医学部合格のために、日夜勉強に励んでいる人にとって、一日のうちでどの時間帯が勉強に最適かという点については、大きな関心事のはずです。
また、ライフスタイルなどの関係で一定の時間帯での勉強が難しいため、タイミングごとに効率的な学習方法を知っておきたいという人も、多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、勉強に適した時間帯や、時間帯別のおすすめの勉強法をまとめました。
目次
朝は「脳力」MAX!勉強の時間帯に最適
一日のうち、朝は最も脳がリフレッシュされている時間帯です。
脳は睡眠中に記憶の定着や整理を行うとともに、脳内に溜まった老廃物の掃除も行うことから、起床時には勉強を行うための準備が万全の状態になっています。
そして、この時間帯に、ぜひやっておきたい勉強が、前日に学んだことの復習です。
人間の脳が寝ている間に記憶の定着作業などを行っていることは、上記のとおりですが、すべての物事を保存できているというわけではありません。
これは、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウス氏の実験でも明らかになっています。
同氏が行った実験では、人間の記憶は、24時間後には7割以上も失われていることが判明しています。
要するに、私たちの記憶力は、自身が思っているほどあてにならないというわけです。
しかしながら、人間の脳は同じことを反復して学ぶことで、脳内のネットワークの強化がなされ、物事を長期的に覚えていられるようになります。
このことから、勉強で得たことをしっかり覚え込むためには復習が欠かせず、また復習を行うためには、少しでも多くの記憶が残っていて、かつ脳が活力に満ちている朝の時間帯が最適という結論にいたります。
また、朝の陽ざしを浴びることで分泌される、「セロトニン」と呼ばれる脳内伝達物質の効果も見逃せません。
セロトニンには、人間に元来備わっている体内時計をリセットする働きがありますから、生活リズムの改善にもつながります。
加えて、こちらはあまり知られていないことですが、朝ご飯をよく噛んで食べることでも体内時計はより正確にリセットされます。
つまり、朝は医学部の受験勉強にも、生活習慣の改善にも最適な、「脳力」MAXな時間帯と言えるのです。
昼は上手に休む時間帯
次に、昼の時間帯の活用方法を解説していきましょう。
昼は浪人生はともかく、現役生や社会人にとっては、まとまった勉強時間が取りづらい時間帯となります。
いくら勉強に励もうと教材を広げても、周囲に人がいるせいで気が散ってしまうため、集中力に欠けてしまうはずです。
そういったケースでは、いっそのこと夜の学習に向けて、積極的に休憩を取り入れてみることをおすすめします。
そして、休憩の典型的な例としてあげられるのが昼寝です。
昼寝と言うと、横になって眠らなければいけないと感じる方もいるかも知れませんが、イスなどに座ったままでも十分な効果が得られますので心配いりません。
むしろ、イスに座ったままの方が望ましいとも言えます。
なぜなら、横になってしまうと血圧と体温が必要以上に低下してしまうため、脳が本格的な睡眠モードに突入してしまうからです。
すると昼寝から目が覚めたときに、だるさなどの倦怠感が残ってしまう原因になります。
昼の時間帯に勉強に集中できない環境にある人は、座ったままでもよいので、昼寝で脳の疲れを回復させて夜の勉強につなげましょう。
なお、周囲に仲のよい友人がいるのなら、その人たちと交流する時間に充てるのもおすすめです。
人間同士のつながりの活発化は「オキシトシン」という脳内ホルモンを産生します。
このオキシトシンが分泌されると人間の脳は、安心感や幸福感、リラックス感など様々なよい影響を受けるため、恰好の気分転換になり、夜の時間帯の勉強にも弾みがつくというわけです。
夕方は「ながら勉強」が効果的
次に、夕方の時間帯を有効に活用する方法について解説していきましょう。
夕方は多くの人が学校や仕事場からの帰宅のため移動をしたり、その日に必要な買い物をすませたり、家事などに追われている時間帯です。
そのため、夕方の時間帯には、満足に教材に目を向けられません。
しかし、こういった時間帯であっても、有効に活用できるのが聴覚です。
聴覚を使うのであれば歩行中でも、買い物中でも、料理中でも、いつでも勉強のための時間帯に早変わりさせられます。
また、実を言うと聴覚は、脳の記憶の保管庫である「海馬」へもアクセスしやすく、学んだことの定着がなされやすいという特徴をもっています。
この理由には、脳内の聴覚を司る部位と、海馬が近い位置にあることがあげられますが、この構造を上手く利用することで、本来なら何もできない時間帯も効果的に使えるというわけです。
書籍を朗読してくれるアプリでもよいですし、学習系の動画の中にも耳で聴いて学べるものはいくらでもありますので、上手に利用して「ながら勉強」に生かしてください。
夜の学習にはひと工夫を
さらに、一日の締めくくりである、夜の時間帯の勉強方法について解説していきましょう。
言うまでもありませんが、夜の時間帯では、学校や仕事による活動で脳が疲労状態にあるため、朝の時間帯と比べて十分なパフォーマンスを発揮できません。
そこで、夜の時間帯における医学部受験などの勉強では、脳を元気づけてあげるための工夫が必要です。
たとえば、軽い運動などを行うことで、やる気ホルモンのドーパミンの放出を促すことができます。
