勉強には質が大事なのか、量が大事なのか
医学部に合格するために、知っておきたいポイントは勉強時間とプランニングです。
実際に医学部に合格した受験生は、どの科目にどれくらいの勉強時間をかけ、どのようなプランをたてて試験に挑んだのか、気になるところです。
そこで今回の記事では、医学部合格のために重要な勉強時間とプランニングについて、解説していきます。
勉強時間は長ければ長い方がいいのか
はじめに、勉強時間についてみていきましょう。
医学部に合格するには、相当な勉強時間を費やす必要があります。
しかし、漠然と長時間勉強すれば、合格できるというわけでもありません。
自分がどのような状態であれば、集中して勉強に取り組めるかを知ることは重要です。
図書館のような静かではあるが周りに人がいる環境の方が、勉強に取り組みやすいという人もいれば、自室ではないと落ち着かないという人もいるでしょう。
医学部を目指す受験生は、まず自分が集中できる環境を把握しましょう。
勉強は質と量の両方が大事
勉強は「質と量のどちらが大事?」とよく話題になりますが、結論から言うとどちらも大事です。
勉強の量については、先ほどふれましたように、勉強時間にすると医学部合格者は相当な時間をかけて勉強しています。
では、勉強の質を上げるには、どのようにすればよいでしょう。
それは、自分のレベルにあった正しい勉強法で取り組むことです。
例えば、不得意科目の成績を上げたい場合、難問に長時間かけてもあまり成果が上がりません。
自分のレベルにあっていない勉強を続けていても、勉強の質は上げられません。
それよりも、自分の実力を知って自分のレベルにあった正しい勉強に取り組みましょう。
どの科目でも、基礎という土台づくりにじっくり取り組んでから応用問題にチャレンジしていく方が成果が出やすいです。
つまり、自分の実力を知って、自分のレベルにあった正しい勉強法を計画的に取り組むことが重要です。
科目別の勉強時間
医学部の受験科目は、国公立大学医学部では5教科6科目、私立大学は3教科4科目となります。
この項では、どの科目にどれくらいの勉強時間をかければよいのか、解説していきます。
受験科目すべてのバランスが重要
合格は、受験科目の総合得点で決まります。
激化している医学部の受験では、不得意科目が1つでもあれば合格は難しくなります。
受験生はすべての受験科目に力を入れて取り組む必要があります。
しかし、ここで受験科目が4科目であったとしても、勉強時間を均等に4分割するような
時間配分で勉強することはおすすめできません。
それよりも、どの教科にどれくらいの時間をかけるべきかをよく考えましょう。
入試での配点、自身の成績などを勘案して、バランスよく勉強する必要があります。
すべての科目をバランスよく勉強するというのは、全科目を同じ時間配分で勉強することではなく、それぞれの科目にあった勉強量を知ってから取り組むということです。
時間帯によって勉強科目を変えるのもおすすめ
1日の勉強時間の中で効率をあげるコツは、時間帯によって勉強科目を変えることです。
せっかく勉強するのであれば、はかどる時間帯を選びたいものです。
具体的に、どの時間帯にどのような勉強をすればよいかについて、みていきましょう。
朝は、頭を使う勉強に最適の時間帯です。
脳科学者の茂木健一郎さんによると、とくに起床後の3時間は脳のゴールデンタイムといいます。
頭を使う科目は、午前に行うのがおすすめです。
とくに、数学や理科など理数系の教科を勉強しましょう。
一方で、昼食後は、食事をとることで血糖値が上昇するため眠くなることもあります。
もしも、どうしようもなく眠くなってしまう場合は、15分程度の昼寝をとることも効果的です。
自習室や自宅で勉強しているときは、少し昼寝をはさむと、脳がリフレッシュされ、その後の勉強がはかどります。
学校や予備校にいる場合は、昼休みの時間を利用して仮眠をとってもよいかもしれません。
ただし、昼寝を長時間とってしまうと、夜の睡眠に影響がでてしまいます。
生活リズムが崩れてしまう心配もあるので注意しましょう。
午後は、午前ほどではないですが、一日の中では頭の働きが良い時間帯です。
