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「医者になりたい理由」はどう伝える?面接・文章でのアピール方法を例文付きで解説

「医者になりたい理由」はどう伝える?面接・文章でのアピール方法を例文付きで解説

 

医学部合格を目指す際、必ずと言っていいほど志望先の大学から聞かれるのが、「医者になりたい理由」です。

万が一、中途半端な気持ちで志望している学生を入学させた場合、学業に真面目に取り組んでくれない可能性もあるため、理由を確認されることが想定されます。

そこで今回の記事では、医者になりたい理由を考えるための4つのステップと志望動機の具体例、アピールのポイントについてまとめました。

目次

医者になりたい理由は志望理由書や面接試験の際に問われる

医者 なりたい理由

医学部の受験においては、志望理由書の作成時や面接試験の際に、医者になりたい理由を問われるケースが多く見られます。では、具体的にどういったことを問われるのでしょうか。

ここでは、志望理由書や面接試験において医学部から問われやすい事項について、解説していきましょう。

志望理由書

志望理由書は、その名のとおり、志望先の医学部を選んだ理由を記載する書類です。

出願時に必要になる書類の一つで、主に大学の志望理由や医者を目指す理由について問われます。

そのほかにも、入学後に学んでみたい分野などや、課外活動についての記載欄もありますので、内容をできるだけ充実させて提出しましょう。

面接試験

面接試験においても、基本的には志望理由書と同様のことが多く問われます。

ただし、志望理由書が一方的にメッセージを伝えるのと違い、面接試験の場合はリアルタイムでのやり取りになるため、一つの質問に対し、さらに踏み込んだ問いが投げかけられることもあります。

そのため、面接試験に臨むにあたっては、臨機応変に対応できるだけの訓練が必要となるでしょう。

「医者になりたい理由」現役医学生は何だった?

現役医学生の医者になりたい理由は志望理由を考えるうえで貴重なヒントになるかもしれません。

公益財団法人川野小児医学奨学財団が実施した調査によると、医学生の「医者になりたい理由」のベスト3は以下のとおりでした。

医者になって世の中の役に立ちたいと思ったから(48.2%)

医者になって患者さんの病気を治したいと思ったから(44.0%)

医者になれば高い収入が得られると思ったから(34.9%)

医者を志す理由は個人によってさまざまですが、現役医学生の多くは「社会への間接的な貢献」「患者への直接的な貢献」「経済的安定」の3つを重視して医者を目指していることがわかります。

