近年、若者の完璧主義者が増加しています。
そういった中で、勉強に関して「完璧主義なのがつらい」と悩んでいる方はいませんか。
ただ完璧主義な性格は勉強における強みにもつながるため、良い所は伸ばしつつ効果的に学習したいものです。
今回の記事では勉強における完璧主義において、つらい理由や手放す方法を解説します。
「完璧主義を手放したい」「完璧主義になりすぎない勉強方法が知りたい」と考える方に参考になる記事なので、よろしければ参考にしてください。
若者の完璧主義者は増加している

人格心理学者のトーマス・カランとアンドリュー・ヒルによる研究では、若者の完璧主義者は増加していると言われています。
1989年から2016年の間、アメリカ、カナダ、イギリスの大学生合計4万人に調査を実施しました。その結果、2016年時点で大学生の完璧主義者が激増していることが明らかになりました。
完璧でありたいと考える若者が増えている昨今、完璧主義に悩む受験生がいることは当然といえます。
まずはそんな自分を少しだけでも受け入れることから始めてみてください。
勉強で完璧主義なのがつらい理由
完璧主義を手放す方法を考える前に、まずはつらい理由を確認した上でそこにアプローチしたいものです。
ここからは勉強で完璧主義なのがつらい理由を3つ取り上げて紹介します。
自分に当てはまる理由があるのか確認しましょう。
テキストを順序通り理解しないと次に進めない
テキストを順序通りに理解しないと、次に進めない性格の方がいます。
こういった場合、わからない箇所や苦手な箇所が出てくると手が止まってしまい、そのまま勉強に対するモチベーションが下がっている可能性があります。
完璧主義の性格であると、テキストを最初から完璧に覚えようとする傾向にあります。
もしわからない箇所が出てくると学習スピードが落ち、自己否定に陥ってしまうこともしばしば。
結果的に勉強を辞めてしまい、1番良くない結果につながってしまいます。
時間と労力を無駄にしてしまう
勉強で完璧主義だと、時間や労力を無駄にしてしまう懸念があります。
完璧を目指すあまり、時間や労力の配分に悩むことが多くなりがちです。
一つひとつに対して丁寧に取り組むと、「重要なことが後回しになる」「力を注ぐべき所に労力を割けない」といったリスクがあります。
また何事にも全力で取り組む完璧主義者は、体力的にも精神的にも疲れやすいです。
1箇所ずつに時間がかかってしまう結果、睡眠時間が減ってしまう可能性があります。
精神的に病んでしまう
完璧主義の性格であると、精神的に病んでしまう危険性があります。
完璧主義者は自分に厳しい性格であることが特徴で、自分に厳しくなりすぎて負担を感じる人も多いからです。
さらに完璧主義者は勉強に対して順序通り丁寧に進める傾向にあり、人よりも時間がかかってしまいます。
多くの時間を捻出するために睡眠時間を減らし、ネガティブな気持ちが増幅してしまう懸念があります。
勉強で完璧主義な人の強み・メリット

勉強で完璧主義なのはつらいだけではなく、強みとして活かせる部分はたくさんあります。
その強みを把握してうまく活かせると、効果的に勉強が進みます。
ここからは勉強で完璧主義な人の強み・メリットを3つ解説します。
最後まで粘り強く学び切れる
完璧主義の性格であれば、最後まで粘り強く学び切ることができます。
完璧主義者はやると決めたら手を抜かずに取り組む性質があり、その気持ちの強さが魅力です。
勉強に関しては、すべての知識を暗記したりわからない箇所に納得するまで取り組んだりするタイプで、勉強に全力を注ぎます。
粘り強く学ぶためには苦労する面も多いですが、志望校合格を達成できるポテンシャルがあります。
向上心があり高い成果を出せる
完璧主義者は向上心があり、高い成果を出せる傾向にあります。
理想が高い完璧主義者は、目標設定も高めです。
「100点を取る」という目標に対して、継続して努力できる方が多いです。
向上心が高く手を抜かない特徴があり、高い成果にもつながりやすくなります。
高い志望校を設定して、目標のために身を削りながら努力ができる方が多いです。
テスト勉強が得意である
完璧主義者の強みは、テスト勉強が得意なことです。
完璧主義者は細部まで理解しようとする傾向があるため、結果的に暗記量が増えやすい傾向があります。
また、小テストや定期テストは、範囲が決まっている上にその範囲は狭いことから、対策が取りやすいことが特徴です。
「目の前のテストで良い成績を残す」という目標に対して、抜かりなく勉強に取り組めます。
勉強で完璧主義を手放す方法

