入試までの期間は限られているため、受験生としてはできるだけ時間を無駄にせず勉強に費やしたいと思うはずです。
もし、学校や塾の通学で電車を利用するならば、その移動時間を効率的な勉強時間に変えられるかもしれません。
そこで今回の記事では、電車の中で効率良く勉強する方法について詳しくお届けしていきます。
受験生は通学時間も無駄にしたくない
難関である医学部受験では、合格するために長時間の勉強時間が必要です。
その勉強時間は最低でも5000時間とも言われているため、医学部を目指す受験生は日常生活の中でわずかな時間も勉強時間として活用したいところです。
通学で電車を利用するならば、移動する時間を勉強時間として積み上げていくことができるでしょう。
電車に乗るとついスマホを見てしまう人も多いかもしれませんが、その時間を勉強するようにすれば学力アップにつながる可能性があります。
電車の通学時間は1年で250時間以上
NHK放送文化研究所の2020年国民生活時間調査書の報告によると、高校生の平均通学時間は往復で1時間21分です。
たとえば、通学で片道40分電車に乗るならば、往復で80分、年間を通すと約250時間以上もの時間が確保できます。
年間を通すとけっして無視できない時間ですが、通学時間というのは意識しなければただ過ぎ去ってしまう時間です。
電車に乗っている時間に勉強するかどうかは長い目で見ると大きな差にもなりうるので、有効に活用していくのがおすすめです。
電車での勉強をおすすめする理由
上述のように、電車で通学している受験生の場合、年間を通すと多くの時間を費やしている可能性があります。
受験生であればこの時間を勉強にあてるなら、どんなメリットがあるでしょうか。
ここでは、電車内での勉強をおすすめする理由を3つにまとめて解説していきます。
勉強時間が増える
電車での通学時間を活用することができれば、トータルの勉強時間を増やすことができます。
通学時間は人それぞれですが、電車に乗っている時間が往復で1時間あれば、1日1時間の勉強時間を確保することができます。
帰宅後や自習室で勉強することを考えると、さらに1時間まとまった勉強時間を増やすのは意外と難しいものです。
しかし、毎日の電車通学の時間を有効活用できれば、無理なく勉強時間を増やすことができ、学力向上も期待できるでしょう。
暗記科目の勉強に最適
電車内は基本的に静かな環境が保たれていることが多く、暗記科目の勉強に使うとよいでしょう。
とくに、英単語や数学の解法、地理や歴史などの暗記科目は繰り返して覚える必要があるため、電車内での勉強に適しています。
たとえば、単語帳や一問一答などは、繰り返し見直すことができて効率的です。
電車の中は周囲の視線がある場所でもあるため、適度に気が引き締まるので自然と集中力も持続できます。
勉強を習慣化できる
電車で学校に通学するなら乗車時間は必ず発生するため、続けていけば勉強を習慣化できます。
通学中の勉強習慣が定着すれば、「この暗記は電車の中でやろう」と言ったようにより一層効率的に活用できるようになっていきます。
まずは「電車の中で5分間勉強」から始めて、徐々に時間を伸ばして定着させていきましょう。
電車の中での勉強を継続することで、移動時間を無駄にすることなく有意義な勉強時間へと変えることができるでしょう。
電車で効率良く勉強する方法
電車の中は、「座れる」か「立った状態」といったように場面によって勉強方法が違います。
ここでは、電車の中で効率的に勉強できる方法を場面に合わせて解説していきます。
座れた時は参考書を開いた勉強も可
電車の中で座れた場合は、両手が使えるため大判のテキストやノートなどを広げることもできます。
揺れがあるためノートに書くことはなかなか難しいですが、問題を解いてチェックすることはできるでしょう。
また、片手で持つのが困難な厚めの参考書や赤シートで隠しながらの暗記は立ちながらの学習は難しいですが、座れれば可能です。
電車の中で座れた時は、勉強できることも多いので時間を最大限に活用しましょう。
立っている時は片手でできる勉強
座れない場合は、どちらかの手はつり革につかまっているので片手でできる勉強をしましょう。
参考書や問題集の復習をしたい時は、電車に乗る前にカメラで写真をとっておくと良いでしょう。
また、スマホに勉強系アプリをインストールしたり、映像授業を見たりもできるでしょう。
手元にスマホやメモを持てば、つり革につかまりながらでも単語や公式の暗記はできるので勉強時間として活用するのがおすすめです。
乗り換えで科目を変える
電車の乗り換えのタイミングでは、科目を切り替えるのがよいでしょう。
よくあるのは、せっかく電車内で集中して勉強できていても、乗り換えで人混みを抜け、次の乗り場まで歩いている間に集中力が途切れてしまうことです。
そのため、乗り換えのついでに勉強する科目を変えてしまうと、飽きずに勉強が続けられるかもしれません。
はじめの電車の中では英単語、乗り換えた後からは数学の公式暗記といったようにすると、気持ちも切り替えられて勉強しやすくなります。
混雑した電車ではリスニング
通学時間帯は混雑していて、手が使えないという状況もよくあります。
そういった状況では、リスニングがおすすめです。
参考書が広げられずスマホを見ることができなくても、イヤホンさえあれば可能です。
英語のリスニング問題はもちろん、他の科目でも暗記したい内容をボイスレコーダーに録音しておくのもよいでしょう。