また社会貢献への意欲が最も高いことは、将来の医療を担う人材の意識の高さを反映しているといえるでしょう。

医者になりたい理由を考えるための4ステップ

医者 なりたい理由

医学部の志望理由書や面接では、単に「医者になりたい」という漠然とした理由ではなく、具体的で説得力のある理由が求められます。

ここでは自分自身の動機を明確にし、面接官に強く印象づける志望理由を組み立てるための4つのステップについて解説します。

ステップ1:自己分析

まずは自分自身の経験や背景を振り返り、医者を目指す原点を見つけましょう。

自分にとって医者という職業がどんな意味を持つのか、以下のようなジャンルに関する具体的なエピソードを交えて考えましょう。

個人的な経験の振り返り

家族や身近な人の病気体験

医療ドキュメンタリーや医学書との出会い

ボランティア活動での気づき

ステップ2:価値観の明確化

次に、自分がどんな価値観や信念を持っているのかを整理します。

医者という職業が自分の価値観とどう結びついているか、「なぜ『医者』でないといけないのか?」という理由を明確にすることで、志望理由に一貫性が生まれます。

人の役に立ちたいという思い

科学的探究心と医学への興味

生命の尊さに対する認識

ステップ3:社会的視点の導入

医療は個人だけではなく、社会全体に影響を与える重要な分野です。

社会的な視点から医者として果たしたい役割や、自分がどんな貢献をしたいかという「将来のビジョン」について考えましょう。

医療の社会的役割の理解

(地域枠の場合は)地域医療の重要性

高齢化社会における医者の役割

国際的な医療支援の必要性

医学の発展への貢献意欲

最新の医療技術への関心

特定の疾患の研究や治療法開発への意欲

また、地域枠で受験する場合は地域医療へのビジョンを内容に盛り込むようにしましょう。

ステップ4:志望大学との関連付け

ステップ3までがきちんとしていても、「なぜ『この大学の』医学部である必要があるのか」が述べられていないと大学受験の志望動機としては不十分です。

大学独自の特色や強みと自分自身の目標(ビジョンに対して学ぶ必要があること、学びたいこと)がどのように一致しているかを具体的に示し、説得力を持たせましょう。

大学の特色との一致

大学の研究分野や施設との関連

カリキュラムや実習プログラムへの興味

将来のキャリアプランとの連携

大学で学びたい具体的な内容

卒業後のビジョンと大学教育の関係

大学の特色やアドミッションポリシー(大学がどのような人物像・資質の学生を求めているかを示した方針)は入試案内や募集要項に載っています。

志望校のアドミッションポリシーは必ずチェックしておきましょう。

「医者になりたい理由」志望理由書・面接で使える具体例3つ

前で解説した4ステップで「医者になりたい理由」が整理できたら、実際に文章に起こしてみましょう。

ここでは前で解説した①自己分析②価値観の明確化③社会的視点の導入④志望大学との関連付けを踏まえた3つの志望動機の具体例を3つ紹介します。

1. 社会貢献への意欲

「私が医者医師を志したのは、難病を克服した自身の経験からです(①)。その過程で、最新の治療法の重要性を痛感しました(②)。貴学は最先端の医療機器を備え、革新的な治療法の研究に力を入れており、特に再生医療の分野での取り組みに強く惹かれました。(④)ここで学ぶことで最新の医療知識を身につけ、より多くの患者さんに希望を与えられる医者医師になりたいと考えています。(③)」(164文字)

2. 患者への直接的な貢献

「私が医者医師を志した理由は、祖父の脳梗塞での入院時に担当医者医師の対応と回復を支援する姿に深く感銘を受けたためです。(①)この経験から、私も患者さんとその家族に寄り添い適切な治療と心のケアを提供できる医者医師になりたいと強く思うようになりました。高齢化社会が進む日本において、脳卒中などの循環器疾患への対策は重要な社会課題だと認識しており、特に予防医学の観点から生活習慣病の管理や新たな治療法の開発に興味を持っています。(②)貴学の循環器内科は最新の治療法の研究と臨床応用で高い評価を受けており、私が目指す循環器疾患の専門医になるための最適な環境だと確信しています。(④)貴学で学び、将来は循環器疾患の治療と予防を通じて患者さんの生活の質向上に貢献したいと考えています。(③)」(320文字)

3. 医学への探究心と将来のビジョン

「私は、医学研究を通じて世界の医療に貢献したいと考えています。(②)高校時代に読んだ感染症に関する書籍がきっかけで、グローバルヘルスに強い関心を持ちました。(①)貴学は国際的な研究プロジェクトに積極的に参加し、海外の大学との交換留学プログラムも充実していると伺いました。(④)この環境で学ぶことで国際的な視野を持ち、将来的には世界規模の健康問題に取り組める研究医になりたいと考えています。(③)」 (184文字)

紹介した例文を参考に自分自身の経験や目標に合わせてアレンジし、エピソードの追加などでボリュームを調整して説得力のある志望動機を作成しましょう。

医者になりたい気持ちが伝わる志望理由書を執筆するポイントは?

