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夜型の勉強は良くない?向いている人の特徴やスケジュール、注意点を解説

夜型の勉強は良くない?向いている人の特徴やスケジュール、注意点を解説

勉強は朝に集中できる人もいれば、夜に集中できる人もいます。

ただ一般的に朝型の方が健康的なイメージがあり、「夜型に変えるとデメリットがあるのかな」と不安を覚えることがあるかもしれません。

今回の記事では夜型の勉強は良くないのかを中心に、向いている人の特徴や注意点、朝型のメリットデメリットとの比較などについてまとめました。

勉強を夜型に変えたい方や夜の方が勉強できる方は、ぜひご一読ください。

夜に勉強するのは良くない?朝型になるのが難しい理由

勉強 夜型

朝に勉強する方が健康的なイメージがあり褒められがちですが、夜に勉強することが良くない訳ではありません。

自分の生活リズムやスケジュールに合う勉強時間を把握して、計画的に学ぶことが大切なのです。

自分に合う勉強リズムが把握できると、より集中できる時間が増えるでしょう。

多くの人が朝型になるのが難しい理由は、人間は1日約25時間で体内時計が回っていることが理由です。

つまり昨日よりも1時間遅くまで勉強している方が、体が楽だといえるでしょう。

生活リズムが、少しずつ後ろにずれるようになっているのです。(出典:文部科学省|生活リズムの確立と睡眠

勉強は朝型と夜型のどっちがいい?