午後の時間帯は、やる気がアップするドーパミンやアドレナリンの血中濃度が高まります。
そのため、思考力と持久力の必要な科目に集中するのがおすすめです。
英語の長文問題や、論述問題、小論文などの科目を選ぶとよいでしょう。
夜は1日の疲れが出るため、頭を使う問題を解いたりするには適しませんが、暗記には最適の時間帯です。
睡眠中は、その日の情報が整理され、必要な情報は記憶として定着されます。
そのため、夜は暗記が多い科目の勉強や記憶を定着させたい分野の復習がよいでしょう。
英単語や、生物や化学などとくに暗記しておきたいところは、夜の時間帯を選んで記憶を定着させましょう。
勉強時間の有効な使い方
現役生にしろ浪人生にしろ、どちらにとっても受験までの期間は限られています。
試験日までに勉強できる時間を有効につかわなければ、医学部の合格はつかめません。
限られた勉強時間を有効に使うためには、プランニングが不可欠です。
この項では、医学部合格のためには、実際にどのようにプランニングしていけばよいのか、みていきましょう。
プランニングの重要性
プランニングのためにまず必要なことは、合格までの距離を知ることです。
志望校の受験データと自分の学力を照らし合わせて、分析する必要があります。
分析をすることで試験日までに、自分がどの科目にどれくらいの時間を使って勉強できるのかがわかります。
志望校の分析には、受験科目は何か、得意な科目、不得意な科目の配点や合格最低点はどれくらいかといったデータを参考にしましょう。
志望校の過去問を手に入れてもいいでしょう。
今の時点でどのくらいの問題が分かるのか、よく出題される分野は何か、試験問題の傾向をつかみましょう。
志望校のデータや過去問を参考にすることで、今の自分が少し努力をしたら届きそうなのか、それとも相当な努力が必要なのかが見えてきます。
志望校のデータと自分の学力をしっかり分析して、合格までの距離を計り合格できるプランをたてましょう。
プランの実行のためには生活リズムも重要
どれだけ志望校の分析をして、自分にあったプランをたててもプランが実行されなければ、学力は向上しません。
プランを実行するためには、勉強時間はもちろんのこと、生活リズムをコントロールすることが大切です。
受験生は、朝は早めに起床し、夜は0時前には就寝しましょう。
理由は、入試当日と同じ時間に起床し、ベストな状態で臨めるように、日頃から習慣化するためです。
たとえば、朝の起床時間が遅い生活リズムを送っている受験生が、試験の当日だけ早起きするのは難しいものです。
さらに、脳が活性化してくる時間もいつもの生活リズムどおりであれば、試験時間の集中にも影響します。
習慣はすぐには変えられません。
受験生は、生活リズムを整えることが大切です。
また、受験生によくありがちな夜更かしには注意しましょう。
日付が変わってからの学習は、受験生本人にとってはしーんと静かな夜中に一人で勉強していることで、自分が頑張っている実感がわくかもしれません。
しかし、残念ながら疲労がたまった夜中に、眠い目をこすりながら勉強しても脳の働きは落ちてしまっています。
次の日も、起床時刻が遅くなり、午前中の勉強の効率が落ちてしまいます。
せっかくたてたプランを実行するためにも、夜更かしはせずに夜はしっかり睡眠をとりましょう。
自習は15分で1セットの意識
自習は15分で1セットの意識をもちましょう。
京都医塾を含め、塾や予備校の授業は90分一コマで開講されることが多いでしょう。
京都医塾でも授業に集中して知識を入れられる限界は90分だと考えています。
しかし、同じようにして自習時間に数学を90分連続で勉強しようとしても効率的ではありません。
それよりも15分の短時間学習を6セット行う方がおすすめです。
自習では、何をどこまでやるのか見通しを立てて学習をしないと、確実な分量をこなせません。
勉強時間を短く区切ることで見通しが立てやすくなり、より確実に学習ノルマを消化することができるのです。
また、短時間で区切ることで脳をリフレッシュさせ、能率が下がるのを防ぐことができます。
通学時間や休み時間も活用
通学中や休み時間などの、すきま時間も活用しましょう。
