医学部の入試では、多くの方々が共通テストにもチャレンジするのではないでしょうか。
しかし、そんな共通テストの問題ですが、一般的な私立大学の医学部の入試とは違い、英語・数学・理科二科目だけでなく国語の力も問われます。
そのため、共通テストに挑戦するにあたっては、漢文の学習もおろそかにするわけにはいきません。
そこで今回の記事では、すべての医学部受験生を対象に、共通テストにおける漢文の勉強法を解説していきましょう。
目次
漢文をマスターするために必要な期間
まずは、漢文をマスターするにあたっての必要な期間について確認していきます。
おおよその学習期間を知ることによって、後述する漢文の勉強法をより効率的に進めて行くことが出来るようになるはずです。
一般的に漢文に必要とされる学習期間の目安は、1か月から2か月程度とされています。
意外と思われるかも知れませんが、正しい勉強法を実践することで、上記のような短い期間での習得が可能となる科目なのです。
したがって、現在のところ漢文に苦手意識を感じている受験生であっても、やる気次第では十分に得点源に変貌させられる可能性の高い科目とも言えます。
ただし、言うまでもありませんが、医学部の受験では短期間で習得可能な漢文であっても、ハイレベルな得点が要求されます。
油断をせず、そして余裕を持って学習に励み、必要な得点をあげられるように努力しましょう。
共通テストの漢文の特徴
受験生のみなさんも知るとおり、共通テストではこれまでのセンター試験と比較して評価方法などや出題傾向が変化しています。
では、漢文はどのように変わったのでしょうか。
共通テストで漢文の大きな変化としてあげられるのは、「漢詩」の問題が2007年以来、久しぶりに出題されるようになったことです。
そのため、今後の漢文の勉強法としては、この漢詩の学習を徹底的にすることが要されるようになると言えます。
また、共通テストの漢文では、複数の文章がまとめて課されることが多くなりました。
共通テストの漢文の特徴は上記のとおりですが、これから説明する勉強法を上手に実践して高得点を狙えるようにしてください。
共通テストにおける漢文の対策
次に、本記事のメインテーマとも言える、共通テストの漢文の対策について見ていきましょう。
こちらの項では、共通テストにおける漢文の勉強法について4つの観点から解説していきます。
語句の意味を問う問題の対策
最初に解説する共通テストにおける漢文の勉強法は、語句の意味を問う問題の対策についてです。
共通テストにおける語句の意味を問う問題では、多くの場合「基本語句」が出題されます。
この基本語句は、ほかの問題の対策と比較すると難易度が高くはありませんので、学習して着実に得点に結びつけていきたいところでしょう。
勉強法としては、「語彙力」を鍛えるところから始めてください。
漢文で覚える語句は、せいぜい100個程度ですから、そこまで高いハードルではないはずです。
語彙力を向上させることによって、知識のみで解答できる問題だけでなく、文脈の判断を行う問題にも対応できるようになりますので、まずは語彙力に注目して学習をスタートさせてみてください。
文の解釈を問う問題の対策
二番目に解説する共通テストにおける漢文の勉強法は、文の解釈を問う問題の対策です。
文の解釈を問う問題では、主に問題文を正確に和訳する力が求められます。
そのため、漢文における句法を覚えることが、高得点への近道になります。
句法を覚えると言うと難しそうに感じる方もいるかも知れませんが、そんなに身構える必要はありません。
共通テストにおける漢文の句法の覚える量はおおよそ50個から60個、多く見積もっても100個くらいと少ないため、1週間くらいでマスターレベルにまで到達可能です。
復習の日数も計算に入れて、1日10個ほどを目安に覚えていきましょう。
読解力を問う問題の対策
三番目に解説する共通テストにおける漢文の勉強法は、読解力を問う問題の対策です。
共通テストでの漢文の読解力を問う問題は、実に色々な種類のものが登場します。
たとえば、比喩の意味を思考したり、該当する語を思考したりといったものが典型例です。
このような問題に対処するためには、なによりも上述した語彙力や句法を高レベルで身につけておく必要があります。
また、演習問題を出来るだけ多くこなして総合的な実力の底上げを図る勉強法も重要になってくるでしょう。
知識を問う問題の対策
最後に解説する共通テストにおける漢文の勉強法は、知識を問う問題の対策です。
共通テストでの漢文の知識を問う問題では、読んで字のごとく漢文の知識そのものが問われます。
このタイプの問題は、出題された課題の知識が乏しいと何を解答したらよいか窮してしまうため、手も足も出なくなってしまいます。
したがって、漢詩に触れるなどして常日頃から広範囲の知識を身につけておくことが大切です。
また、押韻に関する知識も習得しておくこともおすすめします。
漢文の時間配分は?