ここからは勉強で完璧主義を手放す方法を5つ紹介します。
自分が実践できる方法があるか確認してみてください。
完了主義を目指す
勉強に関して完璧主義に悩んでいる方は、「完了主義」を目指しましょう。
そもそも完了主義とは、60〜80点を目指して多くの事をこなす考え方を指しています。
1箇所ずつ完璧になるまで勉強するよりも、60〜80点の結果を目指して繰り返し勉強する方が知識が定着する可能性があります。
最初からテキストを完璧に読み込もうとすると、わからない箇所が多すぎて多くの時間を消費してしまいます。
完璧主義の性質がある方は、最初から勉強に質を求めないことを理解しておくことが大切です。
一定時間が過ぎたら解答を見る
完璧主義で悩む方は「一定時間が過ぎたら回答を見る」というルールを決めましょう。
例え多くの時間をかけても、わからない問題があるからです。
5〜10分以上考えたときであっても1時間考えたときであっても、正答率は大きく変わりません。
それよりも一旦不正解を出した後、自力で問題が解けるようになるまで復習することが大切です。
じっと考えている時間で疲労が溜まってしまうと、その労力がもったいないです。
なるべく効果的な方法で勉強を進めたいものです。
テキストを絞って勉強する
完璧主義の性格を持つ方は、テキストを絞って学ぶことを意識しましょう。
完璧主義者は全ての内容を網羅したい気持ちから、色々な参考書に手を出してしまいがちです。
しかしたくさんの参考書を利用すると、どれもしっかり学ぶことができず記憶が残らない懸念があります。
まずは1冊を仕上げることを目標にして、勉強に取り組むことが大切です。
1冊を完璧に習得できたときには、やり切った自分に自信が持てるかもしれません。
意識的に休憩を挟む
長く勉強を続けるときは、意識的に休憩を挟みましょう。
「休憩時間も惜しい」と考え、長時間ぶっ通しで勉強していると、疲労が溜まりやすいからです。
計画的に休憩時間を挟むことで、疲れが溜まりにくく集中力が持続しやすいです。
また長時間座り続けることが、体に悪影響だと言われています。
血行が悪くなり筋肉量が落ちることにつながってしまうからです。
勉強中の30分に1回は立ち上がる、定期的に運動を取り入れるなど体を伸ばす時間を意識的に取り入れましょう。
勉強の悩みがあれば先生に相談する
完璧主義者は人に頼ることが苦手な方が多いです。
それでも勉強の悩みが大きく膨らむ前に、予備校や学校の先生に相談してみませんか。
たくさんの生徒を指導してきた先生なら、的確なアドバイスが期待できます。
完璧主義の人の中には、人に頼ることが苦手な人もいますが、相談することで解決策が見つかることもあります。
医学部合格を目指すなら京都医塾へ
医学部や難関大学が志望校の生徒は、狭き門を潜り抜けなければなりません。
それゆえに、より勉強に対して完璧主義になったり神経質になったりしてしまう可能性があり、相談できる人がいると心強いものです。
京都医塾は、医学部合格を目指す受験生のための専門予備校です。
個別カリキュラム・徹底した進捗管理・少人数指導で、一人ひとりに最適な学習環境を提供します。
ここからは京都医塾のさらなる魅力を3つ取り上げて紹介します。
個別カリキュラムで一人ひとりの合格戦略を立てる&進捗管理
京都医塾の良さは、受験生一人ひとりに合わせた個別カリキュラムを導入していることです。
カリキュラムは週に1回、担任のカウンセリングを受けて調整可能です。
実際に学習に取り組んだ後に、合わない部分は学習効率が上がるように改善します。
この週に1回のカウンセリングで、講師は勉強の進捗だけではなく、受験生の細かい変化を見ています。
日々コミュニケーションを取りながら学習の様子、生活リズムなどを常に把握してくれるので心強いです。
担当は社員講師と教務スタッフの複数名で受け持つため、些細な悩みも相談しやすい環境です。
集中して学習に励める個人専用のブースを完備
京都医塾には個人専用のブースを完備しています。
この個人専用のブースはほかの人の目線が気にならない点が魅力です。
自分が集中できる体勢で勉強したり気楽に休憩できたりと、自分のペースで学習が進められます。
個人ブースは1人に1つ用意しているので、気兼ねなく長時間利用することができます。
この場所では自習だけではなく個人授業も行うため、授業の度に教材を移動させる必要がありません。
とにかく勉強だけに没頭できる環境で、受験生にとって第2の勉強部屋と言われています。
納得いくまで何度でも受講可能! 小論文・面接指導
京都医塾には、小論文や面接に特化した社員講師を複数名配置しています。
受験生一人ひとりの特徴や志望校に合わせて、細部までサポートが受けられるのが心強いです。
小論文対策は週2回の授業で、医療知識の習得と過去問の演習に取り組みます。
インプットとアウトプットを組み合わせるため、知識が身に付きやすいのが魅力です。
そして面接対策では、自己分析を大切にしています。
医学部受験の面接で重視される「医学への関心」と「人間性・教養」について万全の準備を行います。
多くの医学部大学では、二次試験に小論文や面接を導入しています。
受験生が医師として適性があるのか判断する必要があるからです。
京都医塾であれば、二次試験に関しても十分な対策を行うことが可能です。
まとめ

勉強で完璧主義な性格は、メリットとデメリットの両方があるといえます。
もし「勉強で完璧主義なのがつらい」と悩む受験生は、どういった点がつらいのか一度把握した上で、改善方法を実践してみてください。
京都医塾は生徒1人に対して平均13人の講師がチームとなり、合格までのサポートを行います。
月に3回の教科別会議とは別に、月に1回各科目の担当が集まり生徒一人ひとりについて話し合う機会を設けています。
京都医塾の生徒へ向ける熱の高さが感じられます。
京都医塾に魅力を感じた方は、資料請求や合格診断を検討してみてください。