医学部受験では、理科の配点、特に「配点比率」が合否に大きく影響します。
そこで今回の記事では、「得意な理科を活かしたい」「苦手科目を得意な理科でカバーしたい」と考える受験生に向けて、国公立大学・私立大学に分けて理科の配点比率をランキング形式で紹介します。
記事を読んで配点比率の違いや傾向についても理解し、志望校選びや受験戦略に役立てましょう。
目次
理科の配点が高い医学部ランキング【国公立大学】

まずは、理科の配点が高い国公立大学医学部について、共通テスト・個別試験それぞれ上位の大学を紹介します。
【共通テスト(一次試験)で理科の配点が高い大学(上位15校)】
順位 | 大学名 | 配点比率 |
1位 | 秋田大学 | 33.3% |
1位 | 徳島大学 | 33.3% |
1位 | 奈良県立医科大学 | 33.3% |
4位 | 三重大学 | 30.8% |
5位 | 大阪公立大学 | 29.6% |
6位 | 弘前大学 | 28.6% |
6位 | 香川大学 | 28.6% |
8位 | 島根大学 | 27.4% |
9位 | 新潟大学 | 25.0% |
9位 | 和歌山県立医科大学 | 25.0% |
11位 | 佐賀大学 | 21.9% |
12位 | 鳥取大学 | 21.7% |
13位 | 鹿児島大学 | 21.6% |
14位 | 長崎大学 | 21.5% |
15位 | 九州大学 | 21.1% |
【個別試験(二次試験)で理科の配点が高い大学(上位5校)】
順位 | 大学名 | 配点比率 |
1位 | 鹿児島大学 | 43.5% |
1位 | 山梨大学 | 43.5% |
3位 | 横浜市立大学 | 42.9% |
4位 | 和歌山県立医科大学 | 35.7% |
4位 | 九州大学 | 35.7% |
ランキングには入っていませんが、二次試験の理科配点で注目したいのが広島大学の理科重視型の「A(s)方式」です。
通常の方式だと33.3%の配点比率がA(s)方式だと66.7%になり、理科の配点比率が突出して高くなります。
受験方式を選べるわけではなく、通常の方式とあわせてA(s)方式で算出した結果高得点の受験生から一定数合格する仕組みなので狙って受験はできませんが、理科に自信がある受験生はかなり有利でしょう。
理科の配点が高い医学部ランキング【私立大学】

続いて、私立大学医学部についても理科の配点比率が高い上位の大学を紹介します。
【一次試験で理科の配点が高い大学(上位15校)】
順位 | 大学名 | 配点比率 |
1位 | 東京慈恵会医科大学 | 50.0% |
1位 | 自治医科大学 | 50.0% |
1位 | 昭和大学※ | 50.0% |
1位 | 大阪医科薬科大学 | 50.0% |
1位 | 東京医科大学 | 50.0% |
1位 | 日本大学 | 50.0% |
1位 | 東北医科薬科大学 | 50.0% |
1位 | 聖マリアンナ医科大学 | 50.0% |
1位 | 近畿大学 | 50.0% |
1位 | 久留米大学 | 50.0% |
1位 | 獨協医科大学 | 50.0% |
1位 | 埼玉医科大学 | 50.0% |
1位 | 帝京大学※ | 50.0% |
1位 | 東京女子医科大学 | 50.0% |
15位 | 岩手医科大学 | 42.9% |
※昭和大学・帝京大学は理科を選択した場合
私立大学医学部の試験は国公立大学医学部と比較して科目数が少なく、また多くの大学で理科の配点を高く設定しています。
そのため、半数近くの大学の配点比率が50%と全体的に配点比率が高く、配点比率が低い30%台の大学はわずか5校でした。
医学部受験で重要な「配点比率」とは?
配点比率とは、大学入試における各科目の比率であり科目の重要度を示す指標です。
共通テスト(一次試験)・個別試験(二次試験)、あるいは全体の合計点を100%とした際に、各科目がどれだけの割合を占めるかを表します。
配点比率を見れば、受験する大学がどの科目を重視しているのかが分かります。
なぜ点数で示さずに配点比率で示すのかというと、大学ごとに満点が異なり、単純な点数比較では正確な重要度が判断しにくいためです。
医学部の場合は理科を重視する大学が多く、国語・社会は多くの大学で重要度が低い、など大まかな傾向はあるものの大学ごとに設定する配点はさまざまです。
また、国公立大学の場合共通テストと二次試験それぞれの試験内の配点比率があるため、志望する大学の共通テスト内での配点比率、個別試験内での配点比率に加えて共通テストと個別試験の比率についても知っておく必要があります。
特に複数の大学を受験する場合、各大学の配点比率についても考慮しておかないと合格ラインを見誤る危険性が考えられます。
医学部の理科の配点は大学によってどのくらい違う?

