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【2023】私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーラインを紹介!

【2023】私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーラインを紹介!

 

京私立大学の医学部の入試方法の中には、「一般選抜」と呼ばれるものがありますが、そのほかにも「共通テスト利用入試」と呼ばれる形式のものもあります。

こちらの入試方法は、その名のとおり、共通テストの成績を考慮して合格者を選抜する試験方式のことを指しますが、様々なメリットがあるため、たくさんの受験生が毎年利用しています。

そこで今回の記事では、私立大学医学部を志望している受験生の方々へ向けて、共通テスト利用入試のボーダーラインや利用することで得られるメリット、受ける際の注意点などを解説していきましょう。

私立大学医学部の共通テスト利用入試とは


冒頭でも少し触れましたが、私立大学医学部の共通テスト利用入試とは、読んで字のごとく、共通テストの成績をもとにして合格者を選抜する試験の方式のことを言います。

以前は、「センター利用方式」と呼称されていましたが、センター試験の名称変更にともない、上記のように名前が変更となりました。

センター試験のころと比べると評価される項目にやや変化が見られますが、仕組み自体は実質的に同じものと考えてかまいません。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のメリット

続いて、私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットについても解説していきましょう。

こちらの項では、私立大学医学部において共通テスト利用入試を受験する際に得られるメリットの中でも、代表的なものを4点ピックアップしてまとめました。

科目数が少ない

最初に取り上げる、私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットは、科目数が少ないといったものです。

共通テストと聞いた場合、受験生の方の中には5教科7科目を連想する人もいるかと思いますが、私立大学医学部の共通テスト利用入試の場合、必ずしも上記の教科をすべて受験する必要はありません

たとえば、2021年度における大阪医科薬科大学(旧:大阪医科大学)や藤田医科大学、愛知医科大学は、外国語と数学、理科、加えて国語の4教科だけの試験でした。

さらに言うと、同年度の獨協医科大学や杏林大学、近畿大学、東海大学の共通テスト利用入試では、外国語と数学、理科の3教科のみとなっています。

このように、私立大学医学部の共通テスト利用入試には、試験科目の数が少ないというメリットがあるのです。

受験の機会が増える

私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットには、単純に受験の機会が増えるといったものもあります。

たとえば、志望先の私立大学医学部が一般選抜と共通テスト利用入試の併願を許可している場合、両方に出願できますから、志望校への合格の可能性が一気に高まります。

また、共通テスト利用入試は、一般選抜よりも受験にかかる検定料が安くすむため、多数の医学部の受験を検討している人には、費用面においても大変助かるはずです。

1回の受験で複数の医学部へ併願ができる

私立大学医学部では、多くの医学部が共通テスト利用入試を採用していることから、共通テストを受けることで複数の医学部への併願が可能です。

もちろん、国公立大学医学部への出願もできますので、二重のメリットを享受できます。

上手に利用して、医学部の合格をぜひ勝ち取りましょう。

医学部ごとの対策が不要

私立大学医学部の特徴の一つとしてあげられるのが、大学ごとに大きく異なる出題傾向です。

そのため、私立大学医学部を志望する人は、志望先の医学部ごとに専用の対策を講じる必要があります。

その反面、共通テスト利用入試では医学部ごとの対策の必要がないため、相対的な意味において軽い負担で抑えることができます。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーライン


次に、私立大学医学部の共通テスト利用入試における、ボーダーラインについても見ていきましょう。

こちらの項では2020年度から2022年度までのデータをもとに、ボーダーとなる得点率を地域別に表にしてまとめました。

北海道・東北地方

大学名 日程 2022年度 2021年度 2020年度
東北医科薬科大学 82%

関東・甲信越地方

大学名 日程 2022年度 2021年度 2020年度
国際医療福祉大学 82% 87% 88%
獨協医科大学 78% 86% 87%
栃木県地域枠 78%
埼玉医科大学 73% 84% 85%
杏林大学 78% 86% 86%
順天堂大学 前期 86% 91% 91%
東京都地域枠 85%
新潟県地域枠 85%
千葉県地域枠 85%
埼玉県地域枠 85%
静岡県地域枠 85%
茨城県地域枠 85%
共通テスト併用 83% 89% 89%
昭和大学 北海道・東北・北関東 88% 88%
東京 88% 88%
南関東 88% 88%
中部 88% 88%
北陸・近畿・中国 88% 88%
四国・九州・沖縄 88% 88%
帝京大学 86% 92% 91%
東海大学 80% 87% 86%
神奈川県地域枠 69% 87% 87%
静岡県地域枠 69% 87% 87%
東京医科大学 80% 87% 87%
日本医科大学 後期共通テスト併用 85%

東海・北陸地方

大学名 日程 2022年度 2021年度 2020年度
愛知医科大学 前期 73% 86% 83%
藤田医科大学 前期 77% 87% 87%

近畿地方

大学名 日程 2022年度 2021年度 2020年度
大阪医科薬科大学 80% 88% 88%
関西医科大学 前期 79% 87% 88%
共通テスト併用 80% 87% 87%
近畿大学 前期 74% 86% 86%
中期 82% 89% 89%

九州・沖縄地方

大学名 日程 2022年度 2021年度 2020年度
産業医科大学 78% 83% 88%
福岡大学 Ⅰ期 82%
Ⅲ期 88% 86%

2022年度における、私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーター得点率は、2020年度や2021年度と比較すると落ち着きを見せ始めています。