さて、ここまでは漢文の勉強法について触れてきましたが、本番、もしくは演習においての時間配分についても見ていきたいところです。
こちらの項では、一例として大問4問構成であったケースの時間配分を参考として取り上げます。
まず、大問4問構成であった際には、それぞれを15分くらいで解き切るのがおすすめです。
この時間配分であれば、バランスよく問題を解いていくことができますし、最後に見直す時間も確保しやすいはずです。
【漢文対策】共通テスト用の参考書の選び方
共通テストへ挑むにあたっては、多くの受験生が漢文の勉強法として参考書を使うはずです。
ここでは漢文の勉強のための参考書選びについて解説していきましょう。
苦手意識の強い方はイラストつきがグッド
漢文に苦手意識を持っている方は、まずはイラストが多く親しみやすい参考書から選んでみるのがよいでしょう。
このタイプの参考書は非常に気軽に読めるため、初級者の方には大変心強い味方となるはずです。
イラストだけでなく図解が施してあるものや、マンガ付きのものもありますので、ご自身に見合ったものを書店やネットで購入してみてください。
慣れてきたら語句や句形の習得に有効なものをセレクト
初級レベルの参考書を卒業したら、今度はいよいよ中級レベルのものを手に取りましょう。
中級レベルの参考書では、語句や句形の習得を入念に解説しているものを選びたいところです。
過去問が収録されていたり、頻出の語句・句形が数多く網羅されているものを選ぶのがよいでしょう。
演習問題用の参考書も忘れずに
中級者レベルの参考書をある程度マスターしたのなら、演習問題にも取り組んでいきましょう。
この演習問題をよくこなしていないと学習不足におちいってしまうため、本番での緊張感が増加してパニックになってしまったり、時間配分も分からなくなってしまいます。
さて、そんな演習問題を解いていくうえでの参考書の選び方ですが、現代語訳が付随しているものや、または書き下し分の解説が多いものが適しています。
これらの事項が多い演習用の参考書を用いることで、復習が簡単にはかどるようになるからです。
また、二次試験対策に目を向けるのであれば、効率重視型の問題を掲載してある参考書もありますのでおすすめです。
センター試験のときの過去問は使用できるの?
漢文の勉強を行うにあたって、センター試験の過去問も使用できるか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、センター試験の過去問もおおむね利用することが可能です。
しかし、上でもお伝えしたとおり、共通テストの漢文には漢詩が追加されるなどの変化が見られています。
このことから、出来るのであれば最新の参考書を購入してから勉強に励むのがよいと言えるでしょう。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
共通テストには様々な科目が出題されますが、医学部合格を目指す以上は漢文の学習は欠かせません。
そんな漢文ですが、上記のとおり、きちんとした勉強を行うことで短期間で上達することも可能です。
しかし、医学部受験ではわずか1点の違いが合否を分けてしまいます。
したがって受験生の中には、少しでも漢文の加点を試みたいと思い、予備校の利用を検討中の方もいるのではないでしょうか。
そういった方の大きな後ろ盾となるのが、医学部専門予備校の「京都医塾」です。
京都医塾は独自性の高い優秀なカリキュラムと、充実した学習環境を用いて受験生のサポートを行い、毎年たくさんの受験生を合格へと導いている一流の予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力について迫っていきましょう。
合格を可能にするオリジナルのオーダーメイドカリキュラム
言うまでもありませんが、受験生の能力は個々人によってバラバラです。
英語が得意な方もいれば、数学に特化した能力を発揮できる方もいます。
そのため、同一のカリキュラムを使用していては、実力の伸長が思わしくないケースが出てきてしまいます。
そこで京都医塾では、その人に見合ったカリキュラムを作るべく、入塾の際に受験生の現在の学力とポテンシャルを徹底分析して特注のカリキュラム、すなわち「オーダーメイドカリキュラム」を作成いたします。
このカリキュラムは、受験生の力に合わせて10,000通り以上のレベル編成で生み出されるものですから、長所を伸ばすとともに短所の克服の両方をこなすことが可能です。
また、オーダーメイドカリキュラムは受験生の学習の進捗状況や模試の結果をもとに柔軟に変更を施し、常に最適化を行って最良の状態で授業を実践しています。
すぐに質問できる環境を構築
授業で学んだことを一発で習得できる方は、そうそういるものではありません。
復習の際につまずいてしまい、その後の学習がはかどらないといった経験は誰しもがお持ちではないのでしょうか。
そういったときに分からないところを放置してしまっては、翌日からの授業に悪い影響が出てしまうことは、想像に難くありません。
そのため京都医塾では、いつでも講師に質問できる環境を構築して受験生の方々のサポートにあたっています。
優秀な社員講師が校舎に常駐していますので、理解が不十分であった箇所の疑問を5分間で解決することができます。
お子様の習熟度を振り返るための三者面談も実施
当塾では、節目に合わせて年に5回の三者面談を実施中です。
この三者面談では主にお子様の習熟度を振り返りますが、そのほかにも各教科の得意不得意や偏差値の推移などもご報告しております。
加えて、受験校を決定する際のアドバイスも実施して、今後の方針についてのお手伝いもいたしています。
上記のような取り組みを通じて保護者様の安心を確保しているのは、まさに京都医塾ならではのサポート体制のたまものです。
まとめ
医学部受験の中でも、とくに国公立大学を志す場合、共通テストにおける漢文は避けて通ることが出来ない科目となります。
そんな漢文の勉強法について、本記事では詳細に解説をしてきました。
ただ、気を付けなければならないのは、医学部の入試ではたった1点の差が合否の分かれ目となってしまうことです。
そのため、より良質な勉強法を実践し、少しでも漢文について完璧に仕上げたいと願っている受験生の方も、多いのではないでしょうか。
そんな受験生の方におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、独自性の豊かなカリキュラムと最高の学習環境を武器に、これまでにも数多くの受験生を医学部合格へと導いてきた優秀な予備校です。
私たちのもとへおいでいただければ、漢文はもちろんのことトータルバックアップのもと、すべての科目のサポートを全力でさせていただきます。
本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそがうってつけです。
入塾へのお問い合わせは電話やメールなどで随時承っておりますので、少しでも興味をもたれた方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。