受験生なのに昼寝をしすぎてしまう…。
「NG昼寝」から学ぶ、学習効果UPの昼寝術
受験勉強をしている際、耐えられない睡魔に襲われる場面が多々あるかと思います。
または、集中するために昼寝をしたところ、思ったよりも寝すぎてしまい、何とも言えない罪悪感に苛まれた経験は、受験生ならば誰にでも一度はあるのではないでしょうか。
「昼寝をしすぎてしまう」というお悩みは、多くの受験生から挙げられる声の1つです。
そこで今回の記事では、そもそも受験生にとって昼寝は効果的なのかどうかから、昼寝との正しい付き合い方まで詳しく解説します。
目次
受験生なのに昼寝をしすぎてしまう…、このままで大丈夫?
「勉強しよう」と意気込んで机に向かったにもかかわらず、強烈な睡魔に襲われてしまった場合、私たちには二つの選択肢があります。
1つ目は眠気を覚ます対策をすること、2つ目は睡眠をとることです。
この“睡眠をとる”手段の1つとして、「昼寝」が挙げられます。
しかし、昼寝をしたにもかかわらず、寝すぎてしまって本来勉強するべき時間を失ってしまうことがあります。
さらに、昼寝の罪悪感を払拭するために、翌日無理をしすぎてしまい、生活リズムの乱れや心身の不調を引き起こしてしまうことも少なくありません。
結論として、昼寝自体は悪いことではありません。
昼寝は、眠気を覚ます効果はもちろん、疲労回復や集中力向上、リラックス・リフレッシュ効果などの副次的な効果も期待され、うまく活用すれば眠気に対して非常に効果のある行動です。
問題なのは「寝すぎてしまう」という部分にあります。
あなたは大丈夫?「NG昼寝」チェックリスト
前項でも触れましたが、眠気対策として昼寝をすることは決して悪いことではありません。
一方で、昼寝の方法によっては、寝すぎてしまうことで生活リズムへ悪循環を与えてしまう場合も少なくありません。
今回の記事では、悪循環を引き起こす昼寝を「NG昼寝」と銘打ち、以下で詳細を解説します。
NG昼寝・チェックリスト
まず、みなさんの普段の昼寝が「NG昼寝」に当てはまってしまっていないか、確認をしていきましょう。
以下は、「NG昼寝」のチェックリストです。
【NG】長時間寝てしまう
【NG】ベッドや布団など、睡眠に最適な環境で寝る
【NG】夕方以降の時間帯に寝る
【NG】うたた寝&いつの間にか寝てしまう
まず、昼寝という仮眠にもかかわらず、長時間寝てしまうのはNGです。
ここでいう長時間は、30分以上の睡眠を指します。
長時間昼寝をしてしまうと、夜間の睡眠が浅くなり、疲労回復に悪い影響を及ぼすおそれがあります。
また、30分以上の睡眠をとると深い睡眠が出現し、 “睡眠慣性”を引き起こすおそれもあります。
睡眠慣性とは、寝起きにも眠気を感じてしまったり、睡眠をとったにもかかわらず、頭痛や倦怠感、疲労感を引き起こしたりしてしまう現象です。
この症状を緩和するために、昼寝から目覚めたのに再度眠ってしまう、いわゆる二度寝を誘発します。
そのため、睡眠慣性は長時間眠ってしまう理由の1つと言えます。
このように、30分以上の長時間にわたる昼寝は、かえってパフォーマンスを低下させるおそれがあります。
また、長時間の睡眠を引き起こしやすい環境を整えてしまうことも、NG昼寝に含まれます。
例えば、ベッドや布団など、睡眠に指摘な環境で寝ることは、30分以上の睡眠を引き起こしやすくなるため避けましょう。
日中の疲れが溜まった夕方以降の睡眠も、同様に30分以上の睡眠を引き起こしやすくなるため、NGです。
うたた寝や、いつの間にか寝てしまった、という昼寝の仕方もNGです。
疲労が取れる睡眠ではないため、単純に時間の浪費となってしまいますし、また体勢によっては昼寝をしたにも関わらず体に大きな負担を与えてしまいます。
上記の「NG昼寝」を避け、昼寝と良い付き合い方をしていくことで、学習効果を向上させ、受験勉強をより充実したものにすることができます。
「正しい昼寝」は学習効果あり!学習効率Upの昼寝術
冒頭でも述べたように、正しく昼寝をとることは学習効率を向上させます。
長い受験勉強期間において、睡眠との良い付き合いは必要不可欠です。
そこで以下では、学習効果をもたらす昼寝術を解説します。
①昼寝は15分~20分程度に留める
「NG昼寝」でお伝えしたように、30分以上の睡眠は深い睡眠を引き起こし、夜間の睡眠に影響を及ぼしたり、睡眠慣性を引き起こしたりする可能性があります。
そこで、昼寝をする際は15分~20分程度の浅い睡眠に留めましょう。
短時間の睡眠に留めることで、体と脳を休めつつ、深い睡眠に入ることを防ぎ、睡眠の良い効果だけを得ることができます。
そうは言っても、想定よりも眠ってしまう…という方に、過眠を防ぐ方法を3つご紹介します。
まず、必ずアラームをセットしましょう。
自習室など、音を出すのが難しい環境の場合には、体に触れるところにスマートフォンを置き、バイブレーションモードでアラームをセットしておきましょう。
また、NG昼寝でご紹介したように、完全にリラックスできる環境での昼寝は避けましょう。
短時間で目覚めるように、机に突っ伏す体制や、椅子に座った状態など、あくまでも仮眠の体制での昼寝がおすすめです。
そして、昼寝の二度寝を避けましょう。
