医学部の受験勉強を進めていくにあたって重要なのが、学習に集中する時間と休憩を取り入れる時間のメリハリです。
成績をあげようと、学習だけに大幅に時間を割いたとしても脳が疲れてしまい効率の低下を招きますし、逆に休憩ばかり取っていても勉強は進みません。
そこで今回の記事では、医学部の受験勉強をする際のおすすめの学習サイクルと、休憩の効果的な取り方をまとめました。
目次
脳が集中できる時間はどれくらい?
受験勉強を効率的に進めるための学習サイクルと、休憩の取り方の解説をする前に、そもそも脳が集中できる限界時間について知っておきましょう。
結論から言うと、脳が最もパフォーマンスを発揮できる時間は、20分から50分が限界と言われています。
脳は人体の中でも酸素や栄養素を、とりわけ多く使う臓器ですから、疲労も溜まりやすい性質を持っています。
そのため、脳を効率的に使っていくには、数十分単位のサイクルで休憩を取り入れて、リフレッシュさせながら勉強を進めていくのが効果的です。
ポモドーロ・テクニックで学習管理
脳の集中力を発揮できる時間については、上で述べたとおりです。
では、この脳の性質を踏まえたうえで、効率的に勉強を進めていくにはどういった勉強方法をとればよいのでしょうか。
脳の特性を生かした勉強方法には色々なものがありますが、ここでおすすめしたいのは「ポモドーロ・テクニック」と言われる学習テクニックです。
このポモドーロ・テクニックとは、短時間学習と短時間休憩のサイクルを交互にくり返す勉強方法を言います。
1990年代に確立されたテクニックですが、効率よく作業を進められるとあって、勉強だけでなくビジネスの世界でも積極的に取り入れられています。
ポモドーロ・テクニックの使い方
ポモドーロ・テクニックは、30分間を一つのサイクルとして行うのが一般的です。
この30分間の内訳は25分間の勉強時間と、5分間の休憩時間で成り立っています。
25分間という勉強時間は、脳が集中力を発揮できる時間内に収まっていますので非常に効率的です。
休憩時間の5分間は少し短いと感じるかも知れませんが、長い時間ダラダラ過ごすと、かえって勉強に戻るまでが億劫になってしまいます。
むしろ、イスから立ち上がって少し体操をしたり、お気に入りのドリンクを飲んでみたり、もしくは友人とちょっとした会話をするだけの方が、十分リフレッシュできます。
慣れてしまえば、25分間と5分間のサイクルが脳に定着して、ますます勉強が効率化しますので、ぜひ試してみてください。
「外的中断」には要注意
勉強と休憩のサイクルを上手に取り入れられるポモドーロ・テクニックですが、「外的中断」には注意しなければなりません。
外的中断とは、文字どおり外部からの要因による、作業の中断を指す言葉です。
この外的中断が起こりやすいパターンとしては、家族や友人からの干渉、電話、メールなどがあげられます。
これらの要因によりポモドーロ・テクニックが中断してしまうと、集中力が途切れてしまい、勉強と休憩のサイクルが乱れてしまいます。
こういった要因を排除するためにも、ポモドーロ・テクニックを実践するときには、周囲に話しかけたりしないようにお願いしたりするなど、何らかの働きかけが必要です。
もちろん、スマホの電源も必ずオフにしてから勉強に入りましょう。
共通テストなどの試験時間に合わせる
みなさんもご存知のとおり、共通テストなどの試験時間は60分や90分、長い場合は理科2科目で150分など長丁場なものとなっています。
そのため、ポモドーロ・テクニックのような効率学習に加えて、長時間の集中力持続にも耐えられるような勉強も、積極的に取り入れていく必要があります。
こういった勉強サイクルでは、より効果的に休憩をとることが求められますが、おすすめなのは脳内の視覚系と呼ばれる部位を休ませてあげる休憩方法です。
長時間にわたる学習では、脳の中でも視覚系を酷使していることが多いため、リフレッシュをするなら目を休ませるのがとくに効果的なのです。
やり方はとても簡単で、顔は正面を向いたまま、眼球だけを真上に動かし5秒キープします。
この動作を右、下、左と繰り返したら数秒間、何も考えずに目を閉じるだけです。
聴覚も利用して、より一層リラックスしたい場合は、自然音を聴きながらゆっくりするのがお手軽です。
動画配信サイトなどでは、川のせせらぎや野鳥のさえずり、心地よいさざ波の音など様々な自然音に触れることができますので、さらなる息抜きの効果が期待できます。
フロー状態を意識して自分なりのサイクルを確立
受験生の方の中には、どうしても勉強時間と休憩時間のサイクルが掴めないという方もいるはずです。
そういった方は、ご自身にとってピッタリと思われるサイクルが見つかるまで、マイペースで勉強を進めてみてもかまいません。
ただし、ここで大切なのは「フロー状態」に入れるように意識することです。
フロー状態とは、ハンガリー系アメリカ人のミハイ・チクセントミハイ教授が提唱した概念で、人間の集中力が最大限に高まり、時間の経過や疲労を感じなくなっている状態を指します
分かりやすく言うと、時間を忘れて何かに没頭している状態のことを言います。
ゲームやマンガなどに集中していて、いつの間にか何時間も経過していたという経験は、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。
