医学部への再挑戦
私は1度医学部への受験を諦めた経験があります。高校卒業後、一浪して医学部の入試を受けたのですが、結果は全滅で、どの医学部にも合格しませんでした。その時、自分の実力の無さを痛感し、心が折れ、医学部への進学を断念し、最終的に地元の私立学部へ進学しました。薬学部での勉強はもちろん得るものもありましたが、その傍ら、私の中で諦めていた医師になるという夢はずっと燻り続けていました。薬学部卒業と同時に、私は一念発起し、医学部への再受験を決意、そして、京都医塾へと入学しました。 6年間の薬学部での生活で受験から離れていたこともあり、始めは二次方程式の解の公式すら覚束ない状態でしたが、医塾の先生方は、受験科目の知識を1から丁寧に教えてくださいました。また再受験ということもあり、周囲の医塾生のほとんどが私より年下でしたが、皆年齢に関係なく気さくに接してくれました。このような恵まれた学習環境で勉強を続けた結果、ついに愛知医科大学への合格を勝ち取ることが出来ました。 再受験は厳しいところもありますが、決して不可能ではありません。もう一度医学部へ挑戦したいと考えている方に、この体験記が少しでも役に立てば幸いです。