京都医塾を語るうえで欠かせないのが、個性豊かな講師たち。
塾生1人に対して講師13人がチームとなって、塾生のみなさんを全力でサポートしています。
しかし実際に、どんな先生がいるのかはとても気になっていると思います。
そこで、京都医塾の講師を紹介する連載企画がスタート! 自身の半生や講師になったきっかけ、普段の授業の姿や担当科目に対する思いを熱く語っていただきます。
第12回目は、数学科の玉島亮先生が登場。
数学の知識を大事にし、生徒に減点されない答案の書き方や、数学が苦手な生徒に理解できるまで、わかりやすく教えを試みる博識な講師である。医学部を目指す4人の塾生が、授業を通じて玉島先生を深掘りしていきます。
奈良県出身。小学生時代にコンピューターに夢中になり、中学を卒業後、コンピューター専門の道に進もうとしていたが、ある転機により、九州大学まで進み、福岡の学習塾で8年間、塾講師を務め京都医塾に入社する。温厚で生徒想いの講師である。
ーーキーンコーン、カーンコーン
ーーガラガラ
おはようございます!
生徒:おはようございます!
京都医塾数学科の玉島です。今日からみなさんに数学を教えていきます。
数学の勉強なんてしたくない!さらにおれは将来にサッカー選手になるから、数学なんで要らないのに!!勉強するならサッカーで海外行く時に必要な英語のみで良いのにな!なんなら、もっとサッカーの練習したいのに…
サッカーね。先生はサッカーを本格的にしたことはないから分からないけど実は、数学のベクトルを意識するとサッカーがもっと上手くなるかもよ。
先生なにそれ!すごく気になります!
さっきまで、数学なんて要らないと言っていたのにサッカーが関わるとすごい興味だね!
サッカー好きだし、上手くなりたいですもん!
授業もあるから簡単に言うとね。ベクトルはスルーパスに役立つんだよ。授業がおわったらもう少し詳しく話すね。
おれもサッカーしてるから、気になります。先生!授業後に説明してくださいね。
わかったよ!この話で数学に興味持ってくれたかな?
少しだけ持てました。
今日の授業内容は数学と私のことを身近に感じてもらえるようにテーマは「玉島亮と数学」です。テキスト1ページ目を開いてください。
中学時代はプログラマーが夢
中学からプログラマーになりたかったんですか。
小学生の時に見た雑誌にコンピューターの事が書いてあり、プログラマーを目指すようになりました。中学生の時は高校は行かずに専門学校に進みたいと考えておりました。
先生、高校に行かないことを考えてるなんて…その後どうしたんですか。
結局、高校に行きました!
高校にいくつもりない考えが変わったのはなぜですか。
コンピューターの本を読んでいると「sinθ」「cosθ」が載っていて、「この謎の単語は何だろう」ってなったんだよね!調べていくと、高校の数学で学ぶことがわかって、コンピューターを学ぶには高校行かないとってなりました。
先生はその当時、コンピューター大好きだったんですね。
そうなんですよ!!!
高校卒業後、専門学校ではなく、大学に行ったのはなんでなんですか?
林さん、いいところに気がついたね!さっきまで専門学校行ってたもんね。
なんで?なんで?
落ち着いて(笑)実は高校生の時に教育実習生がきて、その実習生がコンピューターの研究をしていて、大学においでと言われ今でいう、オープンキャンパスに行くことになるんだよね!
オープンキャンパ楽しいですよね。私も高校入学してから大学のオープンキャンパス行きました。
楽しいよね!当時のオープンキャンパスは今でも覚えています。それが次のページ
UNIX???なにそれ…
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UNIXとは…..
コンピュータ用のマルチタスク・マルチユーザーのオペレーティングシステムの一種である。公式な商標は「UNIX」だが、商標以外の意味として「Unix」、またはスモールキャピタルを使用して「Unix」などとも書かれる。Unixは1969年、AT&Tのベル研究所にて、ケン・トンプソン、デニス・リッチーらが開発を開始した。現代的なOSの始祖であり、あらゆる後発OSがUNIXで発明・実証された設計を参考にしている[要出典]。開発開始から半世紀以上に渡る技術の進歩やプロジェクトの変遷により、オリジナルのUNIXのソースコードは既に使われなくなったが、現在でも派生OSの開発は続けられており、特にシステムのバックエンドで動くスーパーコンピュータやサーバ向けの市場では圧倒的な存在感を示している。ウィキペディア(Wikipediaより)
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大学の情報系しかわからないかもね?わからないかもしれないけど、現在、UNIXはAppleのMacOSなどに使われてるよ!
iPhoneを作っている会社ですよね!
