です。
一人ひとりに対してオーダーメイドのカリキュラムを作成し、進捗に合わせて修正しながら、受験当日に最大のパフォーマンスを出せるように、毎日を過ごすことができます。
また、一人に対して13人の社員講師がつくことによって、あらゆる科目に対する些細な疑問であっても、納得して理解することができるまで細かくサポートすることが可能となっているのも大きな特徴です。
さらに、一人ひとりに対して自習スペースが用意されていたり、常駐している講師がいるためいつでも気になったところを質問できたりするなど、勉強環境も最高のものが用意されています。
浪人生が崩しがちな生活リズムを整えるためにも、毎朝の出席確認や保護者に対する通知なども行なっているので、安心して通わせることができるでしょう。
このように京都医塾では、大学受験において最難関とも言われている医学部を合格するための環境が完璧に整えられており、浪人生が一年間通い勉強することによって、志望校合格という目標に限りなく近づくことができます。
まとめ
今回は大学受験において浪人生がどのくらいいるのか、浪人することによるメリット・デメリットなどはどのようなものがあるかについて詳しく解説してきました。
浪人というのは、1年という長い時間志望校合格という目標に向けて勉強をし続けなければいけないため、かなりの忍耐力や継続力が必要です。
医学部という難関学部に合格するためには、一人で勉強し続けるというやり方では、モチベーションや受験対策的にも限界が来る可能性が高いでしょう。
環境やカリキュラムがしっかりと整えられており、受験生のサポート体制がしっかりとしている医学部専門予備校の京都医塾であれば、勉強するのが苦手な人であっても医学部合格という目標を達成することができます。
浪人するにあたって、一年間勉強することができるのか、自分のやり方が間違っているのではないかと不安になっている人は、京都医塾に一度相談してみてはいかがでしょうか。