大学合格を目指している浪人生の中には、自宅学習で受験するか、それとも塾や予備校で学習して受験するかで悩んでいる人も多いでしょう。
また、自宅学習で受験すれば学費が浮くものの、合格率に影響が出るかも知れないと不安を感じている人もいるはず。
そこで今回の記事では、浪人生が塾や予備校にいかずに合格できるのかという疑問に対する回答、そして志望校の合格を勝ち取ることができる最適な方法などについてまとめました。
浪人生は塾や予備校に通うのがおすすめ
受験にチャレンジする場合は、1年間もの長期間にわたって四六時中、勉強に取り組む必要があります。
基本的に受験ではハイレベルな問題ばかりが出題されますから、浪人生が狭き門を突破するためには、この期間の勉強をより充実したものにしなければなりません。
そこで、志望校の合格を確実なものにするために塾や予備校を利用する人が大勢います。
ここでは塾や予備校を検討している人に向けて、塾と予備校に通うべき理由について解説しましょう。
塾や予備校に通うべき5つの理由
塾や予備校に通うべき理由には、スケジュール管理に関するものや勉強方法に関するものなど様々なものがあります。
この項では、塾や予備校に通うべき理由について代表的なものを5つ取り上げて紹介しましょう。
スケジュール管理がしやすい
塾や予備校では、受験生のレベルに合わせて講師がスケジュールを管理してくれます。
そして当然のことですが、受験生は個々人で学習レベルが異なります。
浪人生によっては学習が進んでいる科目、遅れている科目が異なるでしょう。
この学習の進み具合、すなわち学習進度は本人では主観的な視点でしか判断できないため、管理しながら勉強を計画的に進めていくのは困難となります。
その点塾や予備校では、講師が学習進度をアドバイスして浪人生に合わせた学習カリキュラムを組んでくれますので、スケジュールに関する心配はありません。
効率的な勉強法を指導してもらえる
効率的な勉強法を指導してもらえることも、塾や予備校に通うべき理由の一つです。
予備校では、利用者と綿密な授業体制を敷いているため、講師の目が浪人生一人ひとりに行きわたりやすく、手厚いサポートが受けられます。
講師と浪人生の距離が近いため、各人に合わせた効率的な勉強法を指示してもらえるのです。
自習スペースが確保できる
塾や予備校では、個人の専用ブースなどを使って自習スペースを確保しています。
勉強用ブースは平日はもちろん、基本的に土日祝日でも解放されているため学習に支障が出ることはありません。
朝から晩まで昼夜問わず集中して学業に打ち込めることは、塾や予備校の大きな魅力と言えるでしょう。
分からないことをすぐに解消できる
分からないことすぐに解消できることも、塾や予備校に通うべき大きな理由の一つです。
授業中の疑問についてはその場で質問し解決できることに加え、授業が休みの日でも施設内に講師が常駐しているため、いつでも疑問点を解消できるのです。
志望校の情報を取得しやすい
これは浪人生に限ったことではありませんが、受験では志望校の情報収集が必須となります。
なぜなら、大学ごとに出題傾向が大きく異なるからです。
この出題傾向は年度によって微妙に変化するため、最新の情報を仕入れ受験対策をアップデートしていく必要があるのです。
塾や予備校では、常に情報収集を行い志望校に対応できる体制を整えていますから、確実に志望校に受かりたいと願っている人には、塾や予備校を利用するのが合格への近道となるでしょう。
宅浪では合格できないのか?
浪人生の中には自宅浪人、いわゆる宅浪を選択し日々勉学に励んでいる人もいると思います。
宅浪での受験を考えている人の大きな関心事と言えば、合格の可能性や宅浪の注意点ではないでしょうか。
そこでこちらの項では、宅浪の合格の可能性や宅浪の良さ、宅浪の注意点などを一挙にまとめました。
100%落ちるとは言えない。独学が向いている人もいる
宅浪での合格可能性ですが、結論から言うと宅浪を選択したからといって100%落ちるとは限りません。
例えば勉強の計画を自分立てられる人や、独学の方が知識が頭に入ってきやすいといった人には宅浪の恩恵を大きく受けられます。
加えて、家族からのサポートをいつでも受けることができでます。
食事面でもしっかり支えてもらえるでしょうから、栄養バランスの点においても心配ないでしょう。
自宅浪人の良さもある
宅浪には先ほど触れた家族からのサポート以外にも、いくつかの強みがあります。
ここでは宅浪の良さ、つまり強みについて深掘りしていきましょう。
費用が抑えられる
宅浪は自宅での学習がメインとなりますから、塾や予備校に通う費用が抑えられます。
一般的に塾や予備校では少なくない金額の学費を請求されますから、経済的に苦しい家庭ではお金の工面が困難でしょう。
その点、宅浪であれば教材さえ揃っていれば勉学に励めますので、学習にかかる費用は最小限で済みます。
通学時間や授業の時間が無いため、自分の時間がたくさんとれる
通学時間や授業の時間が無いため、自分の時間がたくさんとれることも宅浪の良さと言えます。
言うまでもありませんが、宅浪では自宅がメインの学習スペースになります。
塾や予備校への通学時間、授業の合間の時間など無駄な時間が一切無いので、自分の時間を有効活用することができるでしょう。
さらに、休憩時間も自分に適した間隔で取れますので、勉強のペース配分を自由に作れることも魅力です。
勉強やスケジュールを全て自由に決められる
宅浪では勉強時間やスケジュールを全て自由に決められます。
自分の学習スタイルにマッチした勉強時間とスケジュールを作成できますから、ストレス無く学業に勤しむことができるでしょう。
ただし上記でも書いたとおり自分で作成したスケジュールは主観的になりやすく、学習進度が適切では無いことが多々あります。
勉強やスケジュールを自由に決定できることは一見メリットのように感じるかも知れませんが、実はデメリットと表裏一体でもあるのです。