正解!当時のオープンキャンパスで大阪大学と関西大学に行き、UNIXなどの最先端技術に触れて、大学ってところに興味をもって進学することを決意しました。次のページへ
コンピュータを学ぶために九州大学へ
コンピュータを学ぶために、九州大学理学部の数学科に進学しました。
なぜ、九州大学だったんですか?先生って出身は関西ですよね?
関西です。これには当時の私の勉強スタイルにありました。私は数学しか勉強視点かったのです。そのため、九州大学の数学のみで受験できる推薦制度を使いました。
先生、そしたら数学しか勉強してないのかずるい!
生徒:ずるい!ずるい!
実はその試験には落ちたんです…
落ちてたんですか!
その試験に落ちてから、他の科目を猛勉強して一般受験で合格しました。
晴れて、本格的なコンピュータを勉強するはずでした。しかし、次のページ!!
教えることに使命感が出て、アルバイトの塾講師から社員へ
大学に合格し、その後、大学院に進学してから、研究室の先輩に塾講師のアルバイトをしないかと誘われました。そこから、私の塾講師のキャリアが始まります。
その時は、福岡で塾講師をしてたのですか?
そうですね。その当時は今と違い、数学だけではなく、理科や他科目を教えていました。
え、先生は理科も教えれるんですね!!
大学入学するときに勉強してるから教えられるよ!
アルバイトから塾講師の決めてはなんだったんですか?
ある事情で大学院を私は辞めてるんです。その当時、「アルバイトで担当していた高校2年生の子たちはしっかりした形で卒業させなければ」と思ったのです。
その使命感から福岡の塾で8年間、塾講師を勤めました。そして、関西に帰りたいなと思い、京都医塾に移りました。
「玉島先生の魅力」塾生と講師の声
生徒A
苦手だった数学を伸ばしてくれて、授業では、話を広げて様々な雑学を教えてくれます。
生徒には、合格して欲しいのと、他の知識をつけてほしいなと思ってますからね。
生徒B
数学以外にも、物理、化学も教えられる。そして、生徒に合わせた速度で丁寧に指導してくれる。
生徒が理解していないと意味がないですからね!!物理、化学は福岡時代の塾で教えれるようになりました。
講師A
とても温厚だなと思っています。大富豪の必勝法を教えてもらってから勝てるようになりました。
大富豪は勝ち方がありますからね!気になる方は是非、聞いてくださいね!!
講師B
数学を自身以外の人が解けるようになるために、心血を注いでいるところです!しかし、英語は受験生時代の話になりますが「park」の意味が分からなかったほどとか!!
受験勉強を始めたときは、分からなかったです(笑)でも、勉強していくうちに理解していきました!!
苦手の克服はしなくても良い!
数学が苦手な受験生に伝えます!私は数学の苦手は克服しなくても良いと考えています。
得意科目にならなくて良いんですか?
苦手なものがあるのは仕方ないよ!学生時代、先生は数学はできたけど、英語は出来なかったからね。次のページ開いてごらん。
距離感の取り方…?
嫌いだからといって突き放す必要はないよ!例えば、林さんが英語が得意だったとして、英語が苦手な人の相談を受けたらどう思う?
相談にのってあげます!
でしょ。苦手がきっかけで会話が広がることもあるんだよ。
たしかに、そうですね
先生となら、距離感のつかみ方を一緒に学べそう!
ありがとう。今日は、私と数学についてお話しました。数学が苦手な生徒は沢山いると思います。でも、少しでも数学にチャレンジをして、少しでも出来るようになったことがあれば、先生に褒めてもらってください。ちなみに、私は、数学が少しでも出来るようになったり、数学にチャレンジしている生徒はたくさん褒めます。
これからも授業、よろしくお願いいたします!