電車で勉強するコツ
電車で勉強する方法を場面に合わせて見てきました。
ここでは、電車の中だからこその勉強のコツについて解説していきましょう。
あらかじめ準備しておく
電車の中で勉強するコツは、あらかじめ準備をしておくことです。
電車はいつでも集中できる環境が整っているわけではなく、教科書や参考書を開くことが難しいこともあるかもしれません。
そのため、電車で覚えたい内容はA4用紙1枚にまとめたり、手のひらサイズのノートや単語帳を用意したりするのもよいでしょう。
混んだ車内でバッグの奥底から勉強グッズを取り出すのは大変なので、バッグの中で取り出しやすい位置にしまっておくことも大切です。
勉強することを決めておく
電車の中で勉強することを、事前に決めておくことも重要です。
電車に乗ってから「何を勉強しようかな」と考えているようでは、電車通学の時間を十分に生かせません。
通学時間によっては、勉強内容を考えているうちに到着してしまっているということもあるでしょう。
電車に乗る前に「何を」「どれくらい」勉強するかを決めておくことで、限られた時間を効率的に使うことができます。
満員電車では無理しない
あまりにも混雑している満員電車のような状況は、勉強には不向きです。
満員電車では身動きが取れない上に揺れが加わるため、車内では自分の身を守るのに精一杯ということもあるからです。
リスニングをすることもできますが、まわりに迷惑がかかるような状況や、揺れが強くて危険だと感じるならば勉強をやめるようにしましょう。
電車内は他人も居合わせる公共の場所でもあるので、状況によっては無理に勉強しないことも大切です。
本気で医学部合格を目指すなら京都医塾
刻一刻とせまる入試に向けて、いかに勉強する時間を捻出するかは受験生の課題ともいえます。
とくに、難関を極める医学部受験では、多くの勉強時間が必要なため、わずかな時間も無駄にできません。
もし、電車通学をしているのであれば、その移動時間を活用して効率的に勉強することが重要です。
座れるときや立っているときなど、状況に合わせて勉強すると効果的です。
満員電車や揺れが強いときは、無理して勉強を続けないことも大切ですが、車内の状況によっては効率的に勉強して学力を伸ばすことも期待できるでしょう。
このように、電車の中での勉強方法について見てきましたが、医学部合格という高いハードルを乗り越えるのはけっして簡単なことではありません。
そのため、受験生の中にはどれくらい勉強すれば医学部に合格できるか不安という方もいるかもしれません。
そういった方におすすめなのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、優秀な講師陣とオリジナルカリキュラムを強みに、これまでたくさんの受験生を医学部に押し上げている有名な予備校です。
ここから先は、そんな京都医塾の魅力についてご紹介していきましょう。
あなたに最適なカリキュラムで医学部合格までサポート
医学部受験には長時間の勉強時間が必須ですが、だらだら長い時間かけたからといって合格できるわけではありません。
京都医塾では、受験生1人ひとりの学力に合わせたカリキュラムを立案しています。
入塾時に生徒の現状の学力を把握し、その上で医学部合格に必要な学力レベルまで到達するためのプランを作成します。
現状からゴールまでの道筋をしっかり立ててから、スケジュールに落とし込んでいきますので、勉強すべきことが明確で確実な学力向上が望めます。
時間のやりくりまで丁寧に指導
つい家だとダラダラしたり、逆に睡眠時間を削って勉強したり、時間をどう使えばよいか迷う受験生も少なくありません。
京都医塾では、勉強スケジュールの立案にとどまらず、1日の中で勉強時間をどのように確保するかといった時間管理のノウハウも丁寧に指導しています。
たとえば、通学時間では何をどれくらい勉強できるかといったように効果的な時間の使い方について、1人ひとりの状況に合わせたアドバイスを行います。
そのため、生徒の皆さんは時間を上手に使い、メリハリをつけて入試まで勉強に取り組むことができるのです。
集中して勉強に取り組める専用ブース
医学部合格を目指すためには、落ち着いて勉強する環境が不可欠です。
たとえ電車通学中に勉強時間がとれたとしても、いつも集中できる状況とは限りません。
京都医塾では、広々とした半個室の専用ブースを生徒1人ひとりに提供しています。
大事なプリントは壁に貼って暗記に役立てられたり、自分が勉強しやすい環境に整えられたり、静かな環境で勉強に全集中できるのです。
まとめ
ここまで、電車通学中の時間で勉強する方法について詳しく見てきました。
電車内では、状況に応じて勉強する内容を使い分けることで、効率良く勉強をすすめることができます。
勉強は難しいと思われがちな混雑した車内であっても、リスニングや聞き流しなどの暗記学習も可能です。
しかし、受験生の中には通学中には勉強が難しい方や、どうやって勉強時間を捻出していけばよいか迷う方もいるかもしれません。
そういった方の強い味方となるのが、医学部専門予備校の京都医塾です。
京都医塾は、優れたカリキュラムや医学部に特化した講師陣による指導で、これまで数多くの受験生を医学部合格に導いてきた予備校です。
本気で医学部合格を目指す方には、京都医塾こそうってつけです。
京都医塾についてもっと知りたいと思った方は、資料請求や入塾のご相談を承っておりますので、ぜひお問合せください。