しかしながら、東海大学医学部の地域枠を除き、いずれの医学部においても70%台から80%台の高いボーダー得点率となっており、一切の油断はできません。

私立大学医学部の共通テスト利用入試には、前述したような数々のメリットがありますが、それを生かすも殺すも、あなたの努力次第と言えるでしょう。

私立大学医学部の共通テスト利用入試を受ける際の注意点


私立大学医学部の共通テスト利用入試を受ける場合には、同入試を受ける際の注意点についても押さえておきたいところです。

そこで、こちらの項では、私立大学医学部の共通テスト利用入試を受ける人に向けて、注意事項を2点紹介しましょう。

出願時期の「タイムラグ」に注意する

多くの場合、私立大学医学部の共通テスト利用入試では、共通テストを受験する前に出願の締切りがなされます。

そのため、共通テストの試験結果が判明してから、志望先へ応募するといった計画が立てられません。

こういったタイムラグが発生するため、受験生の側としては苦しい出願戦略を取らざるを得ない状況になってしまいます。

もっとも、最近では受験生の悲鳴に応える形で対応してくれる医学部も出てきており、たとえば、近畿大学の中期試験などでは、共通テストの後の出願でも対応してもらえます。

今後も、このような対応をしてくれる医学部が増加する可能性も考えられますので、受験生の方々にあっては、志望先の医学部の試験情報は逐一チェックするようにしておくとよいでしょう。

評価項目への対応力を身につける

上述のとおり、センター試験から共通テストに切り替えられたことにより、評価される項目に違いが見られるようになりました。

これまで主に評価されていた項目は受験生の知識量でしたが、共通テストでは、そのほかにも思考力や読解力も重視して評価されるように変化しています。

これまでのような、過去問演習から出題パターンを導き出して対応するといった方法論では、太刀打ちが困難となっていますので、新しい評価項目に対応できるだけの力を身につける努力が必要です。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまで見てきたとおり、私立大学医学部の共通テスト利用入試には、受験の機会が増えたり、少ない科目数で試験に挑めるといった様々なメリットがあります。

その一方で、気がかりとなるのが医学部ならではの試験の難易度です。

2022年度の試験は、ボーダー得点率がやや落ち着きを見せていますが、そうは言っても、70%台から80%台もの高いボーダーラインを越えなければなりません。

このことから、受験生の方々の中には優れた予備校に通って、より盤石な体制でテストに臨みたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そういった受験生の方々におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、指導力バツグンの講師陣や独自のカリキュラムを武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の指導体制などを紹介していきましょう。

チームによる指導体制で学力向上を最適化

予備校や塾の看板とも言えるのが、その施設に所属している講師陣です。

たとえ優れたカリキュラムを用意している予備校であっても、講師たちの腕が悪ければ受験生の方々に十分な指導を行えません。

その点、京都医塾では一流大学出身者や専門知識を身につけた社員講師だけを、70名以上も確保して授業にあたっています。

彼らは、当塾が定める厳しい採用基準を満たした、医学部受験のエキスパートばかりですから、カリキュラムの内容をわかりやすく、かつ効率的に教えることが可能です。

さらに当塾では、これらの優秀な講師陣でチームを編成し、受験生一人ひとりを指導する体制を構築しています。

講師が単独で授業を行うのではなく、一人の受験生のためにチーム単位で最適な授業計画を立てて教育をしますから、飛躍的な学力向上が見込めます。

私立大学医学部へも合格者を多数輩出

予備校を選ぶ際、多くの方が重視しているのが、その予備校が持っている合格実績ではないでしょうか。

カリキュラムの優秀さや講師たちの力量をアピールしたところで、実績不足の予備校では、いまいち信頼性に欠けてしまいますので、きちんとチェックするのは当然のことと言えます。

しかしながら、当塾では講師やカリキュラムの質が秀でていることに加えて、合格実績についてもまったく申し分ありません。

当塾ならではの徹底したサポートで例年、私立大学医学部へも合格者を多数輩出しております。

私立大学医学部を志望している方には、教育指導の品質だけでなく合格実績もしっかりともなっている、京都医塾こそがおすすめです。

生活リズムの改善を促し最高の学習パフォーマンスを支援

医学部の受験勉強は、範囲が広いうえに問題も難解なものばかりです。

そして、これらの問題の解法を一つひとつマスターしていくためには、長期にわたる学習期間を要します。

そのため、普段から体調をしっかり管理して、毎日の学習を高いパフォーマンスを発揮して行っていかなければいけません。

当塾では、その点についてもきちんとフォローするため、受験生の方々の生活リズムの改善にも積極的に取り組んでいます。

たとえば、起床時間と就寝時間を規則的にして睡眠の質を向上させたり、管理栄養士が監修したメニューの提供サービスなどがあげられます。

このように、京都医塾では、学習パフォーマンスを最大化させるための努力を、できる限り行い、受験生の方々の支援にあたっているのです。

まとめ


私立大学医学部の共通テスト利用入試には、色々なメリットがあることから受験生の間でも大変な人気です。

上記入試方法を活用することで、受験のチャンスが増えたり、少ない科目数で試験にチャレンジできるわけですから、多くの人が利用しても不思議ではありません。

しかしながら、その一方で、懸念事項となるのが医学部ならではの試験の難易度です。

2022年度の試験は、ボーダー得点率がやや落ち着きを見せていますが、そうは言っても、医学部のテストでは相変わらず高いボーダーラインを越えなければなりません。

このことから、受験生の方々の中には優れた予備校に通い、このボーダーラインを突破できるだけの学力を獲得したいと考えている人も、多いのではないでしょうか。

そういった受験生の方々におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、指導力バツグンの講師陣や独自のカリキュラムを武器に、毎年たくさんの受験生を医学部合格へと導いている予備校です。

当塾においでいただければ、医学部受験に特化した予備校ならではの教育方法で、きっとあなたを志望校合格へと羽ばたかせてみせましょう。

本気で医学部合格を目指す人には、京都医塾がうってつけです。

資料請求やお電話でのご相談などは年中無休で承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。