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【2025年度】私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーラインを紹介

【2025年度】私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーラインを紹介

 

私立大学の医学部の入試方法の中には、「一般選抜」と呼ばれるものがありますが、そのほかにも「共通テスト利用入試」と呼ばれる形式のものもあります。

こちらの入試方法は、その名のとおり、共通テストの成績を考慮して合格者を選抜する試験方式のことを指しますが、さまざまなメリットがあるため、たくさんの受験生が毎年利用しています。

そこで今回の記事では、共通テストを活用して私立大学医学部の受験も検討している受験生へ向けて、共通テスト利用入試の実施校・実施科目とボーダーライン、利用することで得られるメリットと注意点などを解説していきます。

私立大学医学部の「共通テスト利用入試」とは

私立大学医学部の共通テスト利用入試とは、読んで字のごとく、共通テストの成績をもとにして合格者を選抜する試験の方式のことをいいます。

まずは制度の仕組みと特徴について確認しましょう。

共通テスト利用入試は「単独型」と「併用型」の2種類

共通テスト利用入試は、学科試験の実施回数により以下の「単独型」と「併用型」の2種類に分かれます。

「単独型」は大学独自の試験(面接や小論文を含む)は一切なく、書類と共通テストの結果を提出すれば共通テストの成績のみで合否が決まります。

一方「併用型」では、共通テストと二次試験(大学独自の学力試験・小論文・面接など)の結果を総合的に評価して合否を判定します。

ただし医学部受験においてはすべての大学で二次試験が実施されており、現在「単独型」の実施はありません。

併用型の二次試験の内容は大学によってさまざまです。

中には学力試験を設けている大学もありますが、多くの大学が小論文と面接を実施しています。

私立大学医学部の共通テスト利用入試実施校一覧と受験科目

2025年度入試では、医学部のある私立大学のうち約半数の17校が共通テスト利用選抜を導入しています。

以下に実施校の一覧と受験科目について紹介します。 

大学名所在地共通テスト科目大学独自の試験
東北医科薬科大学宮城県英語、数学2科目、理科2科目、国語(古文・漢文除く)面接
埼玉医科大学埼玉県英語、数学2科目、理科2科目、国語(古文・漢文含む)小論文、面接
国際医療福祉大学千葉県英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降、古文・漢文含む)、社会1科目学力試験(英語)、小論文。面接
杏林大学東京都数学2科目・理科2科目、英語・国語のいずれか1科目(2科目受けた場合は高得点を使用)小論文、面接
順天堂大学東京都英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降、古文・漢文含む)、社会1科目小論文、面接
帝京大学東京都3科目方式:英語、数学・理科・国語から2科目選択5科目方式:英語、国語、数学・理科から3科目選択英語(長文読解)、課題作文、面接
東海大学東京都英語、数学2科目、理科2科目小論文、面接
東京医科大学東京都英語、数学2科目、理科2科目、国語、社会1科目小論文、面接
日本医科大学(グローバル特別選抜)東京都国語(近代以降、古文・漢文含む)※2025年より、英検準1級以上、またはそれに準じる英語民間試験の基準を満たす必要あり小論文、面接
聖マリアンナ医科大学神奈川県英語、数学2科目、理科、国語(近代以降)小論文、面接
愛知医科大学愛知県英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降)面接
藤田医科大学愛知県英語、数学2科目、理科2科目、国語(古文・漢文除く)、情報面接
大阪医科薬科大学大阪府英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降)小論文、面接
関西医科大学大阪府英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降)、社会1科目(※2科目受験した場合は高得点を使用)面接
近畿大学大阪府英語、数学2科目、理科2科目、国語、社会1科目小論文、面接
産業医科大学福岡県英語、数学、理科、国語(古文漢文含む)、社会個別学力検査、小論文、面接
福岡大学福岡県英語、数学2科目、理科2科目、国語(近代以降)面接

 2025年度の主な変更点として、獨協医科大学では共通テスト利用選抜が廃止となりました。

一方、聖マリアンナ医科大学では新たに共通テスト利用選抜が導入され定員5名で募集を開始しています。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーライン

