受験生の中には、周りの雑音が気になったり、マンガなどの誘惑があったりして、学習にいまいち集中しきれないという人も多いのではないでしょうか。
学習環境の良し悪しは集中力にも影響を与えますから、できるだけ良質な場所を確保したいところです。
そこで今回の記事では、図書館やカフェ、予備校の自習室など色々な勉強可能な場所を取り上げ、それぞれのメリットやデメリットを紹介していきましょう。
どの勉強場所にも長所と短所がありますので、比較検討したうえであなたに見合った学習環境を探す一助としてください。
目次
勉強場所の重要性
勉強の効果を最大限に高めるためには、学習環境がとても重要な要素となります。
雑音が激しい場所で勉強していると集中力が散漫になってしまい、せっかく覚えたこともかたっぱしから抜け落ちてしまうでしょう。
また、テレビやマンガなどに囲まれた環境では、ついつい娯楽に手を伸ばしてしまい、気が付いたら数時間が経過していたなどということも珍しくありません。
加えて、暑すぎる環境や寒すぎる環境、休憩が取りづらい環境も集中を妨げる要因となります。
このように学習で得た情報を脳にしっかりと定着させていくためには、できるだけ良質な勉強場所を確保する必要があるのです。
図書館で自習するメリット・デメリット
まずは、図書館で自習する場合のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
図書館で自習するメリット
最初に、メリットの紹介からしていきます。
静かで集中できる
図書館は、基本的に読書や勉強に励む人が利用している場所です。
そのため、集中を妨げる私語や物音が最小限の環境となっています。
静かな環境を求めている人には、うってつけの環境と言えるでしょう。
余計な誘惑が少ない
自宅学習の場合、周囲には娯楽が溢れているため、集中力に乱れが生じてしまうという人は少なくありません。
一度マンガを手に取ったが最後、最終巻まで読破してしまうこともあるでしょう。
その点、図書館にはこの種類の誘惑が最小限にとどまっています。
自宅ではイマイチ集中できない人には、図書館などの学習環境がおすすめです。
本を読んで息抜きが可能
当然ですが図書館には、数千~数万冊の本が収められています。
ちょっとした息抜きに、お気に入りの小説や実用書を手に取ってみるのも、よい気分転換になるはずです。
図書館で自習するデメリット
次に、図書館で自習する場合のデメリットについても見ていきましょう。
閉館時間が早い
図書館には、有料自習室や予備校の自習室などと比べると、閉館時間が早いといったデメリットがあります。
文部科学省が行っている調査によると、公立図書館の一般的な閉館時間は17~18時台となっています。
基本的に夜間利用は禁止となっていますので、部活や仕事の後に勉強したい人にとっては、大きなデメリットに感じるはずです。
席が確保できない場合がある
図書館は公的な施設ですから、誰にでも利用する権利があります。
そのため、席についても優先権などは存在せず、基本的に「早い者勝ち」の原則が貫かれます。
もし、確実に席を確保したい場合は、後述する予備校などの自習室の利用を考えましょう。
カフェで自習するメリット・デメリット
続いて、カフェで自習する場合のメリットとデメリットについても見ていきましょう。
こちらの項では、カフェで自習するメリットやデメリットの中でも主だったものをピックアップして説明していきます。
カフェで自習するメリット
まずは、カフェで自習するメリットから見ていきましょう。
静かすぎず周りの目がある
カフェでは、利用客や店員など、他人の視線に常に晒されています。
そのため、適度な緊張感が発生し、勉強へ集中するよいきっかけとなります。
普段は、ついついスマホを取り出してゲームなどをしてしまいがちな人でも、周囲の目線の影響で、だらしない態度をとれなくなるというわけです。
また、カフェではBGMが流れていますので、静かすぎる環境は逆に集中できないという人にもおすすめです。
お金を払った分勉強する気になる
カフェを利用するためには、ドリンクやフードメニューを注文する必要があります。
図書館や自宅などとは違い、お金を払って勉強場所を確保するわけですから、自然と学習に身が入るようになるというものです。
お腹がすいたら空腹が満たせる
脳の栄養源は、ブドウ糖と言われています。
ブドウ糖とは、糖質を体内で分解したときに生成される栄養素の一種です。
そして、このブドウ糖の残量が減ると、脳は空腹感を感じるよう身体に指令を出します。
つまり、「エネルギーを補給しなさい」と訴えかけるわけです。
腹が減っては戦はできぬと言いますが、勉強も同じでエネルギーがなければ集中力を欠いてしまいます。