勉強は朝型と夜型のどっちがいいということはなく、それぞれにメリットデメリットが存在します。

以下の表がその一例です。

メリットデメリット
朝型頭が冴える睡眠時間が減る
夜型静かな環境で勉強ができる生活リズムが崩れる

ここからは上記の表で紹介した朝型・夜型のメリットデメリットについて、それぞれ詳しく解説します。

朝型のメリット:頭が冴える

充分睡眠が取れた朝に勉強すると、脳が働きやすいです。

脳を充分休ませて、回復した状態から勉強を始めることができるからです。

また朝型は日光を浴びることで、セロトニンの分泌を促進できます。

セロトニンは精神の安定や平常心を保つことにもつながるので、健康的な心で前向きに勉強することにつながるでしょう。

朝は頭の回転がよいことが多く、難しい問題を解くのに適しています。

朝型のデメリット:睡眠時間が減る

朝型の生活で睡眠時間が減ってしまう可能性があります。

早起きして勉強するとなると、無理やり体を起こす日があるかもしれません。

もし前日の夜に予定があったとしても、朝型だからと無理して起きることもあるでしょう。

ただ睡眠からは脳の疲れを取り記憶の整理をしたり、体の疲れを取ったりする効果が期待できます。

朝型の場合は、自分の脳が活発に働くように睡眠時間を確保したいものです。

一方で夜型は、起きる時間を指定することが少なく、勉強は夜に集中するという考え方になります。

夜型のメリット:静かな環境で勉強ができる

夜型のメリットは、静かな環境で勉強できることです。

家族が寝ている時間であれば、自宅が静かで勉強に集中しやすいです。

また夜中だと友達からの連絡やSNSの更新が少なくなりやすく、スマートフォンの誘惑が少ないでしょう。

気を散らすことなく、勉強だけに没頭できる方が多いといえるでしょう。

また、夜型は勉強時間を増やしやすい点も魅力で、睡眠を削れば長く勉強することが可能です。

キリの良い所まで終えてしまいたい、集中できるうちに勉強しておこうなど臨機応変に勉強時間を調整できます。

夜型のデメリット:生活リズムが崩れる

夜型で勉強すると生活リズムが崩れてしまう懸念があります。

模試や入試は朝から行われることがほとんどです。

朝型で勉強する方が、本番に向けてリズムを整えることができるでしょう。

習慣によって朝起きられない体になってしまうと、体調不良やパフォーマンスの悪化につながる可能性があります。

夜型の勉強に向いている人の特徴

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夜型の勉強に向いている人の特徴は、以下が一例です。

  • 夕方から頭が冴える感覚がある
  • 静かな環境で勉強したい
  • いざという時は朝型に戻せる

夕方以降に頭が冴える感覚があると、夜に勉強する方が集中力できる可能性があります。

一度夜に勉強してみて、頭が良く働いているのか集中力が持続するのか、体感してみると良いかもしれません。

また、夜は物音がなく勉強だけに集中できる環境といえます。

朝早起きしても静かな時間が確保できますが、夜と比べるとその時間は少ないといえるでしょう。

そして入試は朝に実施されることがほとんどのため、いざという時に朝型に戻せることも大切な特徴です。

夜型の勉強スケジュールにおすすめの時間帯

夜型の勉強スケジュールにおすすめの時間帯は決まっておらず、人によって大きく異なります。

体のリズムや集中できる時間は、個人によって違うからです。

一度朝型と夜型のスケジュールを試してみて、集中して学べる方を選ぶと良いかもしれません。

体内時計を整える規則正しい生活は、土日も含めて実践しましょう。

週末だけ起床時間や就寝時間を変えると、週明けに眠気に襲われることになりかねません。

どんな時も充分な睡眠時間を確保することが大切です。

受験は長期戦なので体調管理が不可欠となります。

夜型で勉強する際の注意点

勉強 夜型

夜型で勉強する場合、やり方によっては、集中力がなくなったり大事な試験の日にパフォーマンスを発揮できなかったりする可能性があります。

そういった事態を避けるために、ここからは夜型で勉強する際の注意点を紹介していきます。

模試前や入試前には朝型に戻す

普段夜型で勉強していても、模試前や入試前には朝型に戻しましょう。

前日まで夜型で勉強していて、急に朝型に戻すことはできません。

いつも勉強している時間に寝付くことができず、朝起きても頭の回転がよくない可能性があります。

模試や入試までに朝型に戻すには、3週間程度前から早寝早起きを始めましょう。

最初は理想の時間に寝付けなくても、徐々にリズムが整っていきます。

試験にあわせて勉強のリズムを整えて、本番に集中力や直観力を発揮しましょう。

スマートフォンは控えめに

夜型で勉強する場合、スマートフォンを触るのは控えましょう。

人の気配が少ない夜型は、無意識に長時間スマートフォンを触ってしまうことがあるかもしれません。

適度に人の目や緊張感がないと、勉強に集中できない人は要注意です。

また、夜ベッドに入ってからスマートフォンを触る習慣になっている方も注意が必要です。

スマートフォンをベッドの横に置かないなどの対策を試してみると良いでしょう。

勉強時間にあわせたスケジュール管理を行う

勉強時間に合う内容を考慮してスケジュールを組むと、効果的に学べます。

例えば起床後2〜3時間は、脳のゴールデンタイムと言われ、脳が最も元気に動く時間帯とされています。

その時間に難易度の高い問題に取り組むと集中力が上がります。

また、脳の記憶に関わる「海馬」は寝ている間に情報や記憶を整理しているため、睡眠によって記憶を定着してくれます。(出典:睡眠と記憶に関する近年の知見

こういった効果的に学べる時間を把握しつつ、自分の体内時計とあわせてスケジュールを組むと効率的に勉強できます。

こまめに休憩を取る

夜型で集中力アップを狙うには、こまめに休憩を取ることが大切です。

夜は脳が疲れていることが多く、集中力が続かないこともしばしば。

定期的に休憩を挟み、脳がこれ以上疲れないようにしましょう。

ポモドーロテクニックを活用すれば、計画的に休憩を取ることができます。

ポモドーロテクニックは「25分の勉強時間」と「5分の休憩時間」を繰り返して時間を管理します。

勉強時間が決まっていることで、集中力アップが期待できます。

また、休憩時間に目を瞑るとより休息の効果が得られます。

医学部合格を目指すなら京都医塾へ

勉強は朝型や夜型以外にも、自分に合う環境を見つけることが大切です。

医学部や難関大学の合格を目指す予備校「京都医塾」では、オーダーメイドカリキュラムを提供しています。

レベル別の集団授業と完全1対1の個人授業の両方を組み合わせて学んだり、苦手分野を追加で学んだりすることができます。

また、社員講師が常駐しているため、すぐに質問できる環境です。

分からないことは1つずつ速やかに解決できるので、着実に学習のレベルを上げられます。

疑問や不安を残さずに勉強が続けられます。

難関医学部にも対応!独自のチーム指導

京都医塾では生徒1人に対して13名の講師がチームになって指導を行っています。

講師陣は常に情報を共有しているので、指導方針の統一や科目間のバランスが成立しています。

医学部や難関大学の合格に向けて、計画的な学習が実現するでしょう。

京都医塾の授業では、前回の授業の復習テストを毎回実施しています。

知識の定着度合いをはかることで、授業外のフォローや再テスト、課題指導などに取り組み、成績向上のために徹底した指導を行います。

他にも完全1対1の個人指導の導入、レベル別の少人数制の集団授業の導入など誰も取り残されない予備校といえるかもしれません。

数々の合格者を輩出!驚きの実績

京都医塾は医学部や難関大学の合格実績が豊富です。

2024年度の高卒生の医学部医学科の合格率は、最終合格が79名中49名で、62%の受験生が合格を勝ち取っています。

このデータ以外に、偏差値30台から1名が医学部に進学しています。

また、2024年度に合格実績がある医学部大学は、国公立大学は京都大学や京都府立医科大学、滋賀医科大学などが一例です。

また私立大学は岩手医科大学や近畿大学、久留米大学など全国各地の大学があがっています。

京都医塾では毎年数多くの合格者を安定して輩出しています。

遠方からでも安心!学寮をしっかり完備

京都医塾では学寮を完備しています。

校舎は「学生の街」と言われる京都に2校のみですが、関東や九州をはじめ遠方出身の受験生も学寮から通っています。

学寮は校舎まで徒歩5分の距離にある上に、家具家電を完備しています。

安心して勉強に集中できる環境です。

また学寮の魅力は、規則正しい生活が送れることです。

原則6時に起き0時には就寝するルールなので、強制的に朝型の生活を送ります。

加えて栄養バランスの取れた食事を提供するので、健康を維持しながら勉強に取り組めます。

まとめ

勉強 夜型

夜型で勉強するのはよくないことではありません。

自分の体内時計や生活リズム、性格などに合わせて朝型か夜型を決めると、集中力アップに効果を発揮します。

さらに朝は難易度が高い問題を解き、夜は暗記に取り組むことでより学習効果が得られます。

色々と試してみて自分に合った学習リズムを把握すると良いでしょう。

京都医塾には1人に1つ用意している個人ブースがあり、自分だけの勉強部屋として活用できます。

また授業を効率化させる「ICT授業」を導入していて、1人1台のタブレットを用いて、テキストの閲覧や課題の提出も可能です。

興味が湧いた方は、お気軽にご相談ください。