脳内には、ドーパミンを放出する「側坐核(そくざかく)」という部位が存在しますが、運動の刺激を受けやすく、軽い運動でもドーパミンの放出がなされます。
また、勉強の方法としては、昼の時間帯に使っていない脳の部位を使うのがおすすめです。
たとえば、接客業や営業職などの人などは、仕事中に聴覚をよく使っているはずです。
そのため、夜の時間帯の勉強では書籍を読み込んだり、英単語の書き取りに励んだりなど、聴覚よりも視覚を活用する勉強の方が適しています。
一方で、受験生の方やデスクワーカーの人は、視覚を酷使しているはずですから、夜の時間帯は、音読など聴覚の活用を意識した学習方法が効率的です。
このように夜の時間帯は、脳内の疲労が溜まっている部分の使用は避け、比較的、疲れが溜まっていない部位を使用して勉強を進めてみてください。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
ここまで見てきたとおり、医学部の受験勉強を進めていくためには、時間帯に合わせて勉強方法を変化させるのが有効であると言えます。
朝の時間帯と夜の時間帯では、脳の疲労状態がまったく異なりますから、コンディションに合わせた手段で勉強をする必要があるというわけです。
受験生の方々にあっても、それぞれが自分なりの方法論を用いて、時間帯ごとに最適化された勉強を進めているはずです。
しかし、その一方で、自分の力だけでは、時間帯ごとの勉強方法を確立できないといった人も、多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、医学部受験に特化したカリキュラムや指導力バツグンの講師陣を強みに、これまでにも数多くの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。
効率よく勉強を進めるための環境整備にも力を入れており、施設内には時間帯関係なく利用できるブースを設置するなど、受験生への支援を惜しまないサポートでも注目を集めています。
ここから先は、そんな京都医塾の取り組みについて紹介していきましょう。
どんな時間帯でも全力で勉強できる個人用ブース
受験生のみなさんもご存じのとおり、医学部は数ある学部の中でも「超」がつくほどの難関学部です。
そのため、朝・昼・晩と時間帯問わず一日中、勉強机に向かう必要があります。
合格のための十分な学習量を確保するためには、必要なときに、必要なだけ、必要な箇所の予習・復習は欠かせません。
そこで、京都医塾では、受験生のみなさんに個人専用のブースを提供して、日々の勉強に生かしてもらっています。
この個人用ブースは、施設の開放時間であれば、いつでも好きなときに好きなだけ使えます。
そのため、受験生の方には、ちょっとした時間を最大限に生かせると大変好評です。
一分一秒も無駄にせずに勉強に取り組める環境をお求めの方には、優秀な学習設備を誇る当塾がとくにおすすめです。
時間帯は問いません!いつでも質問をどうぞ
復習を進めていく中で、疑問点が浮かんでくることは珍しくありません。
授業時間中は分かったつもりでいても、いざ自分だけで解いてみるとペンが止まってしまうケースはよくあることでしょう。
そして、分からないことを分からないまま放置した場合、翌日の授業に悪い影響が出てしまうことは明らかです。
そんな事態を回避するために、当塾では常に校舎内に講師を配置して、時間帯問わずどんな質問でも受付けています。
ちょっとした疑問であってもきちんと対応して、すぐに解決に導きますので理解が追いつかない箇所が出ることもありません。
生活改善で朝の時間帯からフルブースト
朝の時間帯こそ、脳のパフォーマンスが最大限発揮できることは、上でも触れたとおりです。
そのことを熟知している京都医塾では、早起きの実践に加えて朝の点呼も実施し、脳の目覚めを促しています。
さらに、管理栄養士が考案した朝食を摂ることにより、目覚めた脳がさらに活性化します。
まさにフルブーストした状態で、一日のスタートを切れるのです。
エンジン全開で学習を開始できますから、勉強の能率が最大化され、朝から晩まで時間帯問わず、絶好調の脳を維持し続けられるというわけです。
まとめ
受験勉強を効率的に進めていくためには、時間帯にも注目して勉強方法を変化させる必要があります。
とくに医学部の受験では、難問を次から次へと解いていく必要があるため、一日に与えられる24時間を、最大限有効に活用しなければなりません。
そのため、受験生の方々の多くは時間帯ごとに勉強のスタイルを変えるなど、それぞれ工夫を凝らして医学部合格を目指しています。
しかし、その一方で、時間帯ごとの勉強の管理が苦手な人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は、医学部受験に特化したカリキュラムや指導力バツグンの講師陣を強みに、これまでにも数多くの受験生を医学部合格へと導いてきた予備校です。
施設の整備にも力を入れており、時間帯に関係なく使える個人用ブースを用意しているほか、どんな時間帯でも講師に質問できる場を設けて支援にあたっています。
当塾においていただければ、時間帯を気にせず好きなだけ勉強に励める環境が待っていますので、あなたの夢の実現にもグッと近づくことができます。
本気で医学部合格を目指す人には、トータルサポートで受験生を支える京都医塾がうってつけです。
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