次に、私立大学医学部の共通テスト利用入試におけるボーダーラインについても見ていきましょう。

こちらの項では2022年度から2024年度までのデータをもとに、ボーダーとなる得点率を2024年度基準でランキング表にまとめました。

なお、データについては2022年度から2024年度までの3年分を用いています。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーライン

大学名2024年度2023年度2022年度
順天堂大学医学部(前期)90%85%86%
順天堂大学医学部(併用)89%83%83%
国際医療福祉大学医学部88%82%82%
帝京大学医学部88%86%86%
東京医科大学88%80%80%
関西医科大学(前期)88%83%79%
大阪医科薬科大学87%82%80%
関西医科大学(併用)87%82%80%
日本医科大学(併用)86%85%85%
近畿大学医学部(中期)86%84%82%
近畿大学医学部(前期)85%80%74%
福岡大学医学部85%82%82% 
藤田医科大学(前期)84%78%77%
東北医科薬科大学83%83%82%
杏林大学医学部83%78%78%
東海大学医学部83%79%80%
産業医科大学83%78%78%
獨協医科大学81%78%78%
愛知医科大学(前期)80%76%73%
埼玉医科大学78%73%73%

表を見ても分かるように、共通テストのボーダー得点率は試験の平均点に連動して変動します。

志望校選択の際は、過去のボーダーラインデータを参考にしつつも模試の結果なども活用して総合的に判断し、より確実な合格を目指せる受験計画を立てましょう。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダーラインの傾向

私立大学医学部の共通テスト利用入試のボーダー得点率は2022年度から2024年度にかけて上昇傾向が見られます。

2020年度から2022年度にかけては若干の下降傾向だったものが反転したかたちです。

共通テスト利用入試のボーダー得点率は、共通テストの難易度、入試日程の変動、志願者数の変化など、複数の要因で大きく変動します。

特に2025年度からは新課程による共通テストが実施されるため、従来とは異なるボーダーラインの傾向を示す可能性があります。 

しかしいずれの年度においても、大半の大学が80%台後半という高水準のボーダー得点率を維持しており、一切の油断はできません。

ボーダーライン前後には多くの受験生がひしめき合うため、共通テストでの高得点獲得の重要性は変わりません。

私立大学医学部の共通テスト利用入試のメリット

続いて、私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットについても解説していきましょう。

 こちらの項では、私立大学医学部において共通テスト利用入試を受験する際に得られるメリットの中でも、代表的なものを4点ピックアップしてまとめました。

科目数が少ない

最初に取り上げる、私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットは、科目数が少ないといったものです。

共通テストと聞いた場合、受験生の方の中には5教科7科目を連想する人もいるかと思いますが、私立大学医学部の共通テスト利用入試の場合、必ずしも上記の教科をすべて受験する必要はありません。

