推薦入試といえば一般入試に比べて倍率が低く、医学部入学の受験機会を増やせるといったメリットばかりのイメージですが、実際はデメリットもあります。
推薦入試で医学部をうけるならば、デメリットもしっかりおさえておく必要があるでしょう。
そこで、今回の記事では推薦入試のデメリットについて詳しくまとめました。
推薦入試と一般入試の勉強を両立させることについても解説しているので、気になる人はぜひ読んでみてください。
目次
医学部推薦入試のデメリット
推薦入試で医学部を目指すならば、デメリットについても知っておく必要があるでしょう。
ここでは、推薦入試のデメリットについて解説していきましょう。
必ずしも合格できるわけではない
医学部の場合、推薦入試といえども必ず合格できる入試ではありません。
一般学部の場合は、ほぼ合格とされる指定校推薦ですが、医学部の場合は倍率が上がるため不合格になることも珍しくありません。
さらに公募推薦では、出願資格さえあれば受験できるので、人気の大学では毎年多くの受験生が不合格になっているのです。
推薦入試であっても失敗する可能性があることを十分理解して、対策を立てる必要があるでしょう。
一般入試との受験勉強の両立が大変
上でふれましたように、推薦入試は合格が保証されていないので、大半の受験生は一般入試も視野に入れて勉強に取り組んでいくことになります。
しかし、推薦入試と一般選抜では対策方法が異なるため、両立は非常に難しいです。
推薦入試を受ける人は一般入試だけ受ける人と比較すると、やるべきことが多くなってしまいます。
推薦入試の小論文・面接、学科試験、一般入試の学科試験とある中で、何をどれくらい勉強すればよいかわからなくなることもあるでしょう。
中途半端に取り組んでしまうと、一般選抜と推薦入試の両方不合格という結果をまねく可能性もあります。
大学でついていけない
推薦で入学した学生は、医学部入学後に学力面で苦労することがあります。
相当の勉強量をこなして一般入試で勝ち抜いてきた学生と、推薦合格で入学する学生ではどうしても学力に差が生じてしまいます。
年内に推薦合格が決まった学生は、大学入学までの期間は気がゆるんで勉強をやめてしまう人も多いです。
一般入試を受験する学生は少なくとも受験シーズンである2月まで、後期試験を受験する場合は3月まで合格を目指してモチベーション高く勉強を続けています。
推薦でねらいどおりに合格できた人ほど、大学入学後に学力差を感じて「授業についていけない」ということが起こりうるのです。
推薦入試を受験する人が持つべき心構え
推薦入試のデメリットについて見てきました。
ここでは、推薦入試を受験する人がもつべき心構えについて解説していきます。
合格する人は一握りしかいないことを知る
医学部の推薦入試は、一般入試に比べると倍率が低く合格しやすい試験と思われがちです。
たしかに私立大学医学部の一般入試の倍率は2桁になることも珍しくなく、推薦入試では6倍程度といえます。
しかし、6倍ならば6人のうち5人の人は不合格になっているのです。
また、医学部の推薦入試では、出願要件の評定平均に高い基準が課されています。
つまり、各高校のトップクラスの優秀な生徒が集まる推薦入試で、わずかに勝ち残った人しか合格できないといえるでしょう。
推薦入試でダメだったとき一般入試に切り替えられるように
推薦入試で合格できれば何よりですが、不合格だった場合のことをあらかじめ考えておくことも必要です。
推薦入試不合格のショックで立ち直れないようでは、次の試験のための勉強ができないからです。
不合格だった場合の受験プランがあれば、気持ちの切り替えも早く一般入試に向けた勉強に取り組みやすくなります。
推薦でダメなら一般入試とすぐに切り替えられる準備をしておくとよいでしょう。
推薦入試と一般入試の両方の対策を
上で述べてきましたように、医学部では100%推薦入試にしぼった対策はおすすめできません。
推薦入試を受ける人の大半は、もしもの場合にそなえて一般入試も並行して勉強しています。
学校の定期テストも気が抜けず、受験勉強として広範囲の勉強をする必要があるので両立は大変です。
限られた時間の中で2つの入試の受験勉強をすることになりますが、医学部合格を目指して両立を目指しましょう。
推薦入試と一般入試の勉強を両立する方法
推薦入試を受ける場合、一般入試と両立して対策を行うべきであることについて解説してきました。
それでは、具体的にどのように両立していけばよいのでしょうか。
ここでは3つのポイントにしぼって解説していきます。
バランスを考えて学習計画をたてる
2つの入試を両立するためには、推薦入試と一般入試のバランスを考えて学習計画を立てる必要があります。
まずは、自分の強みや現状を理解して、推薦入試と一般入試のどちらにどれくらい比重をかけて勉強すればよいか計画を立てましょう。
たとえば、高校の評定が優れて高い人は、推薦入試に比重をおいて推薦入試80%、一般入試20%の割合で受験勉強をすすめるといったような対策を立てることもできます。
また、評定は高くなくても語学試験でスコアに高い実績がある人は、総合型選抜を狙った対策を立てて総合型選抜50%、一般入試50%といった比重で行うことも考えられます。
学習計画は1人ひとりの状況や志望校、時期によって変わりますが、合格に結びつくように考えることが大切です。
メリハリをつけて勉強する