医者 なりたい理由

続いて、志望理由書を執筆するときのポイントについても解説していきましょう。

自分の思いをきちんと担当者の人に伝えられるように、ここで紹介するポイントをしっかり踏まえてから作成してください。

説得力を持たせられる書き方を身につける

志望理由書を執筆する際には、以下のような文章に説得力を持たせられる書き方を身につける必要があります。

具体的な例や経験を用いて主張を裏付ける

論理的な構成で展開する

重要なポイントを効果的に繰り返す

志望動機において重要なのが「主張の一貫性」です。

もし内容に矛盾があると一貫性がなくなってしまい、説得力に欠けた文章になってしまいます。

志望理由書を書き終えた後は、時間を空けてから再度見直してみて、矛盾点がないかなど入念にチェックするよう心がけてください。

倫理的に不適切な表現、もしくは政治的な表現を混ぜない

志望理由書を執筆する際は、倫理的に不適切な表現や、政治的な表現を持ち込まないよう注意しましょう。

例えば、遺伝子操作などの話題は優性思想(特定の民族や人種がその他の民族、人種よりも優れているといった主張)につながる可能性があるため注意が必要です。

昨今の医学の進歩による、ある種の病気にかかりやすい遺伝子の発見は客観的事実ではありますがこうした倫理的に微妙なトピックは避けるのが賢明です。

また、政治的な表現も同様で、特定の支持政党や政治家の話題を書き込むのは、いらぬ誤解を招く可能性があるため、こちらについても回避した方がよいでしょう。

医者になりたい理由を面接試験でどのようにしてアピールする?

次に、面接試験における医者になりたい理由のアピール方法についても見ていきましょう。

言葉づかい、発声、身振り、手振りなどを意識

面接試験では面接官との対面形式で質疑応答が行われることから、主張内容だけではなく、言葉づかいに始まり、発声や身振り手振りなど、様々な要素についても見られることになります。

そのため、事前に面接試験の対策を練り、自分のメッセージを伝えるための立ち振る舞いを身につけておかなければ、高い評価につながりにくくなってしまいます。

面接試験で医者になりたい理由をアピールする際は、言葉だけに頼るのではなく、その他の所作も全力で駆使して面接官に伝えましょう。

簡潔明瞭に説明するように努める

みなさんもご存じのとおり、面接試験では限られた時間で自分の考えを面接官へ伝える必要があります。

ここで重要となるのが、「伝える」ということと「伝わる」ということを一緒にしてはいけないということです。

なぜなら、いくら自分では医者になりたい理由を伝えたつもりでも、面接官に思いが伝わっていなければ意味がないからです。

回答が長すぎる場合や、主張にまとまりがない場合などは、結局なにが言いたいのか相手に伝わらない可能性が高いでしょう。

面接試験において、医者になりたい理由をアピールする際は簡潔明瞭な返答を心がけ、相手に自分の思いが伝わるよう努めてください。

志望理由書と矛盾のない回答をする

面接試験においては、志望理由書と矛盾のない回答をするよう注意しましょう。

医者になりたい理由を聞かれた際、一見きちんと答えられたかのように見えても、志望理由書との矛盾が確認されれば、その点について踏み込んだ質問がなされます。

面接試験で医者になりたい理由について質問をされた際は、志望理由書の内容に沿った回答をして、ほころびを見せないようにしてください。

志望理由以外に面接試験でおさえておきたいポイントは?

医者 なりたい理由

志望理由は医学部の面接試験において非常に重要な要素ですが、それだけで合格が決まるわけではありません。

面接官は志望動機以外にも、受験生の人柄や医者としての適性を様々な角度から評価します。

そこで、志望理由をしっかり準備した上で、面接試験全体を通しておさえておくべきほかのポイントについても見ていきましょう。

志望先ごとの面接形式に対応できるようにしておく

医学部の面接試験には、大きく分けて個人面接とグループ面接、グループ討論の3種類の形式があります。

これは、医学部ごとに任意の形式で試験を行っていますから、受験生の側で対応していく必要があります。

個人面接やグループ面接では、医者になりたい理由を伝えやすい傾向にありますが、多くの受験生にとって苦労を覚えるのがグループ討論ではないでしょうか。

グループ討論の場合、初対面の人間と討論を進めつつ、医者になりたい理由をアピールしていかなければなりません。

そのため、個人で訓練を重ねて対応しようとするのは困難を極めます。

志望先の医学部がグループ討論形式の面接試験を採用している場合は、予備校などで訓練を行い、医者になりたい理由をきちんとアピールできるだけの実力をつけることをおすすめします。