配点比率と重要性について確認したところで、医学部受験における理科の配点は大学によってどのくらい違うのかを共通テストを例に見てみましょう。
共通テストで理科の配点比率が高い医学部
共通テストで理科の配点比率が高い、上位3大学についての全体の配点は以下のとおりです。
大学名 | 外国語 | 数学 | 理科 | 国語 | 地歴公民 | 情報 | 一次配点比率 | 英語 | 数学 | 面接※ | 小論文 | 総合配点比率 |
秋田大学 | 100 | 100 | 200 | 100 | 50 | 50 | 33.3% | 100 | 100 | 200 | – | 20.0% |
徳島大学 | 200 | 200 | 300 | 150 | 50 | 〇 | 33.3% | 200 | 200 | 〇 | – | 23.1% |
奈良県立医科大学 | 200 | 200 | 300 | 100 | 50 | 50 | 33.3% | – | – | 〇 | 100 | 30.0% |
※〇:配点の明記なし
3大学とも共通テストの6~7科目に対して、理科1科目の配点が占める割合は1/3で配点比率は33.3%です。
また、共通テストでの配点比率が同じでも、全体に対する配点比率は20%~30%と大きく違います。
共通テスト理科の配点比率が低い医学部
一方、配点の低い3大学の全体の配点は以下のとおりです。
大学名 | 外国語 | 数学 | 理科 | 国語 | 地歴公民 | 情報 | 一次配点比率 | 英語 | 数学 | 理科 | 面接※ | 総合配点比率 |
岡山大学 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 50 | 18.2% | 400 | 400 | 300 | 〇 | 27.3% |
名古屋市立大学 | 125 | 125 | 100 | 125 | 75 | 50 | 16.7% | 300 | 300 | 400 | 200 | 33.3% |
滋賀医科大学 | 100 | 100 | 100 | 200 | 100 | 50 | 15.4% | 200 | 200 | 200 | 〇 | 33.3% |
※〇:配点の明記なし
共通テスト内の理科の配点比率は10%台後半ですが、全体に対する配点比率は27%台〜33%台と共通テストでの配点が高い大学と同じか高い結果となっています。
理科の配点が高い大学と低い大学では共通テスト内で15%以上差がありますが、全体で見るとあまり違いがないということが分かります。
そのため「共通テストでの理科の配点比率が低い=理科が苦手でも有利」とは必ずしもならない点に注意が必要でしょう。
「配点」の活用で医学部受験が有利に進む?!

このように大学ごとに科目ごとの配点比率には大きな差があり、高い合格水準を求められる医学部受験では無視できない重要な要素です。
医学部受験での理科の配点の傾向
ランキングでも見たように、国公立大学医学部での理科の配点比率は共通テストで15%台~33%台であり、全体で平均すると約22%です。
また、全体に対する比率で見ると19%台~36%台(※広島大学A(s)方式を除く)となり、平均で約26%です。
一方、私立大学医学部では一次試験で33%台~50%と平均は40%を超えており、全体で見ても約40%と高い比率です。
私立大学は科目数が少ない分理科の配点比率が高くなるため、国公立大学と比較して理科の重要度が一層高くなります。
受験校を選ぶ際に見るべき配点のポイント
志望校選びの際には、大学ごとに配点が異なることを踏まえて検討する必要があります。
理科が得意な場合には理科の配点比率が高い大学を選び、国公立大学なら個別試験に理科があり、かつ個別試験の配点が高い大学を選ぶという方法もあります。
また、逆に理科が苦手な場合の大学選びとしては、配点比率の低い大学や得意科目の配点が高い大学、理科が1科目のみで受験可能な東海大学、受験科目の選択が可能な帝京大学などが考えられるでしょう。
同じ理科でも志望大学の配点比率が高ければ重点を置いて学習する、平均的な配点バランスなら苦手科目克服に注力するなど学習方針や時間配分も変わります。
このように、配点比率の把握は受験戦略を立てる上でも重要です。
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まとめ

医学部受験において理科の配点は全体的に高いものの、配点比率は国公立大学と私立大学、また大学ごとにも大きく異なります。
そのため、志望校選びだけでなく、受験計画においても配点比率を考慮した戦略が必要です。
しかし、各大学の配点比率や出題傾向を分析し、自分の強みや弱みに合わせた受験校選びや学習計画の立案を行うのは大きな労力がかかります。
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