推薦入試と一般入試のどちらも対策をとるためには、時期や勉強時間にメリハリをつけて勉強することが大切です。
推薦入試が近づく時期などは一般入試のウェイトを軽くしていく必要もありますが、基本的には両方のバランスが取れるように勉強時間を確保します。
平日は学校の授業対策、休日は受験対策といったように、推薦入試と一般入試の両方の対策を勉強時間に組み込むようにしましょう。
いつ何を勉強するといったようにメリハリをつけて勉強することが、両立のポイントになります。
基礎の勉強に力をいれる
推薦入試と一般入試のどちらにおいても共通していることは、基礎力をつけることです、
基礎がしっかりしていれば、推薦入試でうまくいかなくても一般入試で勝負できる確かな土台となります。
学校の校内テストのための勉強であっても基礎固めを意識しながら行うことで、一般入試の対策につながっています。
基礎をおろそかにせず着実に身につけていくことが、推薦入試と一般入試のどちらにも通じる対策といえるのです。
推薦入試を受ける人が予備校に通うメリット
推薦入試と一般入試を両立する方法について見てきました。
やはり、2つの試験の両立を考えながら勉強することは至難の業といえるでしょう。
医学部の推薦入試では、予備校を利用すると大きな助けとなります。
ここでは、予備校を利用するメリットについて3つのポイントで解説していきましょう。
1人では難しい学習計画を立ててもらえる
推薦入試と一般入試を両立するための学習計画を1人で考えるというのは、難しいものです。
最適なバランスで自分だけの学習計画を立ててもらいたいと思うならば、予備校に頼るのも1つです。
予備校では、あなたの成績や強みをしっかりと分析して、いつまでに何をどれくらい勉強すればよいか具体的な学習計画を立ててくれます。
「今何をすればよいのだろう」と迷うことなく、効率良く勉強に取り組むことができるでしょう。
各大学の推薦入試対策ができる
医学部の推薦入試対策で重要なのは、出題傾向の分析です。
しかし、過去問を公表しない大学も多くありますので、個人で対策をとることは難しいでしょう。
予備校では、実際にその大学を受験した生徒が記入したレポートなどから過去の入試のデータが蓄積されています。
各大学の出題傾向に基づいた推薦入試対策が可能なのです。
面接や小論文、グループ討論もしっかり対策
医学部の場合、面接と小論文の対策は推薦入試に限らず一般入試でも対策が必要です。
受験勉強に集中しているとつい後回しにしやすく、直前になって焦るということもあるでしょう。
予備校では推薦入試に間に合うように、しっかり指導が行われます。
志望校に合わせて、個別面接だけでなくグループ討論などの形式で模擬面接を実施している予備校もあります。
小論文も予備校の講師が丁寧に添削をしてくれて、実践的な知識を得ることができるでしょう。
推薦で医学部合格を目指すなら京都医塾
推薦入試を受けるならば一般入試も並行して受験対策を行う必要があります。
しかし、2つの入試の対策を1人で行うことは非常に難しいため、予備校の力を借りるのも1つの手です。
医学部合格を目指すならば、医学部に特化した医学部専門予備校がよいでしょう。
医学部専門でとくにおすすめなのが、京都医塾です。
ここから先は、そんな京都医塾について紹介していきましょう。
推薦入試と一般入試の両立をサポート
推薦入試と一般入試の両方の受験を視野にいれた対策を立てることは、たった1人では難しいことです。
京都医塾では、現在のあなたの高校の成績や実績、学力などを徹底的に分析して、推薦・一般それぞれの志望校合格までの距離を知ることから始めます。
徹底的な分析を行って、1人ひとりに最適なカリキュラムを作成しますので、いつ何を勉強すればよいかが明確です。
推薦入試のためにやるべきこと、一般入試のためにやるべきことを把握できますので、カリキュラムに沿って効率良く勉強をすすめることができます。
完全1対1対応の個別授業で苦手科目を底上げ
医学部受験では、苦手科目があると命とりになることがあります。
京都医塾では、各教科のエキスパート講師が生徒1人ひとりの学力や志望校を把握した上でマンツーマン指導を行います。
苦手科目や間違いやすい箇所も丁寧に1つひとつ対応してくれますので、短期的に驚異的な学力伸長がのぞめるのです。
受験にまつわる不安も丁寧にカウンセリング
推薦入試を受けると決めても「これでよいのか」と悩むことや、不安で勉強が手につかないということもあるかもしれません。
京都医塾では、週1回のカウンセリングを行っています。
受験の不安はもちろんのこと日常生活の些細な悩みもしっかり聞いてもらえます。
カウンセリングのおかげで「悩みを引きずることなく前向きに勉強に集中できる」と
好評です。
まとめ
推薦入試はメリットが強調されがちですが、デメリットも存在します。
医学部の推薦入試を受けるならば、デメリットもしっかりと受け止めてから挑む必要があるでしょう。
とくに推薦入試と並行して、一般入試の試験対策もしなくてはならないところに大変さがあります。
推薦入試を目指す人の中には、2つの試験対策の両立をサポートしてほしいと思う人もいるのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校 京都医塾です。
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