世間一般では「ゾーンに入る」といった言われ方もしますが、とにかく、この状態を目指すことで勉強の効率化が図られることは間違いありません。
そして、肝心のフロー状態に入るための方法ですが、まずは目標意識を明確化して物事に取り組むことが前提となります。
なぜなら、目標意識が不明確なままだと、集中力が散漫となりフロー状態に入るのは困難になるからです。
そのため、フロー状態を意識した勉強をする際は、事前にノルマを決めるなどしてから机に向かうようにしてください。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
医学部の受験勉強を進めるうえで効率化を図るためには、勉強と休憩のサイクルがカギを握ります。
勉強と休憩のサイクルは車の両輪のようなものですから、どちらか一方が欠けても、効果的な学習にはつながりません。
このことから、受験生の多くはポモドーロ・テクニックのようなサイクルを実践して、勉強を進めています。
また、ポモドーロ・テクニックが合わないといった人は、フロー状態を目指した学習方法を取り入れて医学部合格を目指しています。
しかし、受験生の方々の中には、上記のような方法を実践しても、なかなか上手く勉強を進められないといった人も多いのではないでしょうか。
そんな人の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、独自の勉強・休憩サイクルを用いた学習指導や、集中力を最大限に発揮できる学習環境を強みに、これまでにもたくさんの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の指導内容などについて紹介していきましょう。
より有意義な勉強サイクルを実現した当塾オリジナルのメソッド
受験勉強を効果的に進めていくにあたって欠かせないのが、自習時間です。
しかし、この自習時間を十分にとったとしても、適切な勉強のサイクルが確立されていない状態では、高いパフォーマンスは得られません。
そこで、当塾では「15分間×6セット」を一つの単位とした、勉強サイクルを推奨しています。
このように15分ごとに区切る理由は「短時間で何ができるか」ということと、「どこまで問題をクリアできるのか」ということを最大限、意識して取り組むよう促すためです。
短い時間の中で、きちんと目標意識をもって学習をすることで、さらなる効率化が図られるというわけです。
個人用ブースで理想的な学習を
当塾の勉強サイクルに関する指導方針は、上記で述べたとおりです。
しかし、上記のような勉強サイクルを誰にも邪魔されずに遂行していくためには、整備の行き届いた学習環境が必要です。
そこで京都医塾では、受験生の方々が集中して学習に励むための、個人用ブースを用意して支援をしております。
このブースは個々人に用意された専用のブースですから、周囲の影響を受けることなく、理想的な環境で学習を進めることができます。
このブース内であれば、当塾が推奨する勉強サイクルを実践するにも最適ですし、共通テストに合わせたサイクルで勉強をするのにも適しています。
もちろん、休憩を取る目的で利用してもかまいません。
自由に活用して、勉強パフォーマンスをあげるのに役立ててください。
専属の整体師が常駐し、肉体的・精神的な疲労をケア
一日中、机に向かって勉強した後は、身体中の筋肉がカチコチになってしまうものです。
また、頭の方もフル回転させていたわけですから、精神的な疲労が激しくてもおかしくありません。
京都医塾では、そういった受験生の疲労を緩和する取り組みとして、専属の整体師を配置してケアにあたっています。
プロの整体師からマッサージをしてもらうことで、凝り固まった筋肉の緊張がほぐれますし、整体中の何気ない会話からストレスが和らぐことも期待できます。
まとめ
医学部合格を勝ち取るためには、極めて高い水準の学力が必要です。
そのため、勉強と休憩のサイクルを効率化しながら、学習を進めていく必要があります。
しかし、受験生の中には、様々なテクニックを利用してサイクルを確立しようとしても、どうしても上手くいかないといった人も多いのではないでしょうか。
そんな人の大きな助けとなるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、独自の勉強・休憩サイクルを用いた学習指導や、集中力を最大限に発揮できる学習環境を強みに、これまでにもたくさんの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。
私たちのサポートを受けていただければ、勉強と休憩の効率的なサイクルが確立され、あなたの学力も飛躍的にアップし、引いては医学部合格へも近づきます。
本気で医学部合格を目指す人には、効率的な学習指導が自慢の京都医塾がおすすめです。
なお、当塾では体験授業が受けられる「一泊二日医学部合格診断」というプログラムを実施しています。
宿泊費や交通費などは、すべて京都医塾で負担いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。