この時間は暗記や復習に取り組むことがおすすめです。
周囲に人がいる環境は、適度に緊張感もあり、脳が活性化しやすいです。
また、すきま時間とはいえ積み重ねると、無視できない時間数となります。
勉強できそうな時間を見つけたら、有効に活用していきましょう。
京都医塾なら徹底したプランニング
一人ひとりに合わせたカリキュラム
京都医塾では、合格までのプランニングをするために、受験生一人ひとりを徹底的に分析し、合格までの距離を知ることから始めます。
そして、各教科の現在の学力・知識量・能力をヒアリング・アチーブメントテスト・体験授業で分析します。
合格までの正確な距離を測り、最適なカリキュラムを作成します。
生活リズムも管理してくれる
京都医塾では、原則6時起床、0時前の就寝を推奨しています。
充実した一日を送るためには、朝早くから活動することが重要です。
朝をきちんと迎えてもらうために、毎朝の点呼を行い、生徒が校舎に入退する時には、保護者様にメールで通知します。
また、朝に登校していなければ、すぐさま生徒に連絡して、生徒の様子を確認します。
このように、京都医塾は1年間最後まで集中力を切らず走り抜ける生活習慣を管理してくれるのです。
自習時間もスケジューリング
ただ漠然と自習していると、今日は数学を頑張ろうとか、今日は模試の復習をしようなどといった雑な目標をたてがちです。
その結果、1週間のうちほとんど手をつけていない科目がでてきたりします。
これでは、学力の向上は望めません。
京都医塾では受験生の自習時間もスケジューリングしています。
どの時間にどの教科の何をどれだけ学習するのか、あらかじめスケジューリングすることで、時間のやりくりに悩むことなくスムーズにバランスよく効率的な学習を実現させています。
講師が常駐。いつでも質問可能
京都医塾には80名以上の社員講師が在籍しています。
施設に講師が常駐しているため、授業で分からなかったことも即座に解決できる体制を整えています。
分からない箇所をその日のうちに解決できますから、生徒が疑問点を放置してしまうこともありません。
さらに、前述のように京都医塾では生徒に見合ったカリキュラムを作成します。
このカリキュラムはオーダーメイドカリキュラムと呼ばれるもので、生徒の学習進度によって柔軟に変更されます。
カリキュラムの変更と合わせて講師陣がスケジュールの調整もしてくれますので、生徒は勉強に全力で集中できるでしょう。
京都留学体験受付中
京都留学とは京都医塾が行っている体験入塾のことで、ベテラン講師によるマンツーマンの授業やオリジナルの学力診断テストなどが受けられます。
テスト結果のフィードバックも受けられますので、医学部合格までの道のりを分析してくれます。
こちらの京都留学は一泊二日のプランになりますが、宿泊費、交通費ともに無料です。
京都医塾が負担します。
2日間、京都医塾にお越しいただくことで、京都医塾の学習システムや質の高い授業・分析力を体感することができます。
まとめ
この記事では、合格までに必要な勉強時間と勉強時間の有効な使い方について述べてきました。
重要なのは、合格までの正確な距離を知り、プランニングすることです。
プランニングでどの科目をどのくらい伸ばす必要があるかを把握したら、各教科がバランスよく合格に達するようにスケジュールを定めて実行していくことが大切です。
しかし、プランニングといっても一人で行うには限界がありますし、スケジュール通りに勉強をこなしていけのるか不安な気持ちにもなるでしょう。
京都医塾では、医学部受験指導経験の豊富なプロの講師陣が受験生一人ひとりが合格するためのプランニングを行います。
オーダーメイドカリキュラムによって、いつまでにどのくらいの勉強量が必要なのかが明確になります。
生徒一人ひとりが、スケジュール通りに勉強がすすめられるように生活リズムの管理や週1回メンタルサポートも受けられます。
学習の進捗によって柔軟にカリキュラムの変更もできますので、スケジュール調整に時間を割くことなく、勉強に集中することができます。
医学部合格までの道のりを分析してほしいという方は、ぜひ京都医塾にご相談ください。