答えがない質問にも対応できるだけの訓練をしておく

面接試験では、医者になりたい理由のほかにも、答えがない質問が投げかけられることも珍しくありません。

例えば、動物の臓器を人間に移植する行為に関する意見や、高齢化が進む社会で地域医療をどのように維持するか、といった問題です。

このようなテーマは、まだまだ有識者などの知恵を借りないと解消できない難題であるため、一介の受験生に明確な解決策は期待されていません。

しかし、何らかの意見を持っていること自体は期待されています。

日ごろからさまざまなテーマに触れておけば何らかの意見は持てるはずですので、ニュースや医療系の書籍を読み込むなどして考えをまとめておきましょう。

本気で医学部合格を目指すなら京都医塾

医学部を受験するにあたって、必ずと言ってよいほど問われるのが、医者になりたい理由です。

シンプルな質問ながら、動機づけを深掘りして詳細に説明するとともに、熱意もきちんと伝えなければなりませんから、一朝一夕の努力でどうにかなるものではありません。また、相手は見ず知らずの大学の職員です。

どんな人かもわからない人物が相手ですので、志望理由書にしても、面接試験にしても思いを正確に伝えるということは、受験生にとって一層難易度が高い課題となります。

そのため、受験生の方の中には予備校などの施設で、志望理由書や面接試験の指南をしてもらいたいと考えている人も多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。

京都医塾は、優秀な講師陣とカリキュラム、そして志望理由書や面接試験の対策用セクションを用意して、優れた合格実績を打ち出している予備校です。

ここから先は、そんな京都医塾の支援方法などについて紹介していきましょう。

医者になりたい理由が伝わる!志望理由書も面接試験も京都医塾が徹底サポート

医学部では基本的に文系のカリキュラムよりも、理系のカリキュラムを重視して学んでいきます。

また、医者として現場に出た後も一緒で、理系の知識を応用したテクノロジーや、知識に触れながら成長していくケースが多く見られます。

そのため受験においても理系科目は、文系科よりも高く評価されがちです。

しかし志望理由書や面接試験といった場では、理系が得意な人と文系が得意な人の立場が逆転することも、しばしば見られます。

そこで京都医塾では過去問演習を中心とした週2回の小論文の授業を設け、医学部受験における重要テーマである医療知識の理解・定着を図っています。

また、面接に関してもオリジナル『面接・小論文ノート』を使用し、面接で問われる典型的な質問についての受験生の回答を基に国語科教師が内容のブラッシュアップを徹底サポートするので安心です。

医者になりたい想いが叶う!卓抜した指導が生む高い合格実績

京都医塾のサポートの強みは、なにも志望理由書や面接試験対策だけではありません。

卓抜した指導力も大きな強みの一つです。

優秀な講師陣や優れたカリキュラムを用意して教鞭とっていますから、受験生の方々の学力もメキメキ上達すると素晴らしい評価を得ています。

その結果は2024年度の一次試験75%、最終合格62%の合格率という高い合格実績(※高卒生)に現れています。

医学部受験に必要な基礎力を徹底強化!個別分析に基づく最適な学習プラン

面接や志望動機書も医学部受験において重要な要素ですが、何より欠かせないのが学力の向上です。

京都医塾では入塾時の診断テストで各生徒の学力を詳細に分析し、個々の強みと弱点に基づいた最適な学習プランを策定し定期的に見直しを行います。

また、京都医塾の大きな特徴が英語11クラス、化学12クラスなどの細かいレベル別クラス編成と個人指導の組み合わせによるきめ細かい指導です。

個別分析による最適化された学習プランと医学部受験のエキスパートである社員講師陣による徹底したサポートが医学部受験に必要な基礎力を効率的かつ効果的に強化し、合格に近付けます。

まとめ

医者 なりたい理由

医学部合格を目指す受験生が、必ずと言っていいほど志望先の大学から聞かれるのが、「医者になりたい理由」です。

中途半端な気持ちの受験生を入学させても、真面目に授業についてきてくれるかわかりませんから、大学側としても当然の反応でしょう。

このことから、医学部受験の際は、医者になりたい理由については明確な答えを、きちんと伝えられるだけの実力を身につけておく必要があります。

そのため、受験生の人たちの中には、予備校に通い専門的な対策をしておきたいと考えている人も、多いのではないでしょうか。

そういった人におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。

京都医塾は、志望理由書や面接試験の専門対策はもちろん、学習指導も徹底して支援を行い、毎年高い合格実績を打ち立てている予備校です。

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費用は宿泊費・交通費ともに京都医塾ですべて負担しますので、お気軽にお問い合わせください。