たとえば、2021年度における大阪医科薬科大学(旧:大阪医科大学)や藤田医科大学、愛知医科大学は、外国語と数学、理科、加えて国語の4教科だけの試験でした。

さらに言うと、同年度の獨協医科大学や杏林大学、近畿大学、東海大学の共通テスト利用入試では、外国語と数学、理科の3教科のみとなっています。

このように、私立大学医学部の共通テスト利用入試には、試験科目の数が少ないというメリットがあるのです。

受験の機会が増える

私立大学医学部の共通テスト利用入試を受けるメリットには、単純に受験の機会が増えるといったものもあります。

たとえば、志望先の私立大学医学部が一般選抜と共通テスト利用入試の併願を許可している場合、両方に出願できますから、志望校への合格の可能性が一気に高まります。

また、共通テスト利用入試は、一般選抜よりも受験にかかる検定料が安くすむため、多数の医学部の受験を検討している人には、費用面においても大変助かるはずです。

1回の受験で複数の医学部へ併願ができる

私立大学医学部では、多くの医学部が共通テスト利用入試を採用していることから、共通テストを受けることで複数の医学部への併願が可能です。

もちろん、国公立大学医学部への出願もできますので、二重のメリットを享受できます。上手に利用して、医学部の合格をぜひ勝ち取りましょう。

医学部ごとの対策が不要

私立大学医学部の特徴の一つとしてあげられるのが、大学ごとに大きく異なる出題傾向です。

共通テスト利用入試では、医学部ごとの対策の必要がないため、相対的な意味において軽い負担で抑えられます。

一方、私立大学医学部を志望する場合は、志望先の医学部ごとに専用の対策を講じる必要があります。

私立大学医学部の共通テスト利用入試を受ける際の注意点

私立大学医学部の共通テスト利用入試を受ける場合には、受験時の注意点についても押さえておきたいところです。

そこで、こちらの項では、私立大学医学部の共通テスト利用入試を検討する人に向けて、注意事項を2点紹介しましょう。

共通テスト利用入試が必ずしも得策とは限らない

共通テスト利用入試は国公立大学向けと私立大学向けの対策が同時にでき、一見すると受験機会を増やせる魅力的な選択肢に思えます。

しかし、必ずしもすべての受験生にとって得策とは限りません。主な理由は、共通テスト利用入試の募集定員が極めて少ない点です。

たとえば、聖マリアンナ医科大学では、募集人員117名のうち共通テスト利用入試はわずか5名程度です

次に、共通テストの出題傾向は一般の私立大学医学部入試とは異なるため、併用型では別途対策が必要となり学習負担が増大します。

さらに、共通テストや二次試験の直前期に私立大学医学部の出願準備や試験が重なるため、貴重な学習時間が奪われるだけでなくスケジュール管理が困難になります。

そのため、十分な準備や対策なく安易に受験を増やすことは合格可能性を上げるとは言い切れません。

以上の理由から、共通テスト利用入試の利用は国公立が第一志望でない限り慎重に検討すべきでしょう。

多くの大学が出願締切を共通テスト前に設けている

多くの場合、私立大学医学部の共通テスト利用入試では、共通テストを受験する前に出願の締切りがなされます。

そのため、共通テストの試験結果が判明してから、志望先へ応募するといった計画が立てられません

こういったタイムラグが発生するため、受験生の側としては苦しい出願戦略を取らざるを得ない状況になってしまいます。

もっとも最近では受験生の実情を考慮し、出願時期に配慮する医学部も出てきています。

そのため、共通テスト後でも出願可能な以下のような私立大学医学部の受験も検討するとよいでしょう。

  • 東北医科薬科大学
  • 近畿大学(中期・後期)
  • 関西医科大学(後期)

今後も、このような対応をしてくれる医学部が増加する可能性も考えられますので、受験生の方々にあっては、志望先の医学部の試験情報は逐一チェックするようにしておくとよいでしょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

ここまで見てきたとおり、私立大学医学部の共通テスト利用入試には、受験の機会が増え、少ない科目数で試験に挑めるといった様々なメリットがあります。

その一方で、気がかりとなるのが医学部ならではの試験の難易度です。

2022年度の試験は、ボーダー得点率がやや落ち着きを見せていますが、そうは言っても、70%台から80%台もの高いボーダーラインを越えなければなりません。

このことから、受験生の方々の中には優れた予備校に通って、より盤石な体制でテストに臨みたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

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ここから先は、そんな京都医塾の指導体制などを紹介していきましょう。

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直前期の徹底サポートにより、直前期からでも学力を伸ばす生徒さんも多くおられます。

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まとめ

私立大学医学部の共通テスト利用入試には、色々なメリットがあることから受験生の間でも大変な人気です。

上記入試方法を活用することで、受験のチャンスが増え、少ない科目数で試験にチャレンジできるため、多くの人が利用しても不思議ではありません。

しかしながら、その一方で、懸念事項となるのが医学部ならではの試験の難易度です。

私立大学医学部の共通テストボーダー得点率は2020年度から2022年度にかけては若干の下降傾向でしたが、2022年度から2024年度は上昇傾向に転じています。

多くの大学で80%台後半と、医学部のテストでは相変わらず高いボーダーラインを越えなければなりません。

このことから、受験生の方々の中には優れた予備校に通い、このボーダーラインを突破できるだけの学力を獲得したいと考えている人も、多いのではないでしょうか。

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