起きてすぐに水分を補給したり、一度背筋を伸ばしたりと、昼寝をしていた体勢から大きく体を動かし、二度寝を防ぎましょう。
②12時~15時の時間帯に寝る
「NG昼寝」の例として、夕方以降の時間帯の昼寝を挙げました。
一般的に、15時以降の睡眠は夜の睡眠に影響を及ぼすおそれがある、と言われています。
長時間の昼寝をして、夜の睡眠と分割して睡眠時間を確保したい、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、その方法は受験生にとっては逆効果の可能性があります。
分割した睡眠(7時間以下の睡眠)は、自己の認知機能を低下させてしまうという研究結果があります。
その結果、自分自身の疲労をうまく認識することができず、心身に負荷をかけてしまうおそれがあります。
夜の睡眠時間に影響を与えるのを避けるため、昼寝は12時~15時の間にとりましょう。
③昼寝の前にカフェインを摂取する
昼寝で寝すぎてしまうことが多い方や、アラームでうまく目覚められない方は、昼寝の前のカフェイン摂取をおすすめします。
カフェインには、”覚醒効果”という眠気を覚ます効果があります。
この覚醒効果は、摂取後20分~30分後に表れます。
そのため、昼寝の前にカフェインを摂取することで、昼寝後にちょうど覚醒効果が得られ、眠気を覚ます助けとなります。
カフェインは、コーヒー・紅茶・緑茶などに多く含まれています。
カフェインを多く含む、エナジードリンクなどの清涼飲料水もありますが、カフェインの過剰摂取となるおそれがありますので、留意して摂取しましょう。
④昼寝の後のTo doを決めておく
昼寝前に、目覚めた後にやるべきことTo doをリスト化しておくことも効果的です。
やるべきことをリストアップしておくことで、起床後スムーズに勉強に移行が可能なうえ、二度寝や過眠を防止する効果があります。
このTo do設定について、できるだけ具体的に、かつ細かく書き出すことをおすすめします。
「数学をやる」ではなく、「数学:●●問題集の▲章をやる」など、起床後にもすぐに行動できるよう、自分自身に指針を示しましょう。
その日の初めにTo doを設定している場合には、昼寝後にどこから取り組むのか、を明示しておくことがおすすめです。
生活リズムまで徹底サポート・医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで、「昼寝をしすぎてしまう」というお悩みを軸に解説してきました。
睡眠の問題だけに限らず、正しい生活リズムを保ちながら受験勉強という長期間の学習を1人で乗り切るのは、大変な労力が必要です。
そのため、生活リズムの乱れから精神的な不安を感じた際、相談できる存在がほしい、と考える方も多いかと思います。
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週1回のカウンセリングで生活リズムまできめ細やかにサポート
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週に1回、担任による1:1のカウンセリングを実施し、学習に関する質問事項はもちろん、生活での困りごと、悩みや気になりごとなど、些細なことでも相談可能です。
勉強法の見直しや学習法の提示、今回の記事の昼寝のように、生活リズム改善にまつわるアドバイスも行っています。
一人ひとりの生徒に誠実に向き合い、きめ細やかなサポートを行います。
徹底した出席状況管理&入退室を通知する“KAZASUシステム”
京都医塾では、朝の授業開始時にすべての生徒の出席状況を、担当による点呼で確認します。
もしも朝の点呼に不在の場合には、即座に保護者様にご連絡し、状況のおうかがいをしています。
京都医塾では、0時就寝・6時起床を推奨していますが、生活リズムがうまく整えられていない場合には、その改善までサポートいたします。
また、「KAZASUシステム」には校舎へ入退時に保護者にメールで通知する機能があり、きちんと登校できているかを即時確認いただけるようになっています。
通学中に不測の事態があった場合にも、即座にフォローができる体制を整えています。
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医学部合格にあたっては、集中できる環境作りが重要です。
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いくつも並んだブースから、それぞれの目標に向かって努力する仲間の気迫が感じられ、同じ志を持つライバルたちからの刺激で、より一層の努力ができる空間となっています。
まとめ
いかがでしたか。
生活リズムを適切に保つことは、受験生の必須スキルと言えます。
万全の体調を常に維持することは、時間の限られている受験勉強において重要なことです。
今回の記事をぜひ参考にしていただき、昼寝と良い付き合いをし、効率的な学習を心がけましょう。
そして、生活リズムをしっかり管理し、医学部への確実な合格を目指したい方は、京都医塾の検討をおすすめします。
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