自宅浪人には注意が必要な点も
宅浪には学習内容に関することについて、いくつかの注意点があります。
こちらの項では、宅浪をするうえで踏まえておきたい注意点について3つ紹介していきましょう。
最適な勉強ができているかを自分でチェックするのは難しい
まず、踏まえておきたい注意点は、最適な勉強ができているかを自分でチェックすることの難しさです。
国公立の受験では大学共通テストにおいて、高得点を叩き出す必要があります。
そのため、学習に関しては要点をしっかり押さえた高品質なものが求められます。
塾や予備校に通っている人であれば講師が常に勉強内容をチェックして志望校に合わせたアドバイスを提供してくれますが、個人レベルでは志望校の出題傾向の把握が難しく、最適な勉強内容となっているかチェックすることが困難となるでしょう。
やりたい科目だけ勉強している
人間誰しも嫌なことからは逃げ出したいものです。
受験勉強に関しても、苦手科目はついつい後回しにしてしまいがち。
しかし、大学入試は学校の定期テストなどとは違って学習範囲が広いため、後回しにしてしまうと取り返しのつかないことになってしまいます。
塾や予備校と違い宅浪では学習指導をしてくれる人が存在しないため、知らずしらずのうちに学習が偏り、合格から遠ざかってしまうことも珍しくありません。
宅浪の際は、勉強の進度の偏りに特段の注意を払いましょう。
中身の濃い勉強ができていない
音楽やラジオを聞きながら勉強している人も多いのではないでしょうか。
人によっては、音楽やラジオを聞きながらの方が、集中できるという人もいるでしょう。
しかし、ラジオや音楽を聞きながらのいわゆる「ながら勉強」は集中力が散漫になりがちですので、学習内容の定着を妨げる原因となってしまいます。
宅浪で大学受験に挑む際はながら勉強を避け、できるだけ中身の濃い勉強ができるよう心がけましょう。
「志望校に合格する」ことが第一
宅浪でも大学へ合格することはできますが、塾や予備校に通っている浪人生と比べると学習支援や受験情報の提供などのサポートが無いため、合格率は低くなってしまいます。
そのため、塾や予備校を利用して最短距離で合格までの道のりを突き進むことが推奨されます。
まずは志望校に合格することが第一なのです。
お金を節約できても無駄な勉強が増えてしまっては意味がない
宅浪中の浪人生の中には、塾や予備校の学費を気にしている人も多いでしょう。
しかし、塾や予備校には開校以来、長年培ってきた学習ノウハウがあります。
また、優秀な講師陣も大勢いるため効率よく勉学と向き合うことができます。
宅浪では塾や予備校のようなノウハウも講師も存在しませんから、学習内容にも無駄が生じ勉強の意味が無くなってしまう可能性があります。
志望校の合格を目指すのであれば、塾や予備校を利用するのが確実な手段なのです。
浪人生が塾や予備校を選ぶ際の注意点
浪人生が塾や予備校を選ぶ際の注意点には、いったいどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、浪人生が塾や予備校を選ぶときの注意点を取り上げて解説していきます。
自分を知る
受験においては、大学入学共通テストで高得点をマークする必要があることは上でも触れたとおりです。
大学受験に際しては、自分の実力を理解したうえで弱点を確実に潰していく学習が必須となります。
塾や予備校を選ぶ際は、浪人生それぞれの弱点を見極めたうえで対策をしてくれるところを選びましょう。
自分の弱みを客観的な視点から指摘し、個人に適したカリキュラムを作ってくれる塾や予備校であれば、必ずや合格まで導いてくれるはずです。
塾を知る
当然のことですが、塾や予備校を選ぶ際は検討している施設をよく知る必要があります。
約一年間過ごす場所ですから、どんなところなのか資料請求するなどして情報を集めてください。
塾や予備校に行くにしても目的を持つことは大事
塾や予備校に通うにしても、目的意識を持つことは非常に重要になります。
「とりあえず行く」、「みんなが行っているから行く」というスタンスで学習していては、成績が伸び悩んでいくでしょう。
「朝も昼も夜も学業に勤しみ必ず合格してやる!」という猛烈な気概、意気込み、決心がないと大学受験は突破できません。
塾や予備校に行くと決めた際は、強い目的意識を持って通いましょう。
各校のサービスや制度も比較してみる
塾や予備校を選ぶ際は、各校のサービスや制度も比較して検討してください。
例えば、学習環境の充実度や講師陣の質、メンタルケアの有無など色々な観点からチェックしておくのがおすすめです。
この講師陣の質については全員が社員なのか、それともアルバイトも雇っているのかを確認しましょう。
当然、社員講師の方が高品質な授業を受けられますので、なるべく社員講師が100%の施設を選択してください。
また、遠方から入る場合は、寮の有無や寮から学習施設までの距離も重要になります。
栄養面でのサポートがあるかも重要事項ですから、必ずチェックしてください。
そして、学費面に関してはローンや授業料免除制度を設けている塾や予備校もありますので、金銭的な不安のある方は確認してみるとよいでしょう。
まとめ
浪人生が塾や予備校に通うべき理由には、スケジュール管理に関することや勉強方法に関すること、そして大学ごとの出題傾向の情報に関することなど色々なものがあります。
これらの事項は個人で解決していくことが難しいため、宅浪で受験に挑んだ場合、合格までの道のりは非常に困難なものになるでしょう。
そのため、合格を確実なものにするためには、塾や予備校に通うのが近道となります。
塾や予備校には開校以来、講師陣が培ってきた数々の合格のためのノウハウがありますから、大学合格まで全力でサポートをしてくれます。
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