カフェであれば、いつでもメニューを注文することができますから、こういった場合でもすぐに対処することができます。
気分転換になる
カフェは店主の趣味やセンスが色濃く反映されているため、店ごとに様々な表情があるのが特徴です。
カフェを自習場所に選ぶ場合、そういった店ごとの特色を味わいながら学習に励むことができるため、よい気分転換にもつながるはずです。
カフェで自習するデメリット
さて、カフェで自習するデメリットについても見ていきましょう。
長い時間席を確保しづらい
カフェは営利目的で活動していますから、長時間居座るお客さんは歓迎されません。
ドリンク1杯で確保できる勉強時間は、せいぜい1~2時間くらいが限度でしょう。
長時間、学習をしたい場合は、カフェは向いていないと言えます。
気が散ることも
カフェには、様々な人が訪れます。
友人と連れ立ってくる人もいれば、子どもと一緒に利用する人もいるでしょう。
そのため、周囲の雑音が大きくなりすぎて、集中力が切れてしまうことも考えられます。
カフェを自習場所とする場合は、あらかじめ店内が落ち着いている時間をリサーチしてから利用するのがおすすめです。
何度も行くと出費がかさむ
上でも書いたとおり、カフェを利用する以上はドリンクなどをオーダーしなければなりません。
一度や二度の利用では気にならない金額かも知れませんが、何度も利用するとまとまった出費を覚悟する必要があるでしょう。
有料自習室を使うメリット・デメリット
有料自習室とは、その名のとおりお金を支払うことで利用できる自習室のことです。
夜間の勉強時間を確保したい社会人などを中心に、支持を集めています。
ここでは、そんな有料自習室を使う場合の、メリットとデメリットについて見ていきましょう
有料自習室を使うメリット
まずは、有料自習室を使うメリットについての解説です。
騒音が少なく、集中できる
有料自習室は図書館と同様、勉強などに集中したい人たちが利用する施設です。
そのため、カフェなどのように騒音が耳に入ることは、まずありません。
勉強に専念したい人にとっては、非常によい環境と言えるでしょう。
余計な誘惑がない
有料自習室には、テレビやゲームといった学習意欲をそぎ落としてしまうものは存在しません。
余計な誘惑がありませんから、充実した勉強時間を確保できるはずです。
周りに人がいるから頑張れる
有料自習室には、大学受験を目指す人や資格取得を目指す人など、色々な人が訪れます。
それぞれが面識はなくとも、彼らは皆似たような目標を掲げた言わば「同志」。
自分を高めるという意思を持った人たちが集まるわけですから、互いに切磋琢磨し合うという方向に、自然と意識が向かうはずです。
席が確保しやすい
有料自習室には、席が確保しやすいといったメリットもあります。
支払った料金の分はしっかり勉強に充てられますから、有意義な学習時間となるでしょう。
施設によっては、教材などを保管してくれる点についても大きな長所です。
有料自習室を使うデメリット
有料自習室を使うデメリットについても解説していきましょう。
分からないことを質問できない
有料自習室では、予備校のように分からない点を質問できる存在がいません。
あくまで個人で学習するためのスペースですから、不明点については自分で解決する必要があるのです。
どうしてもサポート役が欲しいという人は、予備校の利用をおすすめします。
自主性がないと学力は伸びない
先ほどもお伝えしたとおり、有料自習室は個人で学習するためのスペースです。
そのため、誰かが直接モチベーションを後押ししてくれるということはありません。
自主性を持って学習に向き合わないと学力が伸びないといった点も、有料自習室を使う場合のデメリットと言えるでしょう。
予備校の自習室を使うメリット・デメリット
カフェや有料自習室に続いて、予備校の自習室を使う際のメリットとデメリットについても見ていきましょう。
予備校の自習室を使うメリット
まずは、予備校の自習室を使うメリットです。
講師に質問できる
多くの予備校では講師が常駐し、受験生の質問に答えられる体制を整えています。
そのため、分からないことがあればすぐに確認できるというメリットがあります。
ただし、施設によってはアルバイトに任せていることもありますので、できるだけ社員講師が対応してくれるところを選びましょう。
誘惑が少ない
予備校にはテレビやゲーム、マンガなど、あなたの勉強意欲に悪影響を及ぼすものがありません。
色々な誘惑を断ち切った状態で勉強に励めるのは、予備校の長所の一つです。
周りに頑張っている人がいるため集中できる
予備校の自習室では、常に誰かが学習をしています。
互いに刺激し合える環境に身が置けるわけですから、自ずと勉強にも身が入るはずです。
夜遅くまで開いている
予備校の自習室は、図書館などとは違い、夜遅くまで開放されています。
そのため、時間的な自由度が高く、個人の生活サイクルに合わせて柔軟に活用することができます。
部活などで忙しい場合でも、しっかり勉強場所を確保できるのは、予備校の自習室を利用するうえでの大きなメリットです。
予備校の自習室を使うデメリット
次に、予備校の自習室を使う場合のデメリットについても解説していきましょう。
予備校の授業を取らないと使えない
当然ですが、予備校の自習室を使う場合は、その施設のカリキュラムを受講する必要があります。
カリキュラムを受講していない場合、自習室は使用できないと考えてよいでしょう。
予備校の自習室を使う場合は、必ずカリキュラムを受講する手続きを済ませてから利用してください。
場合によってはうるさいことも
予備校の自習室は勉強場所として設置されている空間ですから、基本的には雑音に見舞われることはありません。
しかし、友人と連れ合って利用している人がいた場合、私語が気になる可能性もあります。
最初は「ヒソヒソ」と話していたものが、次第に大きな話し声になっていくのは十分考えられます。
このような場合は席を移動するか、そういった人たちとは時間をずらして学習するなどの対策をとりましょう。
京都医塾なら一人ひとりに専用の個人ブース
ここまでは、図書館やカフェ、有料自習室などを引き合いに出して、それぞれのメリットとデメリットについて解説してきました。
これらの勉強場所では、静かな環境で学習ができるなどのメリットが享受できる一方で、学習時間の確保が難しかったり、分からない点があっても誰も助けてくれないといったデメリットもあります。
どの施設も一長一短ですから、最良の学習環境を得たいと考えている人にとっては、大きな悩みどころとなるでしょう。
そういったときにおすすめなのが、良質な学習環境を整えていることで知られる予備校、「京都医塾」です。
京都医塾は医学部受験に特化した予備校で、優れた社員講師や独自のカリキュラムを武器に、毎年数多くの受験生を医学部へ輩出しています。
ここから先は、そんな京都医塾が誇る学習環境について紹介していきましょう。
京都医塾の個人ブースとは
京都医塾では一般的な予備校と異なり、受験生それぞれに個人ブースが与えられます。
そのため、他の学習施設にありがちな席の奪い合いにも巻き込まれません。
また、この個人ブースは朝8時から退出するまでの間、課題学習などへ自由に活用できます。
自分のペースに合わせて時間を最大限に生かせますから、大きな学習成果につながるはずです。
さらに、教材を移動する手間もかからないのも、メリットの一つです。
個人ブースで完全1対1の授業
個人ブースの利用は、課題学習のほかにも1対1の授業にも使用されます。
使い慣れた自分だけの場所で、わからないところを徹底的に指導してもらえますから、学習効率も最大化することでしょう。
70名以上の社員講師が常駐。いつでも質問できる
上でも書いたとおり、一般的な施設では、学習時に生まれた疑問点を解決してくれる人は存在しません。
予備校であれば質問が可能ですが、対応役がアルバイトの講師だった場合、解決に時間がかかってしまう可能性があります。
その点、京都医塾であれば社員講師が常駐し、どんな質問でも受けつけられる体制を取っています。
分からない点をすぐに解決できますから、その日に生じた疑問を翌日まで繰り越すことはありません。
いつでも質問可能な環境を維持していることは、京都医塾の持つ大きな強みと言えます。
まとめ
受験勉強を進めていくうえで重要となるのが、良質な学習環境です。
どんなに優秀な人であっても、学習環境に恵まれなければ集中力を欠いてしまい、成績の伸びも頭打ちになってしまうでしょう。
便利な勉強場所としては、静かで時間にも融通がききやすい予備校の自習室が有力ですが、施設によって学習環境の良し悪しがありますから、悩んでしまう人も多いはずです。
そんな人におすすめなのが、優れた学習環境を有していることで名高い、京都医塾です。
京都医塾では、受験生それぞれに個人ブースを与え、学習を徹底的にサポートしています。
この個人ブースは朝8時から退出の時間まで自由に使えますから、受験生それぞれの学習効率を最大限に高めることができます。
また、社員講師が常に控えていますので、分からない点は即座に解決可能です。
疑問点を次の日まで繰り越す心配がありませんので、成績の伸長にも非常によい影響を与えてくれます。
学習環境が整った空間で勉強に励みたい人には、京都医塾がうってつけです。
一泊二日京都留学では、施設内を見学することができますので、どういった学習環境なのかをぜひチェックしてみてください。
受付は、